Wing Brain メールマガジン 第441号
2019/01/20(日)発行



目次
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● 各種の詐欺 ロクスケ
● うっかりミス等の撲滅(52) なさ
● うっかりミス等の撲滅(53) なさ
● 連載 第407回 健康で生活するために 自分でやる ロクスケ
○ 編集後記




● 各種の詐欺
最近、わたしのメールボックスに詐欺メールが頻繁に入る。メインで使っているアドレスではないし、第一内容を一目見れば詐欺と分かるので、そのまま無視、消去している。曰く、わたしのPCにウィルスを送り込んだから、四十八時間経てばPC内のデータを全て壊し、わたしの個人データーをネットにばらまく、それが嫌なら四十八時間以内に、○○ドル払え、そのためにこのサイトにアクセスしろ・・・等など。よく読まなくても怪しげな日本語で、大体メールチェックをしないまま四十八時間経ったらどうなるのかなどなど馬鹿らしいが、慣れない人などは心配になってその指定サイトにアクセスし、本当にウィルスを呼び込む事になりかねない。

全て無視し、消去すれば問題は無いし、このことは最近詐欺メールなどでチェックすればいくらでも出てくる。

しかし、メールばかりではない。六十代の女性が、訴訟に巻き込まれているから資産を全て隠さなければならない、指定の場所に送れと書いたはがきを受け取り、何回にも分けて生命保険なども解約して現金を小包で指定の場所に送ったとのこと。総額一億円あまりをだまし取られたというのだが、どうしてこんな詐欺に引っかかったのは理解に苦しむ。この人ばかりでは無く、数百万から数億円からオレオレ詐欺にだまされ被害に遭う人が後を絶たない。

新聞でもテレビラジオでも繰り返し注意を呼びかけられているのにどうしてだまされるのかわたしには理解できないが、自分はだまされないと日頃言っている人がだまされるのだそうだ。

本人に思考力判断力が無いからだまされるのだ、と言って済む問題ではない。詐欺師はまさかと思う手段でだます。まさに虚を突かれてだまされるのだろうが、それはわたしも例外では無いのかも知れない。幸いだまされるような資産も持ってはいないが例え百円でもだまされ盗られるのでは精神的に良くない。

家族や友人を名乗ってくるとつい情にほだされるのかも知れないが、必ず本人に確認を取る必要はある。電話が変わった等と言われても、元の電話番号にかけてみて、いつも話し中だったらそれが怪しい。また、普段から暗号を決めておく、個人しか知らないはずのことを訊いてみるなどあるのだろうが、いざとなるとそれを忘れるようだ。

銀行や弁護士、警察を名乗る電話は絶対に詐欺と決めつけてかまわない。返事を保留してすぐに警察に通報するべきだろう。仮に本物の銀行警察弁護士などでも、それは失礼でも何でもない。

by ロクスケ




● うっかりミス等の撲滅(52)
本記事は、うっかりミス、忘れっぽさ、勘違い・思い込み等の短所的特性、特にいわゆる認知の歪みに起因するエラー撲滅のために考察と実践を行うものである。これまでの経過・概要等については、434号記事(39)の前半を参照されたい。今回も、まず本記事において定例の各タスクの進捗についての報告をしたい。

これまでに原稿提出が度々遅れた反省から、意識的に早めに原稿を仕上げようと尽力している。前々号439号は提出が遅かったが、その反省から前回440号は発行日01/06(日)に対して原稿1通目を12/20(木)、原稿2通目とメルマガ440号下案を当初より遅れたものの12/24(月)に仕上げた。今回は、発行日1/20(日)に対して原稿1通目である本通を1/4(金)に仕上げられている。



まず、今回も前回までと同様に、引き続き425号で挙げたこなすべき8つの主要タスクの進捗状況を本記事でお伝えしたい。今回は、年末年始で時間を通常時期よりも多く確保できたこともあり、前号まで停滞していた各タスクについて、少なからず進めることができた。「(A) 広告関係の下案作り」について、久しぶりに作業を再開し進めるにあたっての再検討を行えた。「(E) 職場の掃除」については、作業としては引き続き進捗なしであったが、後述の(E')を大幅に進められた。「(D) 業務日誌(引継ぎ資料)の仕上げ」は引き続き当日のうち、もしくは数日以内に確実に終えられている。

