Wing Brain メールマガジン 第445号
2019/03/17(日)発行



目次
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● 本を買う ロクスケ
● うっかりミス等の撲滅(60) なさ
● うっかりミス等の撲滅(61) なさ
● 連載 第411回 健康で生活するために 個人差を知ること ロクスケ
○ 編集後記




● 本を買う
子供の頃から私は結構本を読んでいたと思うし、今までもかなりの量の本を買った。そのために、場所に困って処分もしたりを繰り返していた。むろん、図書館で借りるなどもしていたが、考えてみれば最近ほとんど本屋に行かず本屋で買う事をしなくなった。

今ではネットで検索し発注したりダウンロード版を買ったり、あるいは著作権の切れた本は国会図書館の公開書庫からダウンロード、あるいは青空文庫でダウンロードしている。それらを読書端末に入れておけば、なにしろ数百冊でも持ち歩けるし、近頃めっきり小さな文字が苦手になった物を拡大表示で難なく読めたりしている。

また、本ではなくとも各種のサイトを覗いたりしていれば結局かなりの量を毎日読んでいることになるが、本当に本屋に行かなくなった。

東京には巨大な書店が沢山あり、神田の神保町あたりは本屋街だし、東京駅の八重洲口には八重洲ブックセンターがあり、ここも本当に頻繁に行っていた。が、最近はネットで済ませている事が多い。本屋は本を買うためだけに行くのではなく、その雰囲気を楽しみ立ち読みをするために行くことが多いのだが、その楽しみも気がついたらあまりやらなくなっていた。

読書量はそれほど落ちているとも思わないが、実感が無いのは紙の本を読むことが少なくなったためだろうと思っている。だからそれでいいだろうと思う一方、なんだか違うなと思うこともある。なにしろ、書店がこの十年ほどで半数くらいに減り、特に町の小さな本屋が全く成り立たなくなっていると聞く。

ネットがあることで、おそらく私などが探せる本は非常に範囲が広くなっている。それは間違いない。町の小さな本屋では、少し専門的な本、昔の本、外国の本などはまず見つからないし、昔は一日かけて本屋街を回って見つけたり、最終的には本屋に取って貰うなどをした。外国語の本などは一ドル四百円換算くらいで買わなければならなかった。多分その頃の一ドルは百円くらいだったと思う。それを考えると、ネットで簡単に検索しダウンロード版を買えることがいかに便利かと言うことで、おそらく普通の本屋は成り立たなくなるのでは無いか。

たとえばそれは私が良く買う電子部品などでも言えるが、専門的な電子部品は専門店に行かなくては買えなかった。だから秋葉原に頻繁に通っていたのだが、今ではネットで買った方がよほど便利だ。なにしろ、店周りをしなくとも検索してアイコンをクリックすればそれで済むのだから簡単極まりない。それで無駄な買い物も増えたが、実際に秋葉原でも電子部品の専門店が店頭販売をしなくなっている。店にしても何も秋葉に出店しなくともどこかに倉庫のような場所があれば売れるのだから当然そうするだろう。そうすることで安くもなる。本も同じ事だ。

更に将来は、多分紙に印刷する本は減るのではないか。全てダウンロード版にすれば大きな経費節減になり、その分安くなるし、一部の本はすでにそうなっている。

私にとっては、本屋巡りをしなくなったのが寂しいとも思えるが、それよりもネットで買える利便性が増えた事がうれしい。

by ロクスケ




● うっかりミス等の撲滅(60)
本記事は、うっかりミス、忘れっぽさ、勘違い・思い込み等の短所的特性、特にいわゆる認知の歪みに起因するエラー撲滅のために考察と実践を行うものである。これまでの経過・概要等については、434号記事(39)の前半を参照されたい。今回も、まず本記事において定例の各タスクの進捗についての報告をしたい。

2018年以前は原稿提出が度々遅れた反省から、意識的に早めに原稿を仕上げようと尽力してきたが、2019年に入り、時間の効率的な使い方を強く意識するようになったことも後押しし、これまでと比べてかなり早めに仕上げられている。今回も、発行日3/17(日)に対し、次の記事(61)を原稿1通目として2/28(木)に、本記事を2通目として3/2(土)に仕上げられている。

