Wing Brain メールマガジン 第428号
2018/07/22(日)発行



目次
以下のタイトルをクリックしてください。このページ下方の該当する記事にリンクしています。
● しゃべくりの練習2 ロクスケ
● うっかりミス等の撲滅(27) なさ
● うっかりミス等の撲滅(28) なさ
● 連載 第394回 健康で生活するために 物を造る意味 ロクスケ
○ 編集後記




● しゃべくりの練習2
前回書いた記事の続きのようなものだが、やはり語学つながりで書いてみる。世の中には数カ国語どころか重数カ国語を話せるという人がいる。かなり前だが、日本人で三十カ国語を話せる人の本が出たことがあった。

が、現実のところ、母国語並みに外国語を話せるようになるのは至難の業だし、それをずうっと維持するのはもっと至難の業であり、そもそも外国語を話せるというそのレベルがどの程度のものなのかを明らかにしない限り、何カ国語を話すという人の話を聞いても余り恐れ入ることはない。

ただし、バイリンガル、すなわち幼少期から複数の言語を母国語として話していた人は、おそらくどちらも同様のレベルで話せるのだろうとは思う。

私の例で恐縮だが、英語は現役時代十分に仕事で使えるレベルだったと思うし、今でも映画は吹き替え無しで観て別に問題はない。本も普通に読めるとおもうが、だから日本語と同じレベルかと言えばどうもそうとは言えない。それが曖昧なのは、そもそも日本語でそれほど込み入った会話を殆ど日常ではしないからだ。

誰でもそうだろうが、普段家族と話しているとき、知人と話しているときに相手を説得しなければならないとか、相手の言葉を完全に理解するように努めなければならないほどの会話などしていない。と言うことは、外国語で話すときも仕事などで使わない限り、日常の日本語の会話程度の内容でしか話さないことが多く、それだけなら別に何年も艱難辛苦で学ぶ必要がないのだ。

そのレベルで私はフランス語もドイツ語もスペイン語も中国語も話すが、これは私が日常会話で話している日本語のレベルであり、私自身これを以て私は数カ国語を話しますなどとは到底言えない。

今まで全く接したことのない外国語でも、「今日は」、「私は○○です」、「今日は天気がよいですね」、「ありがとうございます」、「さようなら」くらいの言葉なら多分一,二時間で覚えられるのではないか。このレベルで話せると言えるなら、恐らく私は十カ国語くらいは話せると威張れるのだろうが。

簡単な買い物ができ、レストランで注文出来るくらいのレベルなら誰でも一,二日の練習で出来るだろうし、普段私たちが近所の人と立ち話をするくらいのレベルなら、一週間も有れば覚えられるだろうと思う。そのレベルで話せるというなら、十数カ国語を身につけるなど、別に難しくはないのではないか。ただし、これでは到底仕事には使えない。

さて、長々とこんな事を書いたのは、母国語である日本語でも、普段の会話ではそんなレベルであり、それが思考の基になっているならつまりは思考のレベルもそんな物だと言いたいのだ。

何も普段から小難しい話ばかりする必要は全くないが、言語が思考の道具であるなら、それに使えるだけの言語能力を身につけ常にそれを維持出来磨く努力を積極的にしなくてはなるまい。外国語は使い続けなければあっと言う間にその能力が落ちる。しかし、日本語も同じであり、まともに使い続けなければまともに思考することも出来なくなると言うわけだ。やはりそのためにも本を積極的に読み、自分が何を考えているかを文章にしてみるなどの努力は積極的にすべきだろう。日本語が母国語だから衰えないと考えるの大間違いだ。

by ロクスケ




● うっかりミス等の撲滅(27)
本記事は、うっかりミス、忘れっぽさ、勘違い・思い込み等の短所的特性、特にいわゆる認知の歪みに起因するエラー撲滅のために考察と実践を行うものである。

これまでに、それらの特性を人間工学・認知心理学的な観点から3つに分類した。そのうちの1点目「情報のインプットの過程におけるエラー」を採り上げ、その過程をいかに的確にモデル化し、具体的に何がどう歪んで、ずれているかをつぶさにリストアップする必要があると述べた。その上で、そのエラーを五感(視覚、嗅覚、味覚、聴覚、触覚)の観点から分類し、視覚から順に考察を始めている。

