★目次 ★ ■ タバコのポイ捨て禁止条例 musica ■ 少しでも良いからいいことを探そう ナオニャム ■ 露見してしまう不注意 musica ■ 発達障害とアダルトチルドレン むーんらいず ■ 身体の記憶を形づけるための効果的な方法 ロクスケ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ---------------------------------------------------------------------------- ■ タバコのポイ捨て禁止条例 東京の千代田区は、クリーンアップのイメージを定着させるためタバコのポイ捨て禁止の条例を制定しました。いろいろな新聞で取り上げられているので、都内の方は知っているかもしれません。千代田区の職員は、土日も返上してタバコ等のポイ捨て禁止にご協力を、と口頭でおねがいしたり、ティッシュを配ったりしています。やはり、行政側が、条例を作ったぞ、といったまま知らん顔でなくて、ちゃんとその姿勢をみせて始めて千代田区の条例が生かされるのだと思います。そのせいか、御茶ノ水などでは、タバコの吸殻が路上に落ちていることがないのです。確かにきれいになりました。 ところが、ところがです。この間、水道橋駅に行ったときのことです。水道橋は、神田川を挟んで千代田区と文京区にわかれているのです。千代田区は、きれい。でも、文京区の区域になると、千代田区でポイ捨てできなかったタバコの吸殻が、路上いっぱいに捨ててあります。文京区ではタバコの吸殻を踏みながら歩くといった始末です。ためいきがでました。 文京区ももちろんですが、本当は全国でタバコのポイ捨て禁止法ができないと、きれいな日本は実現しないようですね。新聞記事で取り上げられた、先進条例ではありましたが、こういう現実まで新聞は追ってくれないと、なんだかおかしなことになってしまうなあと思いました。そういえば、ある私鉄で終日タバコ禁止にしたとニュースでやっていましたが、JRでは「当面そういう考えはない」と答えていました。JRはタバコを吸う職員が多いのかしらね。 by musica シンガポールなどは非常に厳しい法律があり、たばこのポイ捨て(最近は路上全面禁煙ではなかったかと記憶してますが)はむろん、タン吐き、ゴミ捨て、立ちションなどとんでもない罰金を取られ、場合によっては逮捕されてしまうと聞いています。そのおかげで確かにシンガポールは綺麗なのだそうですが、本来自分たちの街を綺麗にするのは自分たちがそうした方が良いから自発的にするべきで、法律で決める事ではないのでしょうね。 でも、今はそんな事を言っていたら町中ゴミだらけになりますし、事実電車の中でさえ飲み食いしてゴミをその場に捨てる人は珍しくありません。たばこやガムの紙を剥いてその場に全く無意識に捨てる連中には事欠きません。基本的にしつけがなっていないのでしょう。だから、本人はそんな事は全く意識していないのだと思われます。 私は道路にゴミを落としてはいけないと繰り返ししつけられ、今でもゴミは無意識にポケットに入れています。また、ゴミ箱を見つければそこに捨てる様にしています。ところが、そのゴミ箱自体が駅にも道路にも少なくなりましたが。 千代田区の取り組みはやむを得ないと思いますが、それ以前に親が子供にきちんとしつける事が基本だと思います。 from ロクスケ ----------------------------------------------------------------------------- ■ 少しでも良いからいいことを探そう 「毎日、少しでも良いからその日々に起きた良いことを探そう。」最近の私は、自分にこう言い聞かせています。私は、過去に起こった事を思い出し、そして、周期的な欝に襲われています。でも、最近はその欝である期間が短くなってきているのが分かります。物事には、たいていの場合は陰と陽があります。陰の面ばかりに目を向けていると、陰の方しか気が付かなくなり、鬱に成りがちです。少しでも良いから良い方に眼を向ける様に心がけています。少しずつで良いので、少しずつ自分の良い面を探していってあげるようにしています。長く時間はかかるかも知れませんが、気長にあせらずにすこしづつ回復していきたいです。 by ナオニャム ---------------------------------------------------------------------------- ■ 露見してしまう不注意 仕事で、非常に細かいエクセルの表を作ることになった。それも、一票でなく、一人一人の状況に応じてフォームが変わる。10種類くらいあっただろうか。 