Wing Brain メールマガジン 第427号
2018/07/08(日)発行



目次
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● しゃべくりの練習 ロクスケ
● うっかりミス等の撲滅(25) なさ
● うっかりミス等の撲滅(26) なさ
● 連載 第393回 健康で生活するために 人の振り見て ロクスケ
○ 編集後記




● しゃべくりの練習
身近なのでまた引き合いに出すが、どんな言語でも使わないとその能力は急速に落ちる。私の場合、英語は現役時代は正に毎日使っていて、場合によっては日本語よりも使っていた時期があり、おそらくその頃は意志の疎通に殆ど不便は感じていなかったに違いない。退職して英語を使う機会が無くなり自分でも極端に英会話の能力が落ちて残念だと思っていたし、その後ラジオで英語放送をかけっぱなしになどしていたが、話す機会は相変わらず無いままだった。それでも可能な限り読んだり書いたり聴いたりはしていたがいかんせん話す機会がないために全体の英語能力は相当落ちたままだ。それは今ネットの動画などで英語に接していても同じ事なのだが、実際には仕事と違い英語が必須なのではないから不便を感じていたわけではない。いずれにせよ、読み書き聴きの能力はそれなりに、あくまでそれなりに維持出来ているつもりでいる。嘗てほどではないにしてもたまに英語を母国語とする人間と話してもまあまあ意志の疎通は出来る。

しかし、ふと考えてみて日本語能力、それも会話能力が相当落ちていることに気が付き愕然とした。まさか、母国語である日本語の能力が落ちるなどと想像したことがなかったのだ。本を読んだり、文章を書いたりラジオを聴いて理解することは出来る。が、以前と違い話す機会がめっきり減っているのだ。近所の人と立ち話をしたり買い物で話したり、家族と話しても別に以前のように蕩々とまくし立てたり相手を説得する必要などもないから、当たり障りのない話しかしていない。

そもそも言語とは思考の道具であり、人間は殆ど言葉で考えている。イメージも使うが、理論的な思考はあくまで言葉によるものであり、言葉が貧弱な人間は例外なく思考能力が低いと断定して構わない。それは、私たちが英語やフランス語で考える場合を想像してみれば分かる。嘗てはともかく、今英語で考えても(英語を話しているときは英語で考えている)もどかしいほど思考出来ないことは当たり前にある。母国語ではないのだから仕方がないとは思うが、しかし母国語である日本語でまともに思考出来ない様になっていたとしたらそれは仕方がないでは済まない。

それを補うために本を読んだり文章を書いたりしているわけだが、自ら話すことも積極的にしなければならないのではないかと思い始めている。とは言え、相手が居るわけではないし、例え居てもいきなり小難しい話で論争を仕掛けても相手にとっては迷惑だろう。

と言うことで、時々だが独り言でやってみることがある。到底人には見せられないが、たまに録音して後で聴いてみてどれだけ理路整然と話しているかをチェックするわけだが、まあ、今のところ落第点だ。

by ロクスケ




● うっかりミス等の撲滅(25)
本記事は、うっかりミス、忘れっぽさ、勘違い・思い込み等の短所的特性、特にいわゆる認知の歪みに起因するエラー撲滅のために考察と実践を行うものである。

これまでに、それらの特性を人間工学・認知心理学的な観点から3つに分類した。そのうちの1点目「情報のインプットの過程におけるエラー」を採り上げ、その過程をいかに的確にモデル化し、具体的に何がどう歪んで、ずれているかをつぶさにリストアップする必要があると述べた。その上で、そのエラーを五感(視覚、嗅覚、味覚、聴覚、触覚)の観点から分類し、視覚から順に考察を始めている。

これまでに、様々なエラーを効率的、体系的に整理する必要があり、それに有効な方法としてラベリング分類を挙げた。例を用いてその方法を実践した上で、手順のマニュアル化に取り組んでおり、その手順を回を分けて説明してきている。

421号からは、エラーの整理を超えて、そもそも日々のエラーを防止するための手法、かつそれらの手順を日々確実に実行するために日々の計画を細かく立て実行することの必要性も述べた。今回も前回から引き続き、その日々の計画立案〜実行からこれまでに述べた手順の実行に関する進捗状況を説明したい。



前回426号記事の執筆仕上げは当初の目標から1週間程度遅れて6/14(木)であった。かつ、諸事情でメルマガ下案を編集しロクスケ委員長に提出するのが発行日の3日前である6/21(木)になってしまった。本記事はその反省もあり、前号下案提出の6/21に引き続いて執筆している。おかげさまで、前々回挙げたこなすべき8つの主要タスク(以下に再掲:)

 (A) 広告関係の下案作り
 (B) 顧客向けの資料作り
 (C) アプリ作成(プログラミング)
 (D) 業務日誌(引継ぎ資料)の仕上げ
 (E) 職場の掃除
 (F) 自宅の掃除
 (G) 睡眠時間の確保

 (S) メルマガの原稿執筆、下案の編集・提出

のうち、「(S) メルマガの原稿執筆、下案の編集・提出」以外についても、ある程度の進捗を見ることができた。今回はその点について特に詳細に触れたい。



(次の記事(26)に続く)

by なさ




● うっかりミス等の撲滅(26)
ここでは、前記事(25)の続きとして、前述のこなすべき8つの主要タスクにつき、個々に進捗状況をありのまま正直に述べたい。:



まず、(A)〜(C)のうち当面は(A)に絞って進める旨をお伝えしたが、その通りに(A)のみをこの1週間は持続的に進められた。まだ頭の中で大まかな(一部は細かく)全体的な案を考えている段階だが、だいぶ案としては固まってきた。引き続きそのペースで進めるとともに、頭の中で考えるのみならず、そろそろ手を動かして物を作る実作業に移行したいと思う。これまでは毎日30分と時間的な目標のみであったが、次号までの新たな目標として、頭の中で案を固めるのを今月中には完了させたい。次号までにその通りに出来たかを正直に伝えたい。

(D)については、引き続き毎業務日ともその日のうちに細かく仕上げられている。その日のうちに仕上げられる快感を得られている点が大きな原動力となっているように感じている。また、その日のうちに仕上げねばとの緊張感から、昼間の業務中から夜までに仕上げられるよう、僅かなすき間時間で日誌に前倒しで細かく書き込み始めている点も大きい。引き続きこのペースを維持したい。

(E)についても、毎業務日にきっちり30分とは行かなくとも、優先すべき業務の合間に少しずつ進められている。自宅の一角と同様、見通し良く、分かりやすくシステマチックな整理の仕方に対しての快感、期待感を持てるようになったことが少なからず大きいと考えている。これまでに、今現在使用している書類と古い書類とを分類し、古い方を(こちらはある程度分類整理も粗雑なままでも)倉庫にしまうところまで出来た。次回までに、今使用中の書類につき、毎業務日にできれば1種類(所要時間的には最大で30分)ずつジャンル別に書類をファイルに分類整理するようにしたい。

(F)は元々毎週日曜に定例で行っているが、(E)に次いで普段から少しのすき間時間で出来ることを進めるよう意識し、実際少しずつだが出来ているので、それを継続したい。できれば、平日のすき間時間に何をどれだけ進めるかを次回までにリストアップし、計画表としてまとめたい。

最後に(G)について。前回までよりは、平均して30分までは行かないかもしれないが、早く就寝できるようになってきた。特にここ1週間のうち1日程度は23時台に就寝できた。昨晩は仕事が一段落せず、止む無く就寝がだいぶ遅くなったが、今晩以降はできるだけ改めたいと思う。今後の目標としては、毎日何時何分に起床し、何時何分に就寝したかを記録してゆきたい。



今回はここまで。次回以降も引き続き上述の計画の進捗をお伝えしてゆきたい。

by なさ




● 連載 第393回 健康で生活するために 人の振り見て
前号でも書いたが、いくら健康に気を付けていても現代で未だに原因の分からない病気にかかったり治療法が見つかっていない病気にかかることはあるかも知れない。癌にしても、日本人の死因の半数近くが癌だそうで、大半は本人の責任とは到底言えない部類だろう。

現在出来ることは定期的な検診を受け、早期に発見することくらいだろうしまた以前と違い癌の治癒率は相当上がっている。また、日本人に多い胃癌の多くがピロリ菌によるものだとの発見から今では保険でピロリ菌の除菌が出来るようになり、胃癌の発生自体がかなり減ってきたとも言われている。むろん、ピロリ菌だけが原因ではなく、喫煙や酒、塩分過剰など他の理由もあるのだろうが、喜ばしいことだ。

それでも理由の分からない病気はかかってもどうしようもないとしか言えないが、罹患率、病状の深刻さ、治療の結果の治癒率や予後などは、日頃の体力の状況によって大きく違うのではないか。とすれば、やはり日ごろの努力でそれらを回避或いは軽減出来ると私は思っている。

さて、それでも不安なのがずばり認知症なのだが、現時点では発生メカニズムが不明であり、したがって、明確な予防法も無く、更に治療法もない。したがって、一旦発症したら進行を遅らせ生活の質を高めるべく支援体制を整えるしかないというのが現状だ。

私にとっては、やはりそれは意識しなければならない年齢であり、しかも定期診断では分からないし自覚も無い場合が多い。自覚した頃には手遅れとさえ言えるだろう。

どう考えても物忘れは増えてきているし、それも瞬間的に今考えていたことを忘れるなど多々ある。昔から瞬間的な物忘れは多い方だったが、いまそれが増えてきているのかどうかははっきりは分からない。例えば、以前は自分が書いた一千作余りの短編小説は、タイトルを見るだけで内容を完全に思い出せたのが、最近はどうも怪しくなってきた。

だから、私が出来ることは新しいことを記憶出来るかの確認になる。メモを書くのもそのためだし、本を読むのも新しいことを学んでいるのもそのためだと言って良い。幸い、それらで新規記憶に問題があるとは思っていないが、単に自覚していないだけではないのかとも思うことがある。

まあ、このサイトを維持し、文章を書いているのもその確認作業の一つと言えるかも知れない。

by ロクスケ




○ 編集後記
■ 使っていたパソコンがどうしても動作が遅くなり、先日色々なパーツを買って新しく作ることにしました。遅くなると言うより、今のネット環境では扱うデータが巨大化し、反応が追いつかなくなり、場合によってはフリーズが頻繁に起きるようになったと言うことです。

■ どうせならと、最新のパーツを選んだ結果、とんでもなく高いものにつきましたが幸い完成品で買うよりかなり安く出来そうです。というのは、スペックの更新が早すぎて、最新のスペックのものはそれなりに学ばないときちんと動かせないからで、いまそれを学んでいます。一両日に出来るでしょうけれどね。自分で組み立てるメリットは、安いのは無論、問題が起きたとき大半が自分で解決出来る点ですね。特に自作品は保証がないので尚更です。
(この項までロクスケ)

■ この編集後記を執筆しているのは6/28(木)ですが、関東ではこの週末、急に梅雨とは思えないような空梅雨の猛暑に近い晴天日が続きました。かといって、やはり梅雨の時期だからか、ここ数日は曇か軽い雨天の日ですが、とにかく蒸し暑く不快指数が高いです。エアコンも冷房というより除湿でつけています。

■ 早いものでもう6月も終わります。1年の半分が終わったことになります。自分の原稿を執筆しながら、この半年間何がどれだけ進歩したか、常々そう意識し続けなければと思っています。そう言いつつ、今日も一つ大事なことをうっかり完全に忘れていて、かつこなすべき重要タスクを朝から手を付けずズルズルと夜になってしまいました。まだまだ自分の未熟さを痛感しますね。
(この項、なさ)



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