これまでに、様々なエラーを効率的、体系的に整理する必要があり、それに有効な方法としてラベリング分類を挙げた。例を用いてその方法を実践した上で、手順のマニュアル化に取り組んでおり、その手順を回を分けて説明してきている。

421号からは、エラーの整理を超えて、そもそも日々のエラーを防止するための手法、かつそれらの手順を日々確実に実行するために日々の計画を細かく立て実行することの必要性も述べた。今回も前回から引き続き、その日々の計画立案〜実行からこれまでに述べた手順の実行に関する進捗状況を説明したい。



前々回426号まで続けて原稿提出が遅れた反省もあり、前回427号記事の執筆を当初の目標通り6/21(木)に仕上げることができた。今回もそのペースを維持すべく、本記事を7/5(木)に執筆できている。かつその上で、前々回挙げたこなすべき8つの主要タスク(以下に再掲:)

 (A) 広告関係の下案作り
 (B) 顧客向けの資料作り
 (C) アプリ作成(プログラミング)
 (D) 業務日誌(引継ぎ資料)の仕上げ
 (E) 職場の掃除
 (F) 自宅の掃除
 (G) 睡眠時間の確保

 (S) メルマガの原稿執筆、下案の編集・提出

のうち、別格の「(S) メルマガの原稿執筆、下案の編集・提出」以外についても、前回以上にかなりの進捗を見ることができた。今回もその点につき詳細に触れる。



(次の記事(28)に続く)

by なさ




● うっかりミス等の撲滅(28)
ここでは、前号記事(26)と同様に、前記事(27)の続きとして、前述のこなすべき8つの主要タスクにつき、個々に進捗状況をありのまま正直に述べたい。



まず、過日(A)〜(C)のうち当面は(A)に絞って進める旨をお伝えしているが、今回もその通りに(A)のみをこの1週間は持続的に進められた。まだ頭の中で考えている段階だが、前回までは大まかな全体案の段階であったが、今回はかなり細部まで考えを進められ、ほぼ案としては固まった。前回記事では6月中には頭の中で考える段階を終えたいと宣言したが、それよりも1週間程度遅れるものの、そろそろ頭の中で考えるのみならず、手を動かして物を作る実作業に移行したい。

本記事を執筆している7/5(木)の段階では、仕事の実作業で締切の近い重要な別のタスク(これは上述のリストには含めていない)があるため、まずそれを最低限の余裕を持って(できれば本日7/5(木)中には完了させ、その上で来週7/12(木)頃には既に実作業に着手している状態でいることを目標としたい。

(D)については、引き続き毎業務日とも、良い意味での緊張感を持って、その日のうちに細かく仕上げられている。のみならず、前日7/4(水)分については、その前日7/3(火)夜に少し時間があったことから、先に素案として下書きできるところまでしておいたため、たまたま7/4(水)夜は他のタスクに時間を要したが、その分短縮した時間で(D)を仕上げられた。引き続き、このペースを維持したい。

(E)についても、正直に言って前回よりは割ける時間が減ってしまったが(主に(A)に時間を優先的に割いたため)、毎業務日にきっちり30分とは行かなくとも、引き続き、優先すべき業務の合間に少しずつ進められている。前回宣言した目標、即ち、今使用中の書類につき、毎業務日にできれば1種類(所要時間的には最大で30分)ずつジャンル別に書類をファイルに分類整理することについては、何とか前日7/4までに1種類はできた。やや実績としては目標よりも遅れてはいるが、引き続き目標通りに実行できるよう努めたい。

(F)は残念ながら前回から進展はなく、定例通り日曜に最低限の掃除を行っている程度である。前回の目標、即ち平日のすき間時間に何をどれだけ進めるかを次回までにリストアップし、計画表としてまとめるという取組みは全く実行できていない。今回は特に、他の点が比較的進展していることも踏まえ、次回までの重点事項としてこの(F)の強化に努めたい。

最後に(G)について。これも残念ながら、前回までと比べ、睡眠時間が再びやや短くなってしまった。就寝時間が前回よりも最大で30分程度平均して遅くなっていることもあるが、一番は犬の散歩等のため今までよりも30分〜1時間程度早起きするようになったことが大きい(猛暑日は今までの時間帯では既に暑いため)。また、前回宣言した目標、即ち毎日何時何分に起床し、何時何分に就寝したかを記録するという取組みも、やらなければと思いつつ実行できていないため、これも(F)と同様に次回までの重点事項としたい。