今回も前回までと同様、引き続き425号で挙げたこなすべき8つの主要タスクの進捗状況を本記事でお伝えしたい。今回も引き続き、時間の使い方の効率化を進めているおかげで、前年末まで停滞していた各タスクについて、年始以降も良いペースで進められている。特に、2月後半に入ってから、時間を効率的に使うだけでなく、一部のタスクではあるが、より前倒しでタスクを仕上げられるようになってきている。非常に良い結果が出せていると自分でも実感している。以下、定例的に個別に進捗をありのまま正直に述べたい。



「(A) 広告関係の下案作り」については、前回までに続きストップしたままだが、自己暗示の観点から自然に手を付けられるよう、「頑張って手を付けねば」という考えを持たないように敢えてしている。「(D) 業務日誌(引継ぎ資料)の仕上げ」は引き続き当日のうちに確実に終えられている。前号までよりも確実性が上がっている点は更なる成果と考えている。

「(E) 職場の掃除」は、前回から引き続きこの2週間もやや先延ばし状態のままになってはいる。だが、前号記事執筆段階までで、後述の(E')が一段落しているため、本当の締切と言える年度末が近づき、締切効果でようやく少しずつだが手を付けられたのが実態ではある。引き続き、年度末前に少し余裕を持って仕上げることにしたい。

「(E') 間接的に(E)に関係するタスク」は、前号記事執筆段階までで一段落しており、前述(E)にいい加減集中したいため、敢えて手を付けないでいる。新年度に入り次第、他のタスクを適切に遂行できる範囲で少しずつ再開したいと思う。

最後に、「(G) 睡眠時間の確保」については、前号までよりは再度早めの就寝ができるようになってきている。これから当面、年度末に向けて(E)に嫌でも集中せざるを得ない状況になるが、それと両立できる範囲で、引き続き早め早めの就寝を心掛けたい。



(次の記事(61)に続く)

by なさ




● うっかりミス等の撲滅(61)
今回も、前号444号記事(59)の感情モニタリングの手法に関する考察と論述を今回も予告通りに続ける。今回は前々号までと同様、本記事は前記事(60)よりも前に小生の原稿1通目として02/28(木)に仕上げられている。今回は発行日03/17(日)に対して2.5週間前、前号444号発行日3日前であり、前号と同程度の悪くないペースではある。引き続き最低限これを維持してゆきたい。

442号記事(55)において、同手法の効果に関して補足的に改めて説明した上で、理論的な考察として自己暗示と並ぶ別の手法である旨を述べ、前号444号記事(59)では、同手法が喜怒哀楽や欲望・性格面の改善になぜ効果的なのかについて仮説を立ててメカニズム的な考察を行った。今回はその補足説明を行う。



前号記事において、感情モニタリング法は、様々な感情・欲望の状態(怒っている、食べたがっている等)を打ち消す、または緩和する指令の信号を送る作用があるのではないかと述べた。とはいえ、自分自身の感情・欲望的な状態をただチェックすれば打ち消す、緩和する作用が発生するかと言えば、メカニズムとして単純にそうとは言えない面がある。今回はその点を具体的かつ重点的に述べたい。

実用的に同法を習得するにあたり、チェックの仕方が悪いとかえって逆効果になってしまう場合がある。それは、不快な感情状態(怒り・落ち込みなど)にある場合、チェックを行って不快な状態にあると気付いた場合、そのチェックを1回の作業としては一瞬で止めることである。逆に、快適な状態(喜びなど)、または普通の状態にある場合は、チェックの時間をある程度長めにとる、即ち快適な感情状態をもう一人の理性的な自分の目で少し長めに味わうようにするのである。

小生自身が同法を習得実践する上で、最初の頃に上手く行かなかった主な理由はその注意点を遵守していなかったことにあると後悔反省している。今でも、意識的に気を付けていないと、不快な感情状態の場合に、ある程度長い時間チェックし続けてしまうことがある。そうなると、不快な感情状態を長めに味わってしまうことで、その不快な状態をかえって自己増幅させる結果になるようである。

逆に、不快な感情状態にある場合、1回あたりのチェックを一瞬で切り上げる代わりに、一定時間をおいて繰返し何回か一瞬チェックを繰返すことで、不思議と不快な感情状態が収まってくる。小生自身の経験としても、やや大げさに言えば、不思議体験とも言える程、急に自分の不快な気分がフッと消えることがあった。

