Wing Brain メールマガジン 第410号
2017/11/12(日)発行



目次
以下のタイトルをクリックしてください。このページ下方の該当する記事にリンクしています。
● 人目を過剰に気にしない ロクスケ
● 先延ばしについて考える(98) なさ
● 癖付けに関する経過報告(49) なさ
● 連載 第376回 健康で生活するために なんと言っても食生活 ロクスケ
○ 編集後記




● 人目を過剰に気にしない
最初に断っておくが、あくまで人目を過剰に気にしないということで、決して無視して良いと言うことではない。まあ、私が言うのでは余り説得力はないかも知れないが、私自身余り普段の見てくれは気にせず、夏も冬も同じ服装であり、作業シャツに作業ズボン、あとは下着を一枚上下一枚ずつで外を歩いている。時計なども時間が分かればよいので、結構100円時計をつけている。鞄などはいくらで買ったか覚えていないが、恐らく数百円の軽い簡単な物に、タブレットや手帳、読書端末やその他いろいろなガラクタを入れて持って歩いている。つまり、身なりには全く金をかけない。ただし、通常の身だしなみは整えているつもりで、清潔さには気を遣っているし、作業服でも汚れた物は着ない。あくまで私の基準なので人から見ればどうかは分からないが、少なくとも誰かが眉をひそめるような格好はしていない。

また、歩き方なども自分なりに気をつけているつもりで、うなだれてとぼとぼ歩くようなことはしないし、結構しゃんと立って背を伸ばし、大股でかなりの早足で歩いているからおそらくそれでみすぼらしく見えることもないだろうとは思う。

私が人の歩く姿を見て気になるのは、とにかく背を丸め足を引きずるように歩く姿で、これはどんなに身なりに金をかけてもみすぼらしく、余り年齢には関係がないようで、若い人でもだらしない歩き方をしている人、疲れ切ったような歩き方をしている人の方が、よほど気になる。

さて、会社勤めや商売をしているなど人と接することが重要な場合、自分のポリシーだけで服装を決めるわけには行かないだろうが、自分の生活の中では人目の為にコストをかける気にはならない。昔からその傾向があり、ブランド品などには全く関心が無く、自分が興味を持った物だけに金をかけてきた傾向がある。

おそらくそれで、自分では気がつかない内にチャンスを逃したこともあったのかも知れないが、今別にそれで後悔することもないし、自分がしたいようにして人に迷惑をかけない範囲なら、別にそれで構わないとますます思うようになってきた。その一つが、人目のために金をかけないと言うことだった。真冬に薄いシャツ一枚で歩いていると確かに人目を引くだろうが、それで別に誰かに迷惑をかけているつもりもない。汚い物を着る訳でなく、人目のために気を遣うことがどうしても馬鹿馬鹿しいからだ。

なにより、人目を気にしなければストレスも減る。それが何より気に入っている。

by ロクスケ




● 先延ばしについて考える(98)
引き続き、前回までに引き続いて、2009年10月に小生が執筆したWing Brainメルマガ198号〜199号の記事「先延ばしについて考える(1)〜(2)」について再考察を行います。今回も引き続いて、原因の6つ目、即ち

>6.シミュレーション力の欠如
>
>これは上の5.と切っても切れない面もあるが、敢えて区別した。
>
>普通ならば、物事の筋道を立てる場合、頭の中でシミュレーションをするのだろうと思う。そのシミュレーションが適切でない場合、あるいはそもそもシミュレーション自体をやらない場合、このまま行くとまずいという予見ができなくなり、何でも行動が場当たり的になり、失敗を招くという流れが考えられる。
>
>場当たり的な行動という意味では、上の2.も関係はしていると思う。すなわち、衝動、欲望を抑えきれず、発作的、場当たり的な行動をついしてしまうということである。今述べている6.はそれとは少し違うものである。
>
>これも、脳科学の面からの知識が今現在無いので、追々勉強してゆきたい。

について考えます。



370号において、シミュレーション力を養うための訓練のあり方について考察を行い、普段から観察力、記憶力、特に知識・経験などを連想的に結び付けて頭の中で整理する能力の3つを普段から地道に鍛える必要があると述べた。その上で、371号からは観察力の鍛え方について考察を始め、まずは観察力の構成要素(色合い、輪郭、大きさ、位置)について考察を行っている。

これまで、色合い・輪郭・大きさに関して鍛える方法を、実践結果も交えながら考察を行っている。396号までに、顔等の特徴を大げさに描く似顔絵に着目し、人間の頭の中での顔の輪郭等の捉え方についての考察を行ってきたが、397号からはさらに進め、顔の各パーツ等への注意力の配分度・興味関心度という面に着目している。特に、興味関心の凹凸が観察力の凹凸にもつながっていると考えられることから、観察力を偏りなく適正にするため、根幹要因と思われる興味関心の偏りを是正する方法について考察を進めている。



405号において、脳の記憶の仕組みの原理を応用して、好きなものと嫌いなものとの同時想起を繰返し、それにより好き嫌いを是正・克服する手法に関して、いくつかの疑問点を挙げた。かつ、406号からその疑問点の1つ目について、答えを探る方法を考えている。今回もそれを続けたい。

前々回までに述べたように、自問自答するにも、「今の気分はどうだい?」と漠然とした質問よりも、「今落ち込んでないか?」とより具体的な形の方が効果的と言える。かつ、実際にどのように効果的かを小生の実体験として述べた。前回からは、これらの考察・実体験に基づいて、食欲などの欲求の程度をチェックする具体的な方法を検証している。



前回までに、以下の疑問文で自問自答し、単純に「はい」「いいえ」ではなく、できるだけ多段階的な回答を得ることを試みた。:

(1)「今、ビール(発泡酒)を飲みたくないか?」
(2)「今、栄養ドリンクを飲みたくないか?」
(3)「今、台所の籠の中にあるポテトチップスを食べたくないか?」

今回は、前回の最後でお伝えしたように、これら3つについて毎日1〜数回チェックしてみての結果、経過について述べる。ただし、正直に言えば、3つ全てについて毎日1回以上チェックが出来てはいなかったが、断続的に実施することはできたので、その点を以下に記したい。

まず(1)について。この原稿を執筆しているのは11/02(木)だが、この1週間の自問自答の結果は、風呂上がりの直後はほぼ「少し飲みたい」であった。前回よりも欲望レベルが少し下がった感じだが、先日寝酒は睡眠を浅くし医学的にあまり宜しくないという話を聞き、それをやや気にし出した後、欲求の度合も不思議と下がる結果となったのは興味深い。

次に(2)について。このところ秋が深まり朝晩冷えるようになったことから、冷たいドリンクをそもそも飲みたいという欲求自体が(特に朝晩は)そもそも下がってしまった。強いて言えば、晴天で気温が20℃前後まで上がる日、昼間の時点で「少し飲みたい」〜「とても飲みたい」の間くらいか。そもそも、このドリンクは目覚めを良くする意味で飲んでいる面もあり(ただし、実際の薬効的な効果は不明)、何となく生活習慣的に日課として飲んでいる面が少なからずある。

(3)は最近は意外と欲求度が低いが、代わりにスーパーに買い物に行った際に、安売りの菓子があると、つい1パック分買って食べてしまうことがあるので、その安売り菓子に置き換えて考えるべきと思われる。置き換えて考えてみると、これも欲望の程度は「少し食べたい」〜「とても食べたい」の中間程度と思われる。3時のおやつ代わりに食べることが多いため、昼飯をどの程度多く食べたかにより、日によって変動があるように思う。

引き続き、しばらくの間、この欲求の変動について追跡調査してゆきたい。



…今回はここまで。次回も引き続き、本記事の考察の続きを書きます。

by なさ




● 癖付けに関する経過報告(49)
361号まで「先延ばしについて考える」のシリーズ記事の中で述べてきた癖の付け方に関する経過報告を、2016年始後の362号から独立して別のシリーズ記事として執筆しています。本号でも引き続き、経過報告を行います。



361号までに述べてきたように、感情モニタリング法のセルフチェックを頻繁に行う癖を身に付けるべく、数か月前から継続的に取組みを行っている。毎時00分にスマートフォンのアラームが鳴るようにセットし、アラームが鳴ったらチェックを行うようにしてきた。きっちり毎時00分にチェックができたかを記録するまでには至らなかったが、頻繁に思い出してチェックを行うことはできるようになり、目標とした毎時1回よりもはるかに多い頻度にまでなった。手前味噌ながら、2015年末までにほぼ癖付けとしては成功したと言える。

2016年始からは、より一層の癖付けのため、常時セルフチェックを行いながら他のことを行えるように訓練をしてゆくと宣言したものの、年末までに一度は身に付いたセルフチェックの癖付けの頻度が落ちてしまったことから、再度2015年末までの状態に戻せるよう立ち返って癖付けを再度行うことにした。

2016年末頃からセルフチェックの頻度が再び飛躍的に上がったことから、その頻度を今後も永続的に維持するよう努めつつ、さらに別の癖付けも身に付けるべく、同年末頃より新たな取組みを始めている。今回もその経過報告を行いたい。



この部分を執筆しているのは10/29(日)だが、この2週間も引き続きかなり安定していた。アレルギー対策の薬を服用しているのは前回と同様だが、数日前に不覚にも風邪をひいてしまった上、特定の薬の服用タイミングを誤り、夜になって目が冴えてしまい、結果的に睡眠時間が短くなった日があった。幸い、翌日の仕事等の面で特に大きなミスはしなかったが、いわゆるヒヤリハットの状態であった。