今回はここまで。次回以降も引き続き上述の計画の進捗をお伝えしてゆきたい。

by なさ




● 連載 第394回 健康で生活するために 物を造る意味
私は物作りが趣味であり、専用の工作室を持ち、それなりの工作機械なども持っている。今までどのくらいの物を造ったかは分からないが、千点や二千点では利かないだろう。むろん、それが実利に結びついていることは無数にある。家のリフォームなどは業者に頼むと数十万から規模によっては数百万かかるが、自分でやれば数十分の一ですむ。水道工事や外壁塗り、屋根塗り、土台の補修等々、自分でやることでどれほどの費用を節約出来たかは空恐ろしいほどだ。

やったこともないしやるつもりもないが、恐らく自分で家を建てることも可能だろうと思う。

また各種のアンプやパソコンなどの電子製品も自作しているし、家具なども作っている。が、これらのものは大半は実は買った方が安い。昔は真空管アンプ、今はトランジスタやICを使ってのアンプなども作るが、間違いなく買った方が安いし、通販で買えば自作の数十分の一くらいで買える物さえ有る。

が、それでも私は自分で作る。理由の一つは材料が手持ちであるからだ。今まで色々買い集めた真空管やトランジスタ、ICなどなどの電子部品がそれこそ山のようにあるからそれを適当に使って組み立てている。昔はパソコンが百万でも買えなかった頃は自分で作ることで持てたし、なにより理解するのに役だった。今は、むろん、買った方がよほど安い。規格が代わるので手持ちの部品の使い回しも出来にくくなった。

自作するもう一つの理由は、なんと言っても楽しいからだ。自分の好みや環境に合わせ自分の手持ちの材料で作るのはそれなりに工夫が要る。結局作ってしまったらそれで目的を達したものも多い。作ることが目的で使うことが目的ではないものをかなり作っている。というより、作った物の大半がそうだと言っていい。最近は自分のホープページに載せる場合もあるし、動画を作ってUPすることもある。尤も、レビューは嫌になるほど少ないが。

最近ポータブルのアンプを三,四台作ったが、一度鳴らしてそれからは一切使っていない。

不必要でも作り、作っても使わず、いずれ捨てる。が、それでも作る時の楽しみ、工夫して出来上がったときの喜びはやはり得がたい物であり、私が物作りを続けるのもその喜びのためだ。

これは結構精神的に健康維持のために大きく役立っているのだろうと信じている。

by ロクスケ




○ 編集後記
■ 最近は、というより近年は日本中どころか世界中が異常気象で、最低気温や最高気温、最大雨量の記録更新が世界中で報じられています。地球温暖化の影響だとされていますが、本当のところは分からず、実際には地球は次の氷河期に向かっているなどとも言われています。

■ 今までは、自分が生きている間に地球環境が大きく変わって人類の滅亡が云々などはSFだと思っていましたが、全くそれを無視して良いとは言えなさそうです。あとは、気候が激変してもそれに耐えられる生活を構築するしかないんですが、実際にできるかどうかは別の話ですしね。
(この項までロクスケ)

■ この編集後記を執筆しているのは7/7(土)夜ですが、昨日から本日にかけ、西日本では未曽有の豪雨被害が出ている模様です。まず何より被害に遭われた関係皆様に心からお見舞いを申し上げます。ここ最近は特に大規模な自然災害が続いており、天気予報などでも「これまでに経験したことのない」「50年に一度の」といった修飾語が並びますが、そのようなレベルの甚大な被害が数年で何度も発生していると、もはやそのような表現すら不適切ではないかとすら思います。

■ 早7年程度経ちますが、以前に東日本大震災が発生した直後頃、本メルマガの記事として、大規模な自然災害に備えるための対策を持論のアイデアとして述べたことがあります。改めて、そのような抜本的な対策が急務ではないかと考える次第です。既成概念にとらわれず、一見すると馬鹿にされるようなアイデアであっても、よくよく突き詰めると価値はあるかもしれません。今一度、ブレーンストーミングしてみたいと思います。
(この項、なさ)



▲バックナンバー一覧へ
△前号へ
★本号の目次へ
▽次号へ