Wing Brain メールマガジン 第409号
2017/10/29(日)発行



目次
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● 生活を単純化 ロクスケ
● 先延ばしについて考える(97) なさ
● 癖付けに関する経過報告(48) なさ
● 連載 第375回 健康で生活するために 無駄遣いをしない ロクスケ
○ 編集後記




● 生活を単純化
繰り返し書いていることだが、この記事はあくまで私がそうしていることにより、現時点ではそれなりに充実し満足の出来る生活をしていると言うことであって、人によりライフスタイルが異なるのは当たり前のこと。特に今回の記事などは、おそらく殆どに人にとって、自分のライフスタイルとは違うと思うだろうが、そのような生き方でそのように充実している例もあるのだ、との読み方をしていただければよいと思う。私と同じにすればよいという事では決してない。

さて、何度か書いているが、私は生活に於いて簡略化出来る物をかなり簡略化している。まず、食べ物は人間にとって必要な物だが、同時に楽しみでもあるだろう。だから、世の中にはグルメ業界が繁栄し、それを求めることが生き甲斐になっている人がいる。

しかし、私はグルメ探求の趣味がほとんど無い。わざわざ何かを食べるために外に出たり遠方に行くこともしない。毎日、殆ど同じ物をつくって食べているが、全く飽きることなど無い。同じ物と言っても時季の野菜を刻んで軽く炒めた物、あるいは電子レンジで加熱した物を一日分ほど作り、それで野菜スープを作ったりあんかけどんぶりにしたりサラダにしたりなどにしている。そうすることで食材の無駄も出ないし暖めるだけなので調理時間も最小で済む。他に、一年を通して練り物と野菜のオデン(煮物)を大鍋に作り毎朝夕暖めては時に食材を足してそれも毎日食べる。後は納豆や卵、みそ汁などなど。それで、十分に健康を維持しているし、体調も良い。

かつて仕事で日本中、そして海外も歩き回りかなりいろいろなものを食べたが、それが楽しかったとも思っていない。

着る物は夏冬同じ作業ズボンと作業服で、新しい内は外で着て、次に室内で着て、最後に工作室で着ている。防寒具は着ないのでそれこそマイナス10度くらいでも夏の30度でも同じ格好で済ませ、そのためかこの数十年風邪を引いたことがない。

何かで部屋を飾る趣味もなく、食器などに凝る趣味もない。

一方パソコンやネットには懲り、結構高いソフトウェアも買っているし、パソコン自体新旧、ノートやタブレットも含めて6台持っている。語学を未だに学び、脳トレに利用しているし、本も結構読むし、そして文章は毎日かなり大量に書き続けている。音楽も聴くが、高級オーディオセットなど持つ気もなく、今はネットで拾った音楽を自作のコンポで聴いている。テレビなどは持っていない。テレビで時間を潰すなど到底する気にはなれない。

工作室を持って様々な工作をしている。

時に小旅行に行き、温泉やグルメなどどうでも、自分の足で一日数時間は歩き回り、身体で旅の記憶を確実にしている。

興味のないことは徹底して省き、自分の興味があることについてはかなり時間も精力も資金もつぎ込んでいる。

人から見れば何が楽しいのかと言われるかも知れないが、健康に不安が無く、(これについては毎年健康診断を受け、問題がないと言われている)自分の興味の対象に打ち込めるのだから私はそれでよいと思っている。

by ロクスケ




● 先延ばしについて考える(97)
引き続き、前回までに引き続いて、2009年10月に小生が執筆したWing Brainメルマガ198号〜199号の記事「先延ばしについて考える(1)〜(2)」について再考察を行います。今回も引き続いて、原因の6つ目、即ち

>6.シミュレーション力の欠如
>
>これは上の5.と切っても切れない面もあるが、敢えて区別した。
>
>普通ならば、物事の筋道を立てる場合、頭の中でシミュレーションをするのだろうと思う。そのシミュレーションが適切でない場合、あるいはそもそもシミュレーション自体をやらない場合、このまま行くとまずいという予見ができなくなり、何でも行動が場当たり的になり、失敗を招くという流れが考えられる。
>
>場当たり的な行動という意味では、上の2.も関係はしていると思う。すなわち、衝動、欲望を抑えきれず、発作的、場当たり的な行動をついしてしまうということである。今述べている6.はそれとは少し違うものである。
>
>これも、脳科学の面からの知識が今現在無いので、追々勉強してゆきたい。

