2006.04.26 千曲川 『Kain Net Vol.84 入魂』

ここの所、神流川でヤマメばかりと遊んでいたせいか、イワナの顔が見たくて仕方なかった。丁度そんな時、仲間から千曲川の好情報が立て続けに寄せられた。どうやら千曲も上向きになってなってきたようだ。
また、今シーズン用に新調した『Kain Net』に入魂するのに丁度良いかもしれない。実はこのKain Net、『天然イワナの良型ヒレピン』で入魂しようとしていたのだが、もう使いたくて使いたくてウズウズしていたところだった。千曲川は天然イワナでは無いが、『この際ヒレピンならいいやっ』てな具合で千曲川に出撃。


まだまだ八ヶ岳には残雪が
 
現地には9:30頃に到着。川の様子を見るとライズはまだ無さそうだ。ゆっくり支度をし入渓する。思ったより水が冷たい。水温を計ると8℃。この時期にしては水温が低いのが気になる。そう言えばラジオで朝は霜が降りたって言っていたっけ。
しばらく川を眺めていたが、ライズが始まる気配もないので、車で川沿いを観察しながら上流まで行ってみる。今日は平日ながら結構FFマンが多いが、みんな川を眺めているだけで竿を振っている人は余りいない。ツバメが水面ギリギリを飛行していることから、何かしらのハッチはあるはずなのだが・・・。
そんなこんなで、あっちをウロウロこっちをウロウロしているうちにお昼になってしまった。
そしてようやくライズを発見。待ってましたとばかりにライズポイントへGO!
ポイントに下りると型は余り良く無さそうだが、10尾以上の魚がライズをしている。ハッチはフタバとガガンボが出ているようだ。早速夕べ巻いたイエローのCDCダン#18をセットしライズめがけてキャスト。しかしそう簡単には出ないのが千曲のイワナちゃん。ナチュラルで流してもじぇんじぇん反応なし。もう1度良く水面を確認すると納得。下流からの風で上流に飛ばされている虫ばかりを捕食している。それならとライズ地点寸前でドラグを掛けてやると案の定反応は有る。でもドラグを掛けたフライに出るから中々フッキングしない。うまくフッキングしてもバラシの連続・・・。そしてようやく本日のファーストフィッシュをキャッチ。しかしサイズがチビなので入魂はお預け。その後にたようなサイズを数匹キャッチに成功。

このくらいのサイズがアベレージ
 

ストマックはやはりこんな感じ
 
ライズの中には、まぁまぁの型も混ざっているようだが、お利口さんらしく中々フライには反応しない。ライズ地点より奥にキャストし着水と同時にラインを引きフライを浮かせ、再び着水させると激しい水飛沫が上がり、ようやく納得サイズがヒットした。しかし入魂するには微妙なサイズだ。ましてやヒレピンじゃなかったら洒落にならない。願うような気持ちでランディングをし、ネットに治まった魚体を確認。見事にヒレは尖っている。天然物では無いがヒレピンの綺麗なイワナちゃんだ。寸法を測ると思ったよりサイズは良く25cm有る。こうしてこのイワナちゃんがKain Net Vol84の第1号となった。

見事に第1号となったイワナちゃん♪
 

輪郭がはっきりして一層綺麗♪
 
その後アベレージサイズを数匹追加するものの、納得サイズがまだ釣れていない。先程から頻繁に派手なライズを繰り返しているのが良型なのだが、フライにはまったく反応してくれない。フライを替え、起ち位置を変え、粘りに粘ってフッキングに成功。ところがこいつヒレが丸いじゃないの〜!それでもサイズは27cmだからまぁ良しとしよう。


粘りに粘って捕った1尾
 
時計を見るともう17:00を回っている。このポイントもライズが少なくなったので下流へ移動する事にした。入渓すると1つのポイントで5匹程の魚がライズをしている。しかも中には尺クラスが混じってしる。ライズを観察すると、先程のポイントの魚とはまったく違いナチュラルで流れてくる虫を吸い込む様に捕食している。
フライは先程まで使用していたパターンで合っている。慎重にライズ目掛けてフライ先行でナチュラルに流すと、何の疑いも無く綺麗に吸い込んだ。しかしバッチリ決まった筈が痛恨のバラシ・・・。でかかったぁ・・・。気を取り直し再びキャスト。今度も1投目でフッキング。こいつもでかい。尺クラスだ。慎重にやり取りをして手前の強い流れをクリアすれば頂きと言うところでまた痛恨のバラシ。そして他のライズも何処へやら・・・。もっと早くここへ移動していれば・・・と悔やまれる幕切れとなった。
しかしネットに入魂も出来たし、1日楽しく過ごせたから今日はこれで納得し18:00にて納竿とした。

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