一人一人の病院や薬剤の領収書を見ながら、一枚一枚、総医療費や保険者の一部負担金、本人負担金、国保・社保で出た高額医療費、本人の負担限度額、実際の支払額を、支給決定額を医療機関別に、あるいは入院外来べつに計も出し、総合計もだすのである。人によっては、A4の紙で2枚にも渡る。 一人の人に何枚失敗の紙を出力したことだろうか。一枚領収書が抜けていれば、合計が合わず、コピーして作れば、何気にずれていたり医療機関名が違っていたり、もう自己嫌悪の権化である。 これを、都の役人が審査する。だめだと、つっかえされるので、こちらも必死だ。 しかし、この作業で私は本当に注意欠陥障害があるのだということを、自己認識してしまった。再検した人も、いらいらしただろうが、自分自身で本当に嫌になってしまったのである。なんで、こんなにできないのであろう・・・。私には仕事の能力がないのだろうか・・・。どんどんと悪いほうにはまっていく。いろいろな場面で自己認識することは多くあった。でも、今回は特別である。仕事に結びつく部分でこのように、だらしないことしかできないなんて!ショックだった。しかも、かなり注意してした仕事だったのだ。 人に理解してもらう前に、自分を理解することがどれだけむずかしいか、今回はよくわかった。自信満々で仕事をしていた自分が恥ずかしい。少なくとも人の批判はできないことがよくわかった。気をつけよう。そして、あきらめずに前向きに。 by musica ---------------------------------------------------------------------------- ■ 発達障害とアダルトチルドレン 僕は最近3週間ほど、かなりの抑うつ状態にあるらしい。何かといっては、不安になり、また周りに迷惑をかけて生きている、五体満足でありながら、労働することもほとんどない。そんな後ろめたさのため、よく泣いていることがある。しかも、睡眠時間が3、4時間ぐらいしか眠ることができない。12時過ぎに寝ても、3時半とか4時には目が覚めてしまう。 寝起きのうつはなにかスイッチが入ったかのように来るのだ。目が覚めて、自分の存在感を取り戻すと、申し訳ないと思う、罪悪感、自分の無力感、将来来るであろう孤独に対する恐怖、自分の行く末を案じることばかりが頭の中に渦巻いている。考えすぎることがいけないことはよくわかっているけど、前向きに生きることをモットーとしている自分なのに、しばし、1.2時間は泣きつづけるのだ。しかもほとんど毎日。 最近誕生日を迎えた。39歳になったのだ。その誕生日、新聞社の人と会った。ADHDの番組を作ると言う企画で僕が取材に応じることにしたからだった。そして、今の自分、過去のいきさつ、今の辛いことなどを3時間にわたって話してきた。 そして、その夜のこと。正確には翌日の早朝だけど、また4時ごろ目が覚めた。そして、またうつがやってきた。だが、いつもとなんか違うのだ。一緒に暮らしているのに妙に母のことが恋しくなってしまった。子供に戻ってしまったような、甘えたい願望。『大人の夜泣き』を体験してしまった。体をじっとしていられない衝動に駆られ、泣きわめき、ひたすら母のことを叫ぶ『おかあさーん、寂しいよぉ』とても恥ずかしいが、僕の心の奥になにかありそうだ。 僕の心。39歳でありながら、いつまでも子供で居続けようとする。実年齢と『本来の僕』のギャップは広がり続けている。退行もしているようだ。 僕には、子供の頃から枕を手放せないと言う癖がある。ビーナツという漫画をご存知だと思う。そう、スヌーピーが出てくる、漫画だが、そこにはライナスと言う少年がいて、タオルケットを手放せないでいる。そう、まさに僕はそれなのだ。バッチイ15年以上も使った枕がないと家では落ち着けないのだ。鼻を枕にすりつける。冷たく、使い込んで肌に馴染んだ感触。それが僕の安心。心の平安なのだ。そして、何にでも利くおまじないにもなる。痛いときはそこに当てる。すると痛みが和らぐような気がするのだ。 また、僕にはこんな癖もある。眠くなると唇を吸う癖がある。赤ちゃんが、乳首を吸うようなそんなしぐさが自然と出てしまう。子供の頃からこの二つはまったく変わっていないのだ。 僕は、自分がアダルトチルドレンと呼ばれるのだと言うことを最近知った。そう、大人になりきれていない大人のことである。僕はもう、高校生の頃から大人になんかなりたくはなかったのだ。子供に戻りたい。そういつも思っていた。そして、しばらくはそんなことも忘れて社会に生きてきたが、心のどこかでそう思いつづけていたようだ。 僕には2人の甥がいて、一緒に生活している。彼らとのコミュニケーションはゲームのキャラクターのこと、ポケモンの名前や得意技、学校でのことなど子供らしい内容である。それに僕は結構馴染んで話を聞いている。『いいおじさん』と言ったところか。でも、39歳には39歳なりの話題とか、立ち居振る舞いと言うものがあるはずな訳で、それに対応できていない自分が、最近妙に苦しいのだ。いずれ、彼ら2人も大人になり、大人として生きていく。僕だって、どんどん老いていき、おじさんからおじいさんになるときも来るだろう。 こんなアダルトチルドレン。環境だけでなるもんなのだろうか?これだって、発達障害のひとつなんじゃないだろうか?子供の感性のまま、外見だけが大人になっていく。大人としての品格を身につけないまま大人になってしまった。コミュニケーション障害によって人と接することを恐れ、逃げてきたがゆえに、身につけそこなったとも考えられるが、どうなんだろう? とはいえ、39歳を迎えた僕は、実年齢を捨て、年齢不祥で生きていくしかないのだろうか。いつまでも自問自答が続く…。 by むーんらいず ---------------------------------------------------------------------------- ■ 身体の記憶を形づけるための効果的な方法 ADHDだと日常の家事がうまく出来ない、簡単な雑用が出来ないと言われているが、何かを始めても瞬間的に他の事に注意が移ってしまう、ふと浮かんだ雑念に気をとられてしまうなどがその理由と考えられる。 掃除でも炊事でも洗濯でも、あるいは仕事上での計算やコピー取り、ファイル整理などがうまく出来ないのも頭の中にある手順を追ってその通りにやれば問題はないはずなのだが、ADHDの場合、その手順、つまりマニュアル自体がうまく出来ていない、出来たマニュアルが自分のものになっていないので細かい一つ一つのステップを参照しながらでなければ出来ない、その参照という作業が雑念にじゃまされるという訳だ。 それに対処するには、うまく出来ていない頭の中のマニュアルを自分に合わせて作り直し、それを完全に自分のものにして、いちいち意識をしなくとも自動的に身体が動く様にしておけば上記の問題は解決するという理屈だ。 結局は基本に戻り、自分がどうしてマニュアル通りの事が順序よく出来ないか、どこにひっかっているのかを見つめ直し、作業を小さな部分部分に分解してその一つ一つを何度も繰り返し身体が自然に動くまで癖付けをする。癖付けして無意識に出来る作業を増やしていけばやがて全体が無意識に出来る寸法だ。結局、焦りながら出来ない作業を無理矢理しようとするより、このように基本から癖付けをしていった方が結果としては早いし、そして精神的負担が少ない様である。 次は: 何をなすべきか やる必要があるのか by ロクスケ ---------------------------------------------------------------------------- ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ★編集後記★ ■ いよいよ梅雨ですね。どうも脳みそまで湿っぽくなっており、脳みそのカビ対策にせっせとアルコールで消毒しています。 ■ 前回も書いたかと思いますが、この梅雨も無ければ非常に困った事になり、日本がこのように豊かな自然に恵まれ、それにおうじた豊かな文化をはぐくむ事が出来たのも梅雨のおかげと言って良いのではないかとおもいます。 ■ さて、過日このメルマガにも載りましたが、読売新聞系のG+テレビで7月上旬にADHDを取り上げた番組を製作すべく、取材の申し込みがありました。私の出来る範囲でですが、取材に応じています。一般のテレビと一寸違いますので見られる方は少数でしょうが、もし機会があったらごらんになって下さい。 ■ 野菜がしばらく高値続きでしたが、少々やすくなってきて、よく食べています。ネット板で栄養バランスをチェックしてみたところ、68点でした。自分としては80点は行くと思っていたので意外でしたが、おかげさまで体調はまずまず。うまずたゆまず点数を上げて行く事にします。みなさんも、忙しかったり、蒸し暑くて面倒くさかったりするとつい店屋物やそうめんだけ等で済ませてしまったりで食事がおろそかになる季節です。一寸一工夫して食べる様にした方がいいでしょう。 たとえば、浅漬けが余ったら細かく刻み、スライスタマネギやベーコン、お湯で戻した乾燥ワカメなどと一緒にしてドレッシング(塩は入れない)などをかければ結構食べられます。余った野菜炒めはスープにするなども乙。野菜ものを沢山食べた方が良いようです。 夏を控えて、体力を付けておかなければならない時期ですから、食事もせいぜい気をつけていただきたいと思う次第です。 『WING BRAIN 第36号』でまたお会いしましょう♪ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ |