★目次 ★ ■ 近所のカゴ猫 ナオニャム ■ 途中で喋りたい!! こゆき ■ プライバシー問題 投稿 ■ クリエイティブ作業 ロクスケ ■ 心の病気の医者 musica ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ---------------------------------------------------------------------------- ■ 近所のカゴ猫 私の家の周りには、いわゆる地域猫&飼い猫が沢山います。それぞれ個性があってみ ていて大変面白いです。その中で、とてもインパクトのある猫がいます。その子に私が付けた名前は「カゴ猫」です。 何でそんな名前かというと、彼女(?)はいつも近所のアパートに停めてある自転車のカゴの中で丸くなって寝ているからです。カゴの中にすっぽりはまって眠っています。カゴの中に居ないときは、自転車の椅子の上にちょこんと座ってポーっとしています。 私が、「おはよぉ〜。」とか、「こんばんはぁ〜。」とか言ってなでまわしても、お構いなしで寝ています。たまにスリスリもしてくれます。とても癒されます。 これからも癒して貰っていこうと思っています。 by ナオニャム わたしもご案内の通り、少し度の過ぎたネコ好きで、散歩の途中でも、仕事中でもネコを見るとつい挨拶を交わしてしまいます。近隣にもお友達ネコが沢山います。 ペットの癒し効果は広く知られていますが、たとえば痴呆症の老人にペットを世話させて痴呆の進行が停滞したとか、アメリカの刑務所で囚人にペットを飼う事を許可したら再犯率が下がったとかいろいろあるようです。わたしも猫など飼いたいのですが、都会ではとにかく責任を持ってペットを飼う事は不可能ですし、家を空ける事も出来ません。なにしろ、無責任な飼い主が多すぎますし、ペットにいやしてもらうだけではなくペットをいやす責任もあると心得なければならないんですがねぇ。 ところで、近所のスナックの常連カップルを紹介したく、ここに画像をおきますので、見てやってください。 http://addproject.cool.ne.jp/yopparaineko.html by ロクスケ ----------------------------------------------------------------------------- ■ 途中で喋りたい!! 私は昨日、友達と4人で呑んでいました。酔ってきて会話もエキサイトしてくると、いつものように、どうしても相手の会話が最後まで聞けずに、割って入って途中でも喋りたくて、いてもたってもいられない状態がやってきました。 これがADHDの症状だという事は最近知ったのですが、知らない頃は「私はちょっと頭が足りないのでは・・・」(←自分に対する言葉なので思っていたそのままの言葉で書きます)と、真剣に悩んだりしていました。 でも、この頃この対処法を開発いたしました。 会話に割って入りたくて仕方が無い状態がやってくると、私は、相手の話をふんふん聞いているふりをしながら、「また『途中で喋りたい天使』がやって来たな!よーし今日は負けないぞ!」と、心の中で闘いを宣言します。 そして、友達が語る話を、とにかく最後まで、内容は頭に入らなくてもいいから(特に酔ってるときは、内容は適当でも会話ってつながりますでしょ?)とにかく最後まで、割り込まないで聞く努力に全神経を傾けます。 ようやく友達が、「・・・というわけだったのよ」と会話を切ると、私としてはもう、水の中で息をずーっとガマンしていたかのように、ぷはぁ!!っと息継ぎをして、「よっしゃあ!」と、第一ラウンド勝利の喜びに一人浸ります。 そして機関銃のように思っていたことを話し始めるのです。そういう状態で、第二第三ラウンドも、頑張っていきます。そうすると、時には一回も、「最後まで聞いてよ!」と、怒られずに、または、こゆきは人の話が聞けないんだから・・・と、保護者のような目で見られることも無く、上手く会話できて幸せです。 ただ、かなりエネルギーを使うので、自分が元気な時や、精神的に余裕のある時しか、無理ですけどね(笑)。 by こゆき ---------------------------------------------------------------------------- ■プライバシー問題 以下は、第40号に掲載された隣の家から自分の家の中が丸見えになる、というmusicaさんの記事に対し、メールでいただいたものです。ケースバイケースだとは思いますが、場合によっては確かに法的に後から建った家から見えなくなるような方策を強制的にその家に命ずる事が出来ると思います。 ー ロクスケ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 窓から見える問題ですが、相手側が後から出来た家の場合プライバシーの侵害として窓を封鎖する様訴えれると思いますよ。 いぜん、テレビの法律番組で全く同じような問題を取り上げていましたよ〜。 もし本当に嫌で困っているなら弁護士さんに相談してみてはいかが? 無料で相談に乗ってくれるところとかあるとおもうですよ。 by 匿名 ---------------------------------------------------------------------------- ■ クリエイティブ作業 連載 8 創造性を発揮するために ADHDの場合、クリエイティブな才能に恵まれ、結果として画家、音楽家、文学者などのアーティスト、あるいはプログラマーなど創造的な職業で大成する人が多いとよく言われる。科学者などでもADHDなのではないかと思われる人が大勢居る。 それらの職業で大切なのは、なんと言ってもひらめきだろう。ADHDの特徴としてとにかくひらめきが多いとはよく言われているのだ。 ひらめきとは何か。常識にとらわれない発想と考えて良いだろう。また、直感と言い換えても言い換えても良いかも知れない。ただ、常識のとらわれない発想イコール直感というわけではないので、別々に書いてみたい。 人間として生きてゆくために常識が必要なのは言うまでもない。常識がないと様々な不具合があるし、また周囲の人と摩擦を生ずる原因になる。だからこそ、普通は人は常識を身につける努力をし、親も子供に常識を教える。 だが、常識にあまりにとらわれすぎると、考え方に幅が無くなる。ニュートンが重力を発見したのはリンゴが落ちるのを見たからだという(おそらくこれは作り話だが)。物が上から下に落ちるのは当然とニュートンが思ったら、重力は発見されなかったかも知れない。リンゴは木から落ちるのに、月はなぜ落ちてこないのか、とニュートンは考えたというのだ。つまり、常識にとらわれなかった結果、大発見をしたのだ。このような逸話は、色々な発見や発明にまつわって色々伝えられている。従って、常識は常識として、それとは全く違う見方も出来た方がアーティストや科学者などには有利だ。というより、常識さえ忘れなければ、普通の生活にも有利なのだ。 ADHDの場合、常識で物を考えていながら、本来なら思い浮かぶはずのないアイデアがひょいと浮かび、そのまま思考の中に入り込む傾向が多い。つまり、ひらめくわけだ。 次に直感という事を考えてみる。たとえば私たちが暗算をするとき、頭の中で言葉を組み立てている。たとえば、35足す18を暗算するとき、5と8を足して13.1が繰り上がり、3と1を足して4,そこえ繰り上がった1を加えて5。1の位は3で、10の位が5だから、53・・と言うように言葉で考えている。実際にMRIなどで脳のどの部分が活動しているかを見ながら被験者に暗算をしてもらうと、脳の言語中枢や論理思考をする左脳が活発に働いている。 ところが、そろばん名人に同じ事をしてもらうと、脳の画像処理に関わる部分が働いて暗算をしている。むろん、一瞬で答えを出す。これを読んでいる中にもそろばんの高段位を持っている方もいるかも知れないが、頭の中でそろばん玉が自動的に動くと良く聞く。これが直感と言って良い。直感で考えるときは普通常識は関わらない。常識でチェックして自分の思考をうち消してしまうような事がないのだ。そしてまた、ADHDにはこのような思考をする傾向が強いようだ。 そのような意味で、ADHDの場合、創造性を発揮するのは得意だと言って良い。ただし、ひらめいただけでは結果は出ない。ひらめいた事をまとめきちんと思考に載せ、組み立てて初めてひらめきが結果に結びつく。 結局、ADHDとして創造性を活かすには、ひらめきを押さえない事、そしてそれをきちんと体型づけて考える技術に磨きをかける、つまり直感ではなく論理思考をする訓練をする必要がある。決して、ひらめきだけでは創造性を発揮出来ないのだ。 by ロクスケ ---------------------------------------------------------------------------- ■ 心の病気の医者 いろいろな診療内科や精神科の医者にかかってきた。中には、すごく息の合う医者もいたが、終末医療の方でスカウトされて、そちらへ移ったものの医者のほうで悲鳴をあげて辞めてしまった。とても残念だ。 はじめにかかった心療内科医は、ものすごく固い人だったので、話するにも姿勢を正してみたいなところがあって、かえって疲れてしまった。でもそういうものかと思って、がまんして2年あまりかかっていた。医者の異動で他の医者に代わって、ああ、医者によってこんなに違うものかと思った。 2番目の医者は私に離婚を勧めた。鬱のまっさかり。通常、鬱の時には重大な決断はしないほうがいいと言われているけれども、その医者は鬱の原因が夫なので、別れたほうがいいと言ったのだった。離婚の決着がつかないうちに、その先生も異動していった。内容はともあれ、やさしくていい先生だった。ルックスもよかったので、通うのが楽しみだった。でも、そのころ私は、未遂の連続だった。 次の心療内科医ははっきりしない、若者だった。手応えがなく、どうしたもんだかと思っていた。 それで、その病院以外のところで、パニック障害を専門のように扱っている医院へ行くことにした。