「(E') 間接的に(E)に関係するタスク」についても、年末特有の他のタスクが完了したこともあり、年末年始休みに入って直ちに作業を久しぶりに再開できた。かつ、この年末年始の時間を限りなくこの(E')に注ぐことができ、数ヶ月ぶりにまとまった進捗があった。年末年始のうちに完全仕上げにはならなかったものの、それの一歩、二歩手前まで進められ、自分の中でも相当な自信につながった。

これらのタスクいずれも、前号で述べた自己暗示の効果が少なからずあったと強く確信している。即ち、「やらなければ、頑張らねば」と思うほど逆効果と考え、「今は手を付けられなくて構わない、でもそのうち出来れば良いんだよなぁ」と軽く念じるように心掛け、さらに一歩踏み込んで、各タスクが仕上がった状況をできるだけ具体的に繰返しイメージするようにしたのである。

加えて、感情的・欲望的な自分をもう一人の理性的な自分の目で見つめるという、感情モニタリングの手法を改めて復習して細部の手法に気を付けながら再実践したことも大きな効果があったと確信している。この再実践の手法の細部については、後日改めて詳細に記事にしたいと思う。



最後に、「(G) 睡眠時間の確保」についても、前号から引き続き、早く寝るというよりも睡眠時間を確保しようと心掛けている。幸い、年末年始休みに入り、朝は早起きの必要が無くなったため、十二分な睡眠時間を確保できている。加えて、前号までと同様、で述べたように、何時から何時の間に何を仕上げ、次に何をするかと常々意識して時間を効率的に使う心がけを持続的に実践できていることも大きいと考えている。仕事初め以降は年末までと同様のリズムに戻ることになるが、引き続き最大限の睡眠時間を確保できるよう努めたい。



(次の記事(53)に続く)

by なさ




● うっかりミス等の撲滅(53)
前号は年末年始のため別記事に差し替えたが、前々号439号記事(50)の考察を今回も予定通りに続ける。なお、本記事は前記事(52)の仕上げ日01/04(金)から2日後の01/06(日)に仕上げられている。引き続き、このペースは維持してゆきたい。

さて、前記事(50)の後半でも触れた感情モニタリングの手法は自己暗示とともにタスクの計画的実行に効果的であることを改めて実感した。のみならず、前々号記事(50)の後半で述べた悪い自己暗示に陥らないための工夫の4点目としても同手法は効果的ではないかと改めてつい最近になり実感したのである。そこで、今回からしばらくは、同手法に重点的に焦点を当てて考察したい。



感情モニタリングについては、これまで小生の記事で過去に何度も折に触れて紹介してきたこともあり、ひとまず詳細はそれらの過去記事か同手法の考案者である臨床心理士・河野良和氏の著書などを参照願いたい(なお、今現在は同氏の著書はほぼ全て絶版のようなので、国会図書館等で閲覧することをお勧めする)。ここでは、同手法の概略を小生自身が学んだ範囲で改めて紹介したい。

感情モニタリングとは、自分の心の中に居る感情的・欲望的な自分を、もう一人の理性的・客観的な目で見つめるというものである。心の中で「今は怒っているかい?」「今の気分はどうだい?」などと呟いてみると、しばらくして「今は穏やかな気分かな」「今はちょっとイライラしているかな」等の返答が不思議と感情的・欲望的な自分から帰ってくる。こう聞くと「そんなことできるもんか」等と懐疑的に感じる方も少なくないと思われるが、不思議とそうなのである。嘘だと思ったら、是非ご自分で実践してみることをお勧めする。



その上で、特に怒りやイライラ、悲しみなどの気分状態にある際、その問いかけを1回あたりできるだけ短時間で切り上げ、代わりに(少し間を開けて)何回も問いかけることがコツである。短時間で切り上げるとは、「今の気分はどうだい?」と問い、「ちょっとイライラしているかな」との返答があったら、心臓の鼓動や頭の中がカーっとなっている等の身体感覚を短めに感じてみて、「あっそう」くらいに素っ気なく切り上げて他の物事に興味注意を向ける感じである。

個人的に、感情モニタリングを知って20年近く経つのに、今一上手く上達しなかったのは、この短時間で切り上げることが上手く出来ていなかったと反省している。イライラ気分をいつまでも1回あたり連続して長い時間味わっていると、段々と問い掛けている理性的な自分までもそのイライラに感化されるというか、客観的に自分の喜怒哀楽の感情を観察、コントロールできなくなってしまう。

短く切り上げる代わりに、間を置いて何回も(具体的な目安は7回前後)問い掛けていると、段々とイライラや悲しみなどの深いな感情が麻痺するというか、薄れてきて、感情的に中立的な、理性的かつ冷静な心理状態になってくるのである。



長くなったが、今回はここまで。436号記事(44)の予定よりも少し遅れるが、次号も今回の考察を続けてゆきたい。

by なさ




● 連載 第407回 健康で生活するために 自分でやる
世の中便利になって、費用さえ負担すればほとんどのことをやって貰える。むろん、自分自身が忙しくてそんな時間をとれないなら金で誰かにやって貰うのは当然だ。が、自分で時間がとれるなら、自分でやるべきだと思っている。むろん、専門家しか出来ない事もあるだろうし、技術が必要なこともあるだろうが、やってみると自分でやってもかなり出来るものだし、自分でやったというひいき目から満足も出来る。

一つの例だが、わたし自身居間の庭に面したガラス戸には従来圧遮光カーテンを掛けていた。が、本来カーテンはあまり好きではないのと、従来洋風だった居間を和風に変えたことから、このカーテンも障子に変えた。ただし、ここにきちんとはまる障子など既製では無いしさらに障子は半分しか開かないから従来のカーテンのように全面開放というわけには行かない。

そこで、障子を作ってしまった。それもアコーディオン式にしたので全面開放が出来る。おそらく専門家に頼めば数十万かかるらしいが、手持ちの材料を使ったので二,三千円で出来た。とうぜん、材料としても本来の障子用の柾目杉板では無く、建築用の2x4だが、わたしには全く不満は無い。

これは勿論費用の節約になるが、なにより自分の満足感は極めて大きく、それが最大の収穫だと思っている。床の張り替え、壁の塗り替え、屋内水道工事などなど、色々調べやり方を工夫し材料を買って自分でやってみる。この、調べて工夫する時が楽しい。むろん、思惑通りには行かないことも多々あるが、何度でもやり直せばよい。

出来ないと思うことでも自分で調べ工夫してみると結構できるものだし、今ではネットでいくらでもやり方を調べることは出来るし、材料なども通販で買える。

こうやって自分でやることで、わたしにとっては考える能力が必要でありやり遂げる体力なども要る。これが結構脳トレ、老化防止、そして健康に役立っていると思っている。

by ロクスケ




○ 編集後記
■ 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。さて、昨年は本当に地震や台風、豪雪など自然災害が異常に多い年でしたが、今年も年明け早々熊本で大きな地震がありました。被災地の方々にはお見舞い申し上げます。自然災害は人間の力ではどうしても防げません。出来るのは被害を最小限にすることだけですが、それでも今回の地震で被害が無かったのはそれが機能したのだろうと思います。

■ 地球規模で大規模な温暖化が進み、地殻運動が活発化していると言われています。そして、世界情勢もなにやら平穏とは言えないようで、とにかく今年が無事な一年であればと思う次第です。
(この項までロクスケ)

■ 本号が発行されるのは1/20ですから、既に1月も終わりに近づいています。年が明けたと思ったら、そのうち半月、つまり24分の1が既に終わってしまっているわけですから、時の経つのは本当に早いと重ね重ねしみじみ感じます。今年はより一層飛躍の年にしたいと考えており、最近特に忙しいため、いかに限られた時間を効率良く使うかを常々考えながら過ごしてゆきたいと思います。

■ 年が明けてふと気付きましたが、小生がこちらのWing Brainにお世話になり、メルマガに定期的に原稿を掲載していただくようになって、丁度10年が経ちました。この10年間を振り返って、今現在もまだまだ未熟ですが、10年前の自分と比べれば、多少は成長できたかと自負しています(前が酷すぎたという話もありますが…)。この先10年で更にどれだけ自己成長できるか、自分の限界の壁を打ち破ってゆきたいと思います。
(この項、なさ)



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