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自宅を7:00に出発した時は霧雨が降っていた。本当にあちらは天気が良いのか不安になったが、天気予報を信用して現地へ向かう。途中の内山峠は霧に包まれて視界も確保出来ない位だ。そして最後のトンネルを抜け長野県側に出ると天気は一変、そこには気持ちの良い青空が広がっていた。 |
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魚影は薄いが気持ちの良い渓 |
1本目の支流は人が多く、何処も先行者の車が停まっている。仕方なくまた違う支流に移動すると、運よく入渓点には先行者の車が無い。この渓は渓相は私好みなのだが、魚影は薄くサイズも望めないが、今日みたいな五月晴れの日に、気持ちよく竿を振るには最高のロケーションだ。 |
途中に川の脇に有った水溜りで、『ゲコゲコ』と騒がしい位の大合唱が聞こえてきたので除き込んでみると、そこには恐ろしい光景があった。1匹のメスに何匹ものオスが重なり合って、ガマガエルの乱交パーティーが開催されていた。思わず目を伏せたくなるような光景だが、子孫を残す為の壮絶な争いに何となく笑みがこぼれた。 |
ガマガエルの乱交パーティー(^^) |
右の大岩の下でライズを繰り返していた |
何の反応も無いまま時間だけが過ぎていた。しかし今日は本当に気持ちが良い。昼過ぎには汗ばむ程の陽気となったが、渓を抜ける風がとても心地よくクールダウンさせてくれる。 |
更に10m程上流で本日待望の1匹目を釣る事に成功したが、釣り上げて何となく申し訳なくなってしまった。と言うのも魚の腹はぺっちゃんこで、おそらく今日初めて口にしたのが私の毛針だと思われる。痩せている魚は今まで数多く見てきたが、この魚の腹は異常で例えるなら『出産後の女性の腹』のようだった。たまに釣り上げた魚が胃の内容物を吐き出す事が有るが、釣り上げるまでの間に腹の中の物を全部吐き出してしまったのだろうか? |
腹がぺっちゃんこのイワナ |
丸々と太った26cm |
痩せたイワナを釣ったポイントのすぐ上流で、次の魚がヒット。今度は丸々と太ったイワナだ。型もそこそこで充分私を楽しませてくれた。 |
結局この渓では2匹しか釣る事が出来なかったが、気持ちの良い釣りが出来たので満足出来た。 |