2006.06.23 長野県某川 『良型連発のイブニング』

前回の友人との釣行の際にイブニングで良い思いをしたので、今回は天気が悪そうなのを理由にイブニングをメインでいつもよりゆっくりと家を出発した。現地に着くとやはり上空には鉛色の空が広がり今にも泣き出しそうな感じだ。相変わらず入渓しようとしたポイントには先行者の車が数台停まっている。しかし今回は焦る必要も無いのでポイントを確認しながら下流に車を走らせる。一定の区間に先行者の居なそうなポイントが有ったので、レインウェアーを着込み渓へと降り立った。
1時間程釣り上がるがやはり反応は悪い。そしてようやく1匹目の魚をキャッチした頃、入渓時の天気が嘘のようにいつしか鉛色の空も割れ、日差しが渓へ降り注ぎ始めた。レインウェアーを着込んでいると暑くて仕方がない。我慢しきれず背中に仕舞い込みTシャツ1枚で釣り上がる。渓の風が脇の下に潜り込み何とも爽快な気分だ。

渓に光が降り注ぎ気分は最高
 

前半に入ったポイントでの最大(27cm)
 
天気が味方してくれたのか、魚の反応も出始めて時折良型も顔を見せ始めた。時間と共に気温もグングン上昇し14:00頃にはまるで真夏の陽気となった。だいぶ距離も釣り上がったので、15:30頃一旦車に戻る事にした。
少しイブニングには早い気もしたが、目的のプールを目指して車を移動。そして時間を調整しながら釣り上がろうと再び入渓した。ところが入渓した目と鼻の先に餌釣り師を確認。どうしたものか悩んだが、今日は『あのプールでイブニング』と決め込んでの釣行だった為に諦めきれない。仕方なく餌釣り師の後に張り付く感じで釣り上がる形になった。しかし竿抜けしてそうなポイントを丁寧に狙うと、思いのほか反応は良くアベレージサイズが釣れて来る。そしていよいよ目的のプールが見えてきた。いつのまにか餌釣り師の姿は無く、プールには美味しそうなライズリングがすでに広がり始めていた。
 
前回よりはライズの数は少ないようだが、ここから興奮の連続が続いた。まず始めに1番手前のライズを狙うと1投目で27cmのイワナがフライを口にした。フライを乾かし次のライズを狙うまた数投目でと27cm。その後も23〜26cmが立て続けに6匹程釣れ続けた。
そんなライズも18:00を回ると今まで好調だったELKカディスでは反応が悪くなり出した。そこでカディス・ピューパーにフライ交換し再びライズを狙うと、1投目でフライをひったくる様なライズで今回最大の29cmがネットに横たわった。その後も25〜27cmを4匹追加し、まだライズは続いていたが興奮を残したまま納竿とした。

イブニングでの1投目で1匹目(27cm)
 

上から29cm・27cm・27cm
 

今回最大29cm
 
今回は狙った通りイブニングで良型が連発となり、非常にエキサイトな釣行となった。また天気にも恵まれ何とも気持ちの良い1日だった。天気が悪ければ今回のイブニングは無かった可能性は大きいので、運も味方に付けた釣果と言って良いだろう。こんな大満足な気分にさせてくれ、期待を裏切らないこの渓に本当に『感謝』の一言である。

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