その先生も大家であったので、カウンセリング的な部分を多く持ち、癒しを与えてくれる先生だった。 その時点で、前の病院の医療ソーシャルワーカーが精神科の良い医師を紹介してくれた。その先生にはお世話になった。よく話をきいてくれて、細かい対応をしてくださる先生だった。一人一人に時間をかけて丁寧に話を聞いてくださったので、カウンセリングを受けているようでもあった。しかも、自分の持ち時間だけでは不十分とみて、医療ソーシャルワーカーに私との面接をするよう指示してくださった。また、精神科の診療室自体が広々としていて、じゅうたんがひかれ、密閉個室で、先生と向き合うように話ができた。誰に聞かれることもなかった。 ところが、私は自分のADHDを知りたくて他の医者のところへ行ってみたのだ。そして、ADHDと診断が決まったとき、今までの医師にはリタリンは出さないと言われてしまったので、引き止められたが、ADHDを診てくれる医師のところへ変わってしまった。 そして、その医師の異動。後任はADHDを診ない。その医師について行くか、別の医師をさがすか、2つに一つである。現在の医師とは、うまくキャッチボールができない。医師にも軽度な障害があるらしい。ADHDを早くから興味を示して勉強している医師の多くは、自分にもADHD的傾向があったり、それに類した障害がある人が多い。コミュニケーションがうまくいかないのだ。医師として、勤勉に勉強しておりおそらく知能も高く、研究者としてはすばらしいかもしれない。でも、臨床医としては私は推薦できない。少なくとも、前の医師のように小さなカウンセリングはできないのだ。それは、時として私の心に刃をあてがう。 心の医者は医者の中でも一番難しい職業だと私は思う。薬だけあげておけばいいというわけにはいかないのだ。そうかといって、医師とて人間であって完全無欠というわけにはいかないだろう。でも、医師とこころのキャッチボールができないというのは、どうしたものだろう。心の医師に限らない。一番初めの医師とも考えてみれば、キャッチボールはできていなかった。 どう折り合っていくか、ということに最終的にはなるのかもしれない。だが、患者としていい医師とめぐり合いたいという気持ちは捨てられない。心の医師に限らない。だが、心の医師はもっともナイーヴなところでお付き合いをするわけだから、自分に正直にいられる空間で相対したい。 by musica ---------------------------------------------------------------------------- ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ★編集後記★ ■ 前号でも書きましたが、暑いですねぇ。みなさんの地方ではいかがですか。てきめんに体力を損なってしまいました。肥満気味なんですが、見かけと違って食欲が落ちてしまってなかなか食事が出来ません。そういうわけには行かないので、出来るだけ外歩きをして、緑黄野菜など食べるようにしてるんですが。まあ、食欲の秋はもう少し先ですね。何しろ、ビールがあまりうまくないんだから、ちょっとまずいです。 ■ なんか妙な事件が続き、人の心が荒廃してきたのでしょうか。なんかやたらにあちこちで理不尽に人が殺されるような気がします。まあ、殺人ですから理不尽なんですが、通り魔が頻発したり、少女が拉致されたり。最近拉致された少女達は無事に帰ってきたようで、それはまず一安心ですが、こんな事が頻発するようじゃやはり人の心に最近なにか変化が起きてきたのかという気もします。戦後、人の心が非常に荒れていたときと何か似てきたような気がするのですが、当時とは天地のさほど物が豊かなのに、物の豊かさと人の心の豊かさは関係が無いと、思う次第です。 ■ 人間の生体リズムとして、秋は精神的に高揚してくる季節なのだそうです。せいぜい期待したいと思います。 ■ 近頃、朝はやく散歩に出て、家の近くの川沿いを30分ほど歩き、大きな寺院の森に行くのを良くやっています。そこの墓地に沢山のネコがいて、寺に来る人たちが餌をやるのか人慣れしていて、ときにネコが近寄ってきて挨拶をしてくれます。また、ネコが5,6匹集まってなにやら集会をやっているときもあります。ネコは良いですね。いつまでもあきない。まあ、くさくさしたときはネコの顔を見るに限ります。ネコ嫌いの人は、ともかくとして。 ■ ちょっと思い立って、100円ショップで買った時計をばらして機械を取り出し、捨てるCD、針金、ラッカースプレー、ヨーグルト容器などで時計を作ってみました。所要時間はおよそ30分。いろいろ作ってみようと思って、先日100円時計を5個ほど買ってきました。本当に簡単に面白い時計が作れます。特殊な道具も要りませんし、みなさんも試してみてはいかがでしょう。物を作るのも、気晴らしで面白いですよ。 http://addproject.cool.ne.jp/tokei/tokei.html 『WING BRAIN 第42号』でまたお会いしましょう♪ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ |