今日は2シーズン連続で尺を上げている片品川水系に尺狙いで釣行してきた。前日に各地で大雨洪水警報が発令されたので増水&濁りが心配だ。現地に到着するまでの道中、気になる渓を観察するがどこも心配が的中し増水&濁りで竿を出せそうに無い状況だ。それでも目的の渓をこの目で確認するまでは諦めが付かず目的の渓まで車を走らせる。ようやく林道下に目的の渓が見え始めた。除き込むとこちらは余り雨は降らなかったようで、嬉しい事に増水も濁りも無い様子だ。気分も上々に更に上流を目指しアクセルを踏む。 |
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水量も丁度良く私好みの渓相だ |
仕方なく今来たばかりの林道を下り別の支流に入った。1本目に入った支流は流れが細くポイントが少なすぎた為1時間程釣り上がり見切りを付けた。更に林道を下り2本目の支流を目指す。するとここにも軽トラが・・・。もう諦め半分で入渓を試みる。この支流は今回初めて竿を出したが結構ポイントも多く雰囲気は非常に良い。早速ロッドにラインを通し10:00実釣開始。 |
先行者がいる為期待はしていなかったが、最初のポイントからフッキングには至らないもののチビがフライに反応を示してきた。その後も結構反応は有る。そして20分程釣りあがったポイントで今回の1匹目となる25cmのイワナが顔を出してくれた。 |
今回の1匹目25cm |
最初の1匹目を釣り上げたポイントで気になる箇所が有った。少し大きめの石の下に出来た泡の溜まりだ。余り水深も無く小さいポイントなので不用意には近づけない。生憎私の立ち位置からではフライを入れる事は立木が邪魔して出来ない。ここで私は得意の『提灯野カ』を試みた。(今思えば上流に回り込むのが正解)。まずは身を低くし石の裏に身を隠しポイントを除く。近くで見ると思った以上に怪しく泡が巻いている。ティップから30cm程糸を出し木と木の隙間にロッドを突っ込む。そして泡の中にフライを落とすと・・・やっぱりいた!石の下からヌゥーと出てきてフライをパクリ。でかいっ!魚の引きを利用してロッドからラインを出す。しばらくの格闘の末ランディングに成功。丸々と太った33cmの尺イワナだ。今回の目標達成! |
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見落としてしまいそうなポイントだが・・・ |
この隙間にロッドを突っ込んで |
目標達成の尺(33cm) |
うーん、最高♪ |
開始して30分程で今回の目標である尺を出した事で『もう今日はいいかなぁ』なんて思ったりしたが、ひょっとしたら今日はまだ尺が出るかもしれないなどと変な期待もしてしまう。相変わらず魚の反応は良く、その後1時間程で23〜26cmを5匹程追加。 |
28cmが出たポイント |
尺かと思う程の引きで楽しませてくれた28cm |
そしてまた尺か!?と思う程に強烈な引きで楽しませてくれた28cmを追加する事が出来た。こいつも丸々太っていてフライを吸い込むと一気に走り中々浮いてこなかった。 |
昼頃までは好釣で良型が遊んでくれたが、或る所で真新しいロープが上の林道から垂れ下がっていた。どうやら軽トラの人はここから入ったらしく、そこから上流は1時間程釣りあがったが途端に反応が無くなってしまった。いつしか雨も落ちてきたのと、何より今日は目標達成で気分が良いので少し早いが13:00で納竿とした。 |
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今日は入りたかったポイントに入れず悔しい思いもしたが、終わってみれば結果オーライで目標達成する事が出来た。しかしやはりあのパジェロには納得が行かない。無断で鍵を開けると言う行為は犯罪ではないのだろうか?そもそもなんで鍵を持っているのか理解に苦しむ。きっと水面下で営林所関係などの山に携わる仕事の人と繋がりが有り鍵を分けて貰ったに違いない。過去にも森林組合の車が停まっていて、そのすぐ傍で竿を出しているオヤジがいた。話を聞くと森林組合の人が山仕事をしている間竿を出していると言っていたがどうだか。そのオヤジが腰に吊り下げたコンビニの袋にリリースサイズのイワナが何匹も入っていたのを私は見逃さなかった。きっと今日のパジェロの3人組も根こそぎお持ち帰りだったに違いないだろう。はぁー・・・。 |