前々回までに述べた、チェックの頻度が落ち、チェック項目群の中の重要項目をうっかり忘れてミスをしかける出来事、ならびにチェックそのもの全部がごぼっと抜ける状態があったことについて言えば、この2週間は不思議と抜けることが少なかった。それゆえか、前回述べた追加対策(アラームの間隔や警告の仕方のパターンの変更)は、恥ずかしながら未だ実行には移せていない。

不思議とミス・抜けが少なかったのは、チェックの頻度が落ちたことをこのメルマガ記事の執筆等で繰り返し自覚し、意識付けすることで、無意識的な次元で注意が向くようになったのではないかと考えている。

とはいえ、ミスや抜けがゼロではない以上、引き続き追加対策を確実に実行し、ほぼ確実にゼロにできるよう努めてゆきたいと思う。別記事の考察も含め、日々高頻度に実行し、振り返りができるよう、次回はこの原稿内にチェックリストを明示的に含めるようにしたい。



…今回はここまで。次回も引き続き、本記事の考察の続きを書きます。

by なさ




● 連載 第376回 健康で生活するために なんと言っても食生活
今のところ、幸い私には健康上の不安はない。毎年受けている地域の健康診断でも特に問題はないし、また自覚症状もない。何度も書いていることだが、日課としている早歩きの散歩や、薄着、脳トレなどと共に欠かせないのが食生活だと思っている。むろん、喫煙はしないし、酒もまあたしなむ程度。月に2,3回日本酒換算で大体1合程度。

外食をせず、野菜を中心とした薄味の物を一日2食食べているが、以前からやっていることでこれも書いておくべきだと思うのは漬け物と野菜スープだろうか。漬け物は、もう10年以上糠漬けを漬けているが、毎日食べるわけではない。あと、特徴として極めて薄塩で漬け、そして乳酸発酵の物を自家製で作る。これだと、塩分は殆ど水として出てしまい、殆ど塩辛さが無くなる程度であって、食物繊維をとるには打ってつけだろうと思う。また、時々だが、人参、玉葱、大根、ピーマン、セロリなどを適当に刻んで電子レンジで3分ほど加熱してから、熱い内にオリーブオイルと酢、そして胡椒だけで漬ける。塩は入れないが充分良い味になる。これは一度作ってからかなり気に入って、結構繰り返し作っている。ごま油などでもいける。

さらに、特筆したいのは、野菜スープだが、何のことはない、調理で出た野菜屑を煮たスープであり、野菜なら何でもとにかく最初に洗ってから皮、へた、尻尾、種などは片端から放り込む。そしてぐつぐつ煮て、網で濾したスープを、様々な料理に使うわけだが、これらの部分からは実によいだしが出る。野菜屑が出るたびに足して行き、ある程度溜まったらだしを採りきった物はまとめて捨てる。大根の皮などは、干して置いて刻んで煮物にしたり、漬け物にしたりもするが、だしを取るのも実に良い。

この様なだしを使うと、塩分が本当に要らない。もともと薄味になれている為もあるだろうが、恐らく塩分過多の心配はしなくても良いのではないかと思っている。

by ロクスケ




○ 編集後記
■ 本当に寒くなってきました。家によっては炬燵を出したり暖房を入れたりしているようですが、私は今のところ、別にその必要は感じていません。恐らく来月半ばくらいには暖房をつけるかも知れませんが。

■ 考えてみれば、昔は毎年酷い風邪を引き、一度かかると非常に悪化して2,3ヶ月は治らない、へたをすれば年に何度も風邪を引いていましたが、もう2,30年風邪を引いた記憶がありません。いつまで出来るか分かりませんが、耐寒体質にしておくことでかなり風邪を遠ざけているのかも知れません。
(この項までロクスケ)

■ 今回は諸事情でこの編集後記を執筆しているのが遅くなり、11/2(木)です。早いもので11月に入りました。10月は関東ではあいにくの雨天の日ばかりとなり、雨続きで夏らしくなかった8月と同様、秋らしさの無い1ヶ月でした。12月並みの寒さとなった日もあれば、その後から台風が2個続けてやってくるなど、おかしな天候でした。幸い、11月に入る頃から晴天の日が安定して続いています。

■ 上で諸事情でと申し上げたのは、体調を崩したためです。寒さのせいか風邪を引いてしまい、時間を見つけては横になって休んでいました。この記事を執筆している段階でも未だ鼻詰まりがありますが、おかげさまで少しずつ回復はしてきました。急に寒くなったことが風邪を引いた原因の一つかもしれません。皆様もどうぞ体調に気を付けてご自愛ください。
(この項、なさ)



▲バックナンバー一覧へ
△前号へ
★本号の目次へ
▽次号へ