2006.03.15 神流川 『緊張の釣り』

今回の釣行は、今シーズンまだイワナの顔を拝んでいないので、千曲川(川上地区)を予定していたが、今年の(も?)千曲川はあまり良い噂を聞かないので、懲りずにまたまた神流川に行ってきた。
子供を小学校に送り届け、現地には前回同様の9:00頃到着。すでに数名のフライマンが竿を振り、いやらしいライズを狙っている。私も支度を済ませ隣に入れて貰いライズを狙う。ライズをしている魚は10尾程いるが、どいつも簡単に釣れてしまいそうな感じでリラックスして捕食している。しかし、そんな簡単に行かないのがここのヤマメちゃん・・・。結局最初の1尾をドライで釣るのに1時間以上も時間を費やしてしまった・・・。
明らかに日を増すごとに、学習しお利口さんになっている。最初の1尾目のストマックは『こんな小さいフック何処にも売ってないよ〜』と言う程の極小ミッジピューパーとシャックばかり。ここからも魚のスレ具合が伺える。
かと思うとドラグの掛かった大きいフライにスプラッシュライズ!本当に釣り人を悩ませ翻弄させてくれる強者ばかり。


本日ドライで1尾目(鰭もまずまず)

その後もドライで粘ったが、まったく釣れる気がしなくなってきた。そろそろドライに切りを付けて沈ませようか悩んでいると、『どうですか?反応あります?』と話し掛けられた。『ドライで1尾釣れただけです・・・』と私。しばし会話をし、その人は仲間の所に戻って行った。どうやら仲間4人で来ているようだ。『何処かでみた事の有るおじさんだなぁ?』と思いつつ再びドライで狙っていると、先程の人がテンカラの支度をし右隣に入って来た。何やら背中には大きな看板をしょっている。よく見ればテレビや雑誌でお馴染みの『堀江渓愚』さんではないか!そして更に驚き!私の左隣には憧れの『佐藤成史』さんが竿を振っている〜!!しかし小心者の私は、心臓が興奮と緊張のあまりバクバクしているにも関わらず、話しかける事さえ出来ない・・・。竿を振っている姿をカメラに収めたかったが、釣りの邪魔をしてはいけないと思い出来ない・・・。きっとそんな私を見て無愛想な奴と思った事であろう・・・(涙) 結局、会話も出来ず写真も撮れずでした。あ〜なんて勿体ない事をしたんだ!!でもエキスパートの釣りをしっかりこの目に焼き付けてきましたよ(^^)

釣りの方はと言うと、そんな事も有り中々集中出来なかったが、途中ルースニングに変えて数はそこそこ釣る事が出来た。15:30を回ったあたりから、俄かにドライにも反応を示すようになり、なんとかドライでも2尾追加する事が出来た。やはりここではドライに拘りすぎると釣果は伸びない。臨機応変に釣り方を変え対応するのが好釣果に繋がる。でも、あのライズを見ちゃうとドライにはまっちゃうんだよね〜。本当にいやらしいライズをするヤマメちゃん達です(苦笑)

俄かにドライに反応した時の1尾(29cm)

1番奥でいやらしいライズをしていた

今日はドライで納得の行く釣りは出来なかったが、エキスパートの釣りを間近で拝見する事が出来、大変勉強になり充実した1日を過ごす事が出来た。途中、佐藤成史さんの仲間の方が35cmは有ろうかというイワナを釣った時、佐藤成史さんの撮影術をみて『なるほど〜』と思った。雑誌などで掲載している写真は本人の撮影によるものだが、いつも綺麗に良いアングルで写っていると思い、日ごろからどのように撮影しているのか興味が有った部分だからだ。
普段の佐藤成史さんは、まったくビデオの中と同じく楽しく面白そうな方だった。1番印象的だったのは、狙った魚を空振りして、『あ〜、ちきしょう〜』と言いながら、天を仰ぐ姿だ。私はその姿を見ながら『ビデをで見た見た。本当にやるんだ』とニヤニヤしていた(^^)

TOP
Back Next