2006.05.18 碓氷川水系 『面白いイワナ』

今日も夜勤明けで烏川水系に行こうと計画していたが、前日に釣友N.Sから連絡が有り『金曜日に年休で烏川に入るからポイントを休めといてくれ』と嘆願されてしまった。烏川はN.Sに教えて貰ったポイントだし、ましてN.Sは今シーズン2回目の釣行だと言う。仕方ないので、私は久し振りに家でのんびりフライでも巻こうと準備をしていると、チャイムが鳴り私宛ての宅急便が届いた。なんだろうと?と思い開けてみると、先日ネット通販で注文した水中デジカメ『Optio W10』だった。何も今日届かなくてもいいのに、本当にタイミングが悪い・・・。時計を見ると11:00.・・・まだ釣りに出掛けられる・・・試し撮りがしたい・・・。こんな具合で近場の碓氷川水系へと試し撮りを兼ねて出掛けてみる事にした。
現地に着くとまずは腹ごしらえに、途中のコンビニで買ったカレーパンを食べながら景色を堪能した。今までは全然気付かなかったが、立派な木々達が少しでも光を浴びようと背を伸ばし、目の前にそびえ立っている。中でも目を引いたのが画像の『シャラ』の木だった。我が家の庭にも植えて有るが、それとはまったく比べ物にならない程立派で、これが今ままでシャラで有る事に全然気付かなかった。それにしても迫力が有ってなんとも美しい木だ。

立派な『シャラ』の木
 

昼飯を食べ終わり入渓すると、魚はすぐに釣れてきた。サイズこそは小さいが中々の引きで楽しませてくれる。ここで早速デジカメで撮影してみた。説明書も読まずに出掛けた為、設定がチンプンカンプン・・・?とりあえず撮影してみたが、どれも水の反射が強すぎてまともな画像が無い・・・。感度が良すぎてしまうのだろうか?まぁ私の腕が1番の問題だと思うが・・・。

 
 

  
 

  
 
更に釣り上がるとポツポツでは有るが魚は釣れてくる。そして入渓点から500m程釣りあがったポイントで今回のタイトルにもなっている『面白いイワナ』に出会った。
前もってそこにまずまずの型のイワナがいる事は確認出来ていた。イワナの頭上にフライを落とすと、なんの疑いも無く1投目でフライを口にした。ラインを手繰り寄せ、あともう少しと言う所でナチュラルリリース・・・。とまぁここまでは良くある事だが、なんとこのイワナ、バレた場所で逃げずに泳いでいるのだ。少し手を伸ばせばすくえてしまいそうな距離でだ。しばらく様子を伺ったがまったく逃げる気配がない。再びフライを流してみるが流石にこれには反応を示さない。そして5分程してようやく元いた場所に戻ったが、私からは丸見えの場所で泳いでいる。そしてフライを替えて流してみると更に驚いた事に、また1投目で食べてしまった。今度は確実にキャッチに成功。思わず大笑いしながら『お前は馬鹿だなぁ、そんなに腹ペコだったんか?でも可愛い奴だよぉ』と話し掛けていた(^^)

キョトンとした表情がまた可愛い
 

折れたティップのままキャッチ(^^;
 
良いテンポで釣り上がり、100m程先に有るポイントで今日は終わりにしようか、と思っていた時にアクシデント発生。後の立木に気付かずロッドを降ってしまい、またしてもロッドのティップがポキリ・・・。はぁ・・・またやってしまった・・・。それでも諦めが悪く最後のポイントまではキッチリやってきたが・・・(^^;
新しいデジカメの試し撮りが、随分と痛い釣行になってしまった。しかし面白い経験も出来たし、ロッドも安いロッドなので不思議とそんなには後を引かなかった。
釣り上がっている時には気付かなかったが、トネリコの大木が花を咲かせ、誇らしげに両手を広げていた。

TOP
Back Next