術後1年経過… 2008年3月2日(日)

“2008年はじめの診察”
乳がん告知の日(2007/1/25)から1年が過ぎた1月29日、今年初めての乳腺外科受診となりました。私の通院している病院は、大学病院やがん専門病院のような混雑は無いものの、やはり10時を過ぎると診察待ちの時間が長くなってしまいます。そこで私は、病院まで30分と近いこともあり、毎回予約時間を9時台に入れていただいています。この日も、9時30分の予約で15分程の待ち時間で診察となりました。
3ヶ月毎の診察は(お薬が90日分の処方なので)、まずは術側の胸(傷の周囲から残っている左胸全体)の触診からはじまります。そして、センチネルリンパ節切除をした腋窩の触診。一度だけ(術後半年目だったかな?)健側の胸の触診もしてくださったけれど、通常は術側のみの触診でお仕舞いです。自分でも時々触診はしていますが、術後暫くは傷の周りは凸凹していて、しこりのようでもあり自分ではよく分からない状態でした。傷が落ち着いた今でも、診察時、先生がじっ〜と何かを確認するかのように丁寧に触診している静かな時間は、ほんの数分ではありますが緊張する瞬間です。やがて「はい、いいですよ〜」の言葉が聴かれたとき、ようやく「よかった!」とホッとした気持ちになります。そんな時の先生の一言は魔法のようにありがたい気がしてしまうものです。
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“1年前の追記”
そういえば、昨年の3月1日(術後9日め)の外来診察時のことです。この日は、センチネルリンパ節切除の傷口をとめていたホチキスの針3個を取ってもらったのですが、がん切除部位の術創の腫れはなかなか治まらず(この1週間後傷口が開いてしまうことになるのですが)、その他にも少々気になることがありました。それは退院翌日の外来診察の後に起きたことですが、手術した左乳房だけでなく左胸全体が黄色く変色し、手術していない右側も含む左右の乳房の下から脇にかけて丁度筋肉痛のような痛みがあったこと。
そのことについて質問すると、「これは内出血です。よく打撲の時などに、はじめ紫色に腫れた後、黄色くなりますよね。あれと同じです」と。そして痛みについては、ちょっとニコッとしながら(私には微笑んだように見えた)「関連痛です」と。そして、「痛み止め出しましょうか?」とも。ガマンできない痛みではなかったので「お薬はいいです」と、私。
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“CT&骨シンチグラフィ”
さて、今年1月29日は腫瘍マーカーの検査のための採血をして帰宅。そして、その時予約していただいたCTと骨シンチグラフィの検査は2月19日でした。まずは11時に骨シンチのためのテクネチウム(99mTc)を注射し、その後11時20分頃からCT撮影(朝食抜き)。CTは造影剤なしで、胸からお腹(肺と肝臓か?)を撮影。その後、注射から約3時間後の2時半頃から骨シンチの撮影になりました。骨シンチはベッドにじ〜っと横になっているだけなので楽と言えば楽です。まずは顔の上数センチのところに大きなカメラが設置され、約15分掛けて頭から足先のほうを撮影。その後、今度はベッドの下側(体の背部)から約15分かけて撮影して終わりです。朝食抜きのあとの昼食後、暖かい部屋で心地よいBGMを聞きながらベッドに横たわっていると睡魔に襲われてしまいます。
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“1年検診の結果”
CT&骨シンチ検査から1週間後の2月26日、検査結果を聴きに外来受診。
先生「CT、骨シンチ、そして腫瘍マーカー、どれも異常なしですね。これで1年検診はクリアです」と。「低リスクだし〜1年目だし〜大丈夫!」とは思っていても、少しは不安な患者心理。これでひとまず安心して毎日を送ることが出来ます。「ありがとうございました」と、お礼を言い「GODIVA」のチョコレート(ホワイトデーコレクション10粒入り)を渡して診察お仕舞い。昨年は手術の少し前がバレンタインデーでしたが、さすがに手術前にはそこまで考える心の余裕はなかった…。退院翌日の外来診察時にお世話になった病棟の看護師さんと先生に何か…と思い、あまり目立たないものをと思って買っていったのが「GODIVA」のチョコレートでした(因みに昨年は先生には6粒入りの小さな箱)。とりあえず来年も無事何事も無く先生にチョコレートを渡すことが出来るようにと願っている今の私です。

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