2006.03.20 神流川 『飛ばされる〜』

今日は釣友であり同僚の『う〜さん』と神流川に釣行してきた。最近はもっぱら、難しいのだけど魚影の濃い神流川にはまっている。何しろ移動しないでも、そこそこの釣りが楽しめるのが、物臭の私にはピッタリだ(^^;
そんな訳で『う〜さん』にも、神流川の魅力を存分に味わって貰い、はまって頂こうとの目論みでの釣行であった。

現地に着くと祝日前の月曜日とあって、すでに多くの釣り人が竿を出している。しかも今日は気温が低い上に朝から強風が吹き付けている。なにやら今日は嫌な予感が頭をよぎる。

運良くお気に入りの少し上流に入る事が出来、ライズも確認出来る。しかし、あそこのライズは取れた試しが無い。風も一向に止む気配も無い。天気予報では午後から風も弱まるとの事だったので、とりあえず魚の顔を見ようと沈ませての釣りを試す。
しかし低水温と、週末のプレッシャーのせいなのか、当たりは有るもののバラシばかりで中々ヒットに繋がらない。そんな中、少し上流で釣っていた『う〜さん』が戻ってきた。話を聞くと小さいながらも1匹釣ったとの事。『ドライでの釣りがシビアで面白いよ。沈ませれば、まずは釣れない事はないよ。』と言って釣れて来たので、肩の荷が下りたのと同時に、先を越されたプレッシャーが私を襲ってきた(汗)。そんな気持ちが空回りしてか、結局バラシの連続で午前中は1匹も釣る事が出来なかった・・・。

同僚のう〜さん

午前中にハッチしていた(クロカワゲラ?)

午後になり風は益々勢いを増すばかり。時折、体ごと持って行かれそうな突風と寒さに負け、車に一時避難をする。そんな風も15:00頃になると、まだ突風は有るもののだいぶ治まってきた。そしてようやく私にもヤマメちゃんが顔をみせてくれた。

とりあえず『ボウズ』は免れたので、ドライでの釣りにチャレンジ。しかしここでも風が邪魔をして思うようにキャストが出来ない。キャストした自分のフライを見失い、探してみると着水せず風に煽られて空中を漂っている始末。上手くキャスト&ドリフトが決まっても、流れの手前の魚達は多くのフライマンが狙った後だけに、スレきっていて私のフライなど見向きもしない。

比較的スレ具合の低い、流れの奥でライズしている魚に的を絞る。スレ具合が低いと言っても、チャンスはそう何度も有る訳ではない。風が止む瞬間を見計らって慎重にキャストするが、3度目のキャストでも彼女は振り向いてくれない。すでに見切られてしまったか?と思いながら4度目のキャスト。『よし!そこだ!出ろ!!』と心に念じながらフライを見守る。その瞬間フライは静かに水面から姿を消した。強烈な引きで彼女はフライを外そうと抵抗したが、最後は私のネットの中で横たわっていた。

パーマークが綺麗な29cm
 

美形なヤマメちゃん♪

ヒットポイント

結局この日は、この後にドライで1匹バラシて終了となった。でも自分としては、この厳しい条件の中ドライで1匹釣る事が出来、満足する事が出来た1日だった。『うーさん』は納得出来ていないようで有ったが、今度また条件の良い日にチャレンジして頂きたい。
しかし来るたびに難しくなり、私を熱くさせてくれるヤマメちゃん達です。そして来るたびに課題を山積みにしてくれる・・・(^^; この課題はきっと解消される事は無いのだと思うが、それが逆に熱くさせてくれる元だと思っているので感謝しなくてはいけない。

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