これらの話を総合すると、同法は、一瞬のチェックを断続的に繰返すことで打ち消す作用になり、1回あたり長くチェックし続けると逆に増幅する作用があるのではないかと考えられる。そのような性質があるのは大変に興味深い。



今回はここまで。436号記事(44)の予定よりも更に少し遅れるが、次号446号の記事(63)でも、この考察を続けたい。

by なさ




● 連載 第411回 健康で生活するために 個人差を知ること
健康であるかないかを知る目安として各種の指数がある。例えば、今ではBMIなどとして、体重(Kg)/{身長(m)}^2が25である事が望ましく、±いくつまでは許容、それ以外は警戒等などとされている。血圧は120-85内に収まるのが理想などなど。

無論それは各種の統計などから得られた医学的な根拠を伴った数字であり、無視はすべきでは無いが、あくまで参考値であることも理解しておかなくてはならないだろう。同じ体重でも体脂肪率はどうなのか、骨密度はどうなのか、筋肉量はどうなのかなど様々な要因があるのだし、年齢による基礎代謝率の問題もある。したがって、それらを総合して、自分にとって目標とすべきはどの数値なのかを理解すべきだろう。

例えば成長期の子供は沢山食べるのに太らない傾向があるが、それでも食べた分太るのなら成長期でも何か問題がある。また、その時期にとにかく痩せなければならないと思い込みまともに食べないと、生涯にわたって大きな禍根を残す。

運動をする人間としない人間が同じ量を食べても太る率は極端に違うし、体質で消化吸収率が違えばその結果も違う。BMIはあくまで平均目標であり、自分にとっての理想的な体重はあくまで自分の体に訊きながら求めて行かなくてはならない。

同じ健康でも個人差がある。自分の体が平均とは違うことを認識して各種の数値、BMI、血圧、血糖値、コレステロール値、尿酸値などなどを参考にすべきだ。例えば数字の上でこれらの数字を理想値に保っても不健康であることは当たり前にある。最終的には自分の体がどのような状態か、どれくらいの体重でその状態が良くなるかを確認しながらコントロールする必要がある。

私の場合、これらの数字は必ずしも理想値ではないが、今のところインフルエンザにかかったことは無いし、それ以前に数十年風邪をひいた記憶が無い。病気で具合が悪くなった記憶も無いし、よく眠れるし排泄はそれだけなら3秒で済むし色も形も全く問題が無いし、二十キロ位早足で歩いても疲れず、2〜300メートルなら走っても息切れしない。毎日よく眠れるしかなり筋力もあって数十キロの物なら普通に持ち上げることも問題なく出来る。つまり、自分では健康状態に全く問題は無いと思っているが、BMIはかなり多い。嘗て痩せたことがあるが,そうしたらかなり耐久力が落ちたので、元に戻した。医師には太りすぎではないが、もう少し痩せた方が良いのでは、と言われることがある。が、基本的に今の状態で問題は無いから維持するようにといわれている。

幸いこの状態を保てているが、何も健康指標を目標としているのではなくあくまで自分の体調をモニタリングしている結果だ。大きく健康指標とずれることは無いが理想値では無い。それを守るための生活をしているわけでは無い。

参考値はあくまで参考値、自分の体調をモニタリングして調整すべきだと思っている。

by ロクスケ




○ 編集後記
■ よく、物が壊れる時は一時に沢山壊れると言われますが、トイレ、風呂ボイラー、暖房機、電子レンジ、キッチンビルトインガスコンロ、体重計、そして洗濯機が壊れトイレとボイラー以外全部買い換えました。

■ 幸い私自身は壊れることもなく、今しばらく保ちそうですがこちらは買い換えもならず大切にせねばと改めて思ったものです。
(この項までロクスケ)

■ この編集後記を執筆しているのは前号発行日である3/3(日)です。遂に3月に入り、季節も春になりました。今シーズンは関東は暖冬で確かに気温は例年よりも高く、雪も殆どまともに降りませんでした。ですが、雨もロクに降らず、3月に入ってようやくまとまった雨に恵まれています。降り過ぎももちろん困りますが、適度に夏も冬もお湿りは必要なわけで、昨今の極端な天候には参りますね。

■ 小生の原稿でも述べましたが、今年に入り、特にこの1ヶ月程度は、時間を効率的に使うのみならず、先延ばしの逆で前倒しで様々なタスクをこなせており、自分としては絶好調です。今年1年、この調子で更なる飛躍を目指します。
(この項、なさ)



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