2005.06.24 長野県某川 『毛虫のスーパーハッチ!?』

今回も懲りずにまたまた大好きな渓に釣行してきた。噂では32cmの尺イワナがドライで釣れたとかで、そろそろデカイのも動き始めた様子だ。嫌でも期待をせずにはいられない。
現地には7:30に到着。入渓しようとしていたポイントが運良く空いていたので、早々に仕度をし渓に入る。水温は10℃とまずまずだ。予想通り釣り始めてすぐに反応が有り数匹釣れる。
1時間も釣りあがらないところで、怪しいポイントが有り覗き込むと良型が尻を向けて泳いでいる。『これは頂き』と思ったがフライを入れる隙間が無い。そこで最近お得意のチョウチン釣り(^^;
魚に気付かれないようにロッドを魚の頭上に忍ばせ、そっとフライを水面に置くと素直に食いついた。ティペット(5X)の強度を信用して一気に広い場所に引き抜く。ネットに収まったのは黒ずんだ魚体の26cm。

中央付近の苔の付いた石の裏側に潜んでいた

幸先の良い26cm


幸先の良い結果に気分も上々で釣り上がる。が、またいつもの悪い癖が出始める。良型はバラシの連続でキャッチするのは平均サイズ以下・・・。中間ポイントまでに数は出るもののサイズは大きくて24cm止まり。
魚影も濃いものの先程から3〜4cm程の黒い物体が目立ち始めた。その正体は『毛虫』の大量発生。気付けばその量の凄い事!立ち止まってロッドを振っているとウェダーに3、4匹は這いずり上がってくる始末。水の中にいても流れて来た奴が張り付いてくるし、巻き返しを狙えば魚では無く毛虫が釣れて来る始末。まさに毛虫のスーパーハッチ(^^;

この状態が終始続いた

巻き返しには泡ならず毛虫が・・・

流石にこの毛虫の数には私も勝てずポイントのパス続き・・・。これだけ毛虫が流れていても捕食はされていない様で、むしろ毛虫の多いポイントは魚が入っていない様子だった。
ポイントの最終地点に近づくにつれ毛虫の量も少なくなり(それでも尋常な数では無い)ようやくロッドを振り出す。狙えばポイントごとに魚が飛び出してくる。尚更ロッドを振らずに来たポイントが悔やまれる。そうこうしている内に最終ポイントであるプールに到着。いつもまとめて釣れるポイントだ。丁寧にポイントを区切って狙いこのプールで7匹の釣果。このプールで取れれば今回最大で有ったで有ろう魚がヘッド&テールで出たがフッキングには至らなかった。ちきしょーっ!!


最終のポイントで釣れた魚(撮影中に数匹逃亡)

最終ポイントのプール

時計を見ると16:00少し前。そろそろ別のポイントも活性が上がり大物も動き出す頃だ。車に戻り場所を下流に移動するが今日は釣り人が多く空いているポイントが少ない。なんとか空いている入渓ポイントを見つけ渓に下りるが真新しい釣り人の濡れた足跡が。しかし時間帯が良いせいか魚の反応は良い。時折ライズも有りサイズは今回の平均サイズながら(20cm前後)2時間で15匹程追加。今回は暗くなるまでやりたかったが、或る理由から18:30で納竿とした。
釣果的には30匹は優に越えたが、サイズで不満の残る釣行だった。今回の釣行で思った事はだいぶ平均サイズが下がっている事と、魚が偏食を始めている事だ。今後の釣りは今までの釣り方では釣果が伸びない事が予想される。また雨不足の為に水量もだいぶ少なくなってきた。ここらでひと雨欲しいところだ。
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