について考えます。



370号において、シミュレーション力を養うための訓練のあり方について考察を行い、普段から観察力、記憶力、特に知識・経験などを連想的に結び付けて頭の中で整理する能力の3つを普段から地道に鍛える必要があると述べた。その上で、371号からは観察力の鍛え方について考察を始め、まずは観察力の構成要素(色合い、輪郭、大きさ、位置)について考察を行っている。

これまで、色合い・輪郭・大きさに関して鍛える方法を、実践結果も交えながら考察を行っている。396号までに、顔等の特徴を大げさに描く似顔絵に着目し、人間の頭の中での顔の輪郭等の捉え方についての考察を行ってきたが、397号からはさらに進め、顔の各パーツ等への注意力の配分度・興味関心度という面に着目している。特に、興味関心の凹凸が観察力の凹凸にもつながっていると考えられることから、観察力を偏りなく適正にするため、根幹要因と思われる興味関心の偏りを是正する方法について考察を進めている。



405号において、脳の記憶の仕組みの原理を応用して、好きなものと嫌いなものとの同時想起を繰返し、それにより好き嫌いを是正・克服する手法に関して、いくつかの疑問点を挙げた。かつ、406号からその疑問点の1つ目について、答えを探る方法を考えている。今回もそれを続けたい。

前々回までに述べたように、自問自答するにも、「今の気分はどうだい?」と漠然とした質問よりも、「今落ち込んでないか?」とより具体的な形の方が効果的と言える。かつ、実際にどのように効果的かを小生の実体験として述べた。前回からは、これらの考察・実体験に基づいて、食欲などの欲求の程度をチェックする具体的な方法を検証している。



前回述べたように、ついつい間食やアルコールの接種が我ながら多いと自覚しているので、以下の疑問文で自問自答し、単純に「はい」「いいえ」ではなく、できるだけ多段階的な回答を得てみることにした。:

(1)「今、ビール(発泡酒)を飲みたくないか?」
(2)「今、栄養ドリンクを飲みたくないか?」
(3)「今、台所の籠の中にあるポテトチップスを食べたくないか?」

このうち、まず(1)について。この原稿を執筆しているのは10/15(日)だが、前夜10/14(土)夜の段階での自問自答の結果は、風呂上がりの直後は「少し飲みたい」〜「とても飲みたい」の中間程度であった。

これについて自己分析してみると、「とても飲みたい」レベルかもしれないが、欲望的な自分に対して理性的なもう一人の自分が自問自答していると、その欲求の程度がやや薄まるような感覚があったように思う。これは、喜怒哀楽の精神状態を対象とした感情モニタリングのセルフチェックと同様であり、食べたい・飲みたいといった欲望的な感情に対しても同様の効果があるものと考えられる。

(2)や(3)については、自問自答の結果、(3)は(1)と同程度だが、(2)は(1)よりは欲望の程度は1段階低く「少し飲み(食べ)たい」〜「どちらでもない」の中間程度と判断した。また、同様に(2)・(3)とも、自問自答することで、(1)と同様に欲求がやや薄まる感覚があったように思う。

今回は1回限りのチェックであったが、引き続き毎晩1回、できれば1日あたり数回以上はチェックしてみたい。



…今回はここまで。次回も引き続き、本記事の考察の続きを書きます。

by なさ




● 癖付けに関する経過報告(48)
361号まで「先延ばしについて考える」のシリーズ記事の中で述べてきた癖の付け方に関する経過報告を、2016年始後の362号から独立して別のシリーズ記事として執筆しています。本号でも引き続き、経過報告を行います。



361号までに述べてきたように、感情モニタリング法のセルフチェックを頻繁に行う癖を身に付けるべく、数か月前から継続的に取組みを行っている。毎時00分にスマートフォンのアラームが鳴るようにセットし、アラームが鳴ったらチェックを行うようにしてきた。きっちり毎時00分にチェックができたかを記録するまでには至らなかったが、頻繁に思い出してチェックを行うことはできるようになり、目標とした毎時1回よりもはるかに多い頻度にまでなった。手前味噌ながら、2015年末までにほぼ癖付けとしては成功したと言える。

2016年始からは、より一層の癖付けのため、常時セルフチェックを行いながら他のことを行えるように訓練をしてゆくと宣言したものの、年末までに一度は身に付いたセルフチェックの癖付けの頻度が落ちてしまったことから、再度2015年末までの状態に戻せるよう立ち返って癖付けを再度行うことにした。

2016年末頃からセルフチェックの頻度が再び飛躍的に上がったことから、その頻度を今後も永続的に維持するよう努めつつ、さらに別の癖付けも身に付けるべく、同年末頃より新たな取組みを始めている。今回もその経過報告を行いたい。



この部分を執筆しているのは10/15(日)だが、この2週間も引き続きかなり安定していた。アレルギー対策の薬を服用していることもあり、眠りは引き続き適度に深いものであったこと、仕事等の面で特に大きなミスをしていないこと等も大きいと思われる。

前回、チェックの頻度が落ち、チェック項目群の中の重要項目をうっかり忘れてミスをしかける出来事、ならびにチェックそのもの全部がごぼっと抜ける状態があったと述べたが、残念ながらこの2週間もややその傾向があった。追加の対策としては、アラームの間隔や警告の仕方のパターンを変えてみること等が挙げられるが、そのような対策はまだ正直なところ実行には移していない。

次回までに、それらの対策を実践し、その効果などを確かめたいと考えている。



…今回はここまで。次回も引き続き、本記事の考察の続きを書きます。

by なさ




● 連載 第375回 健康で生活するために 無駄遣いをしない
これは上記の記事とも重複するかも知れないが、今の私は決して金が余っているわけではないが、別に足りなくもないし、自分が欲しいと思う物はそれなりに買える。が、元々あれを買いたいこれを買いたいと言うことが余りなくなっている。

食べ物着る物に金を使うことはほとんど無く、おかげさまで病院で無駄時間や金を使うこともない。冷暖房に金をかけることはない。

すると、私が欲しいものと言えば、本とか工作材料、工具くらいの物で、今考えてみても特に欲しいものがない。まあ、年に一度くらいは小旅行をするとか、もう少し性能の良いパソコンに乗り換える、そのためのソフトなども買う、等のことはあるがたかは知れている。

この様に無駄に金を使わない生活は、結果としてかなり健康な生活をもたらしてくれるようだ。食べ過ぎたり飲み過ぎたり煙草で寿命を縮めることがないし、年中同じ物を着ていれば耐寒能力も付く。車を使わなければ歩く量が増えて体調が格段に良くなる。

かつて、仕事では歩くなど到底時間が無く、それで結局常に車で移動していたし、出張続きで毎日外食しかしていなかった。その頃の体力は、今考えても良く生きていられる物だと背筋が寒くなるような状態だった。当時から確実に私は年を取っているのだが、体力は確実に増強している。もしかしたら死なないのではないかと・・・まあ、それは無いが、今はまだ動けなくなる心配はしていない。

贅沢三昧で元気に長生きする人も無論大勢いるのだろうが、私は金をかけない生活で私なりに充実し健康ならそれで良いと思っている。人に言わせると、せかせかしていて余裕がないとの評もあるが、自分では自覚していない。

結構、散歩の途中で風景や花や虫などを眺め、写真を撮り、気が向けば絵を描いたりしている。気が向けば何時間でも歩くが、そもそもそれだけ歩いて別に疲れもしないし、夜熟睡出来るなら自分なりに余裕のある生活だと思っているし、人と比べる気などさらさら無い。人は人、それぞれで楽しめばよい。グルメでも着道楽でも旅行でもなんでも楽しめれば良いことだ。

by ロクスケ




○ 編集後記
■ このところネットの掲示板にちょっと集中しています。自分でトピを立ち上げ、およそ2ヶ月ですが、既に3000人を越すコメントが書き込まれ、かなり盛況です。テーマは私の趣味に関することですが、思ったより反応が大きく、適当にやるつもりがそうも行かなくなりました。

■ この様な掲示板では、とにかく即興で文章を書かなければなりません。チャットと似たようなもので、誤字脱字勘違いがそのような文章にはびっくりするほどあります。しかし、反射的に理論を組み立てなければならないので、結構これも脳トレになっていますね。
(この項までロクスケ)

■ この編集後記を執筆しているのは10/19(木)ですが、既にこの時点で10月も半ばを過ぎ、関東では秋も一層深まってきました。特に10/19は関東では12月並みの寒さとなり、昼間の気温が10℃前後でした。厚手のジャンパーを着て外出しましたが、雨が降り続いたこともあり、顔などが肌寒く室内から出たくない気分でした。

■ そうかと思えば、週末10/22前後には台風が直撃との予報も出ています。この寒さと台風とは矛盾するようですが、今がこの調子ということは、冬になるとどうなってしまうのでしょうか。猛烈に寒いのか、それとも逆に暖かくなるのか、大雪が降るのか。どうなるか全く予想ができません。
(この項、なさ)



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