Wing Brain メールマガジン 第448号
2019/04/28(日)発行



目次
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● オレオレ詐欺 ロクスケ
● うっかりミス等の撲滅(66) なさ
● うっかりミス等の撲滅(67) なさ
● 連載 第414回 健康で生活するために 偏食は悪いことなのか ロクスケ
○ 編集後記




● オレオレ詐欺
最近とにかくオレオレ詐欺についての報道が頻繁に繰り返されている。手口を説明し、高額の金が必要だなどと言われたら決して自分だけで決めず、身近な人、居なければ銀行でも警察でも相談するようにと伝えられているのに、相変わらずだまされる人が後を絶たない。最近では海外から電話をかけて逆探知を防ぐための手口も報道されている。

子供に金を受け取るように指示し、軽い気持ちで子供が犯罪に手を染めることもあるようだ。普通に考えると詐欺だとすぐに分かるはずだが、それが分からないのは自分は大丈夫だ、自分には関係が無いと思い込んでいるからかも知れないし、また社会に出ないまま年を取った人などはもともと警戒心がないとも言える。

これはいくら用心するように言ってもおそらく無駄なのだろうと思うが、本人が駄目なら家族が守るしかないだろう。例えば頻繁に電話をして声を聞かせる、緊急の場合の連絡先を教えておく、互いに暗号を決めておき、相手が本人かどうかを確認出来るようにするなど様々な方法があるだろう。

私の所にオレオレ詐欺が電話をかけてきたことはないが、何十年か前に固定電話の番号を電話帳に載せなくしていた。あれは住所氏名電話など個人情報が載せられていて今考えればとんでもない物だったと思う。そして、この十数年は、携帯電話、そしてスマホ以外の電話を廃止した。固定電話を持つ必要が無いからだ。かなりの連絡をメールでやりとりしているし、基本的に知らない電話には出ない。なぜなら、知っている相手は登録している。

電話ではないが、メールでは詐欺メールが横行しており、それは頻繁に来る。特にメインのアドレスはもう二十年以上使っていて、かなり漏れていると思うからだが、とにかく多いのは、何時間以内に指定の口座に金を送らないとこちらのパソコンをウィルスで破壊するというのが多い。また有料サイトを観た金を振り込まないと裁判になるなどなど。手当たり次第送っているのだろうし、中には英語で来る物、怪しげな日本語で来る物もある。さっさと削除しているし、大体が心当たりのない相手からのメールは基本読まないし添付ファイルが付いている知らない相手からのメールは絶対に即座に削除する。まして添付ファイルを開くなどはしない。

また、有名企業のサイトをそっくりまねた偽サイトがあり、そこに個人情報を入れさせるケースもある。自分が絶対安全と言い切れる訳ではない。

これだけ情報社会になると、それを利用した詐欺も急増するが高齢者はその変化についてはゆけず被害に遭うのだろう。自分で気をつけるのは無論だが、身内の高齢者も守る意識を持つべきだと思う。

by ロクスケ




● うっかりミス等の撲滅(66)
本記事は、うっかりミス、忘れっぽさ、勘違い・思い込み等の短所的特性、特にいわゆる認知の歪みに起因するエラー撲滅のために考察と実践を行うものである。これまでの経過・概要等については、434号記事(39)の前半を参照されたい。なお、本記事は、新たな生活リズムの影響もあり、執筆時間を確保できず、記事2通目として当初予定よりも1週間遅く4/20(日)に仕上げている。



今回も引き続き、425号で挙げたこなすべき8つの主要タスクの進捗状況を定例的に個別にありのまま正直にお伝えする。

「(A) 広告関係の下案作り」は前回掲げた新たな進捗報告の形を意識したことで、まだまだ少しではあるが、犬の散歩などの外出時に頭の中で再度考察できた。加えて、これまで(A)を優先するため着手を中止していたタスクのうち、「(C) アプリ作成(プログラミング)」を(A)と同様に、時間配分としては(A)とほぼ交互に外出時に考察し始めることができた。(A)の再開と同様に所要時間としてはまだまだ僅かではあるが、新たに着手できたことは自分の中では非常に大きな一歩と感じている。

「(D) 業務日誌(引継ぎ資料)の仕上げ」は、後述(G)を優先する前提で、引き続きほぼ当日か(決して先延ばしではなく、やむを得ず睡眠時間等を明示的に考慮した上で)翌日のうちに確実に終えられている。

「(E') 間接的に(E)に関係するタスク」は先延ばしというよりも、新年度に入り、小生自身や家族の生活リズムがかなり変わったこともあり、まだ時間を割ける余裕は作れずに居る。再開は間近に迫った大型連休になる見込である。その一方で、「(E) 職場の掃除」は、(A)・(C)と同様に新たな進捗報告の形のおかげもあってか、少しずつだが再開できているが、新たな生活リズムに慣れないこともあり、(E')と同様に、まとまった時間を捻出できるのは大型連休中になる見込である。

「(G) 睡眠時間の確保」については、生活リズムが大きく変わったことから、この2週間は十分な時間を確保できているとは言えない。徐々に体が慣れていくとは思われるが、少しずつ十分な睡眠時間の確保を意識し、維持してゆきたい。



最後に、前回述べた新たな進捗報告の形だが、さすがに前号記事執筆時からの毎日の記録を全て省略せずに掲載すると、本記事が無駄に長くなってしまうことから、この2週間の大まかな平均的な数字を以下に記したいと思う。なお、単位は「分」である。

        A    C    E    E'    G
直近2週間平均  15(30)  15(00)  15(30)  00(00)  300(400)



(次の記事(67)に続く)

by なさ




● うっかりミス等の撲滅(67)
今回も、445号記事(61)の感情モニタリングの手法に関する論述を予告通りに続ける。前号447号の記事仕上げが(理由はどうあれ)久しぶりに遅れたことから、その反省として、本記事は前号447号発行日前の4/11(木)に仕上げられている。記事1通目の仕上げとしては、年始以降ここ最近の最早ペースに戻すことができた。引き続き、このペースを堅持してゆきたい。



前々号446号記事において述べたように、感情モニタリング法を実践する上で、不快な感情状態であるか否かでチェックの時間を意識的に上手に変動させるため、時々刻々の自分自身の喜怒哀楽などの感情的・欲望的な状態のチェックに要する所要時間を安定的に意識すべく、チェック中に所要時間を心の中で「1・2・3・…」と数え上げる方法を試行していると述べた。

その上で、1回当たりのチェック所要時間のみなあらず、前のチェックを終えてから次のチェックを行うまでの時間間隔をも意識し、さらにそのような断続的チェックを何回行うと、何分後に感情状態が変化してくるか(特に不快な感情が鎮まるか)を445号発行日3/17(日)の翌日からデータ採りしている。今回もその進捗報告の一環として以下を述べたいと思う。



前号記事では、数値データとしてはあくまでも大まかなものではあるが、感情モニタリング法による感情状態のチェックに要する所要時間、ならびに不快な感情状態を緩和するために必要な繰返し回数などについて述べた。今回は、同手法による感情のコントロールを、自己暗示を用いて間接的により円滑にするための手法について述べる。なお、これは、感情モニタリング法の考案者である河野良和氏が直接に伝授している手法ではなく、同氏の手法・理論に基づき、小生自身が考察と実践の試行錯誤を繰返して見出しつつあるものである。

感情モニタリング法を忠実に実践する上で、あくまで小生自身の経験則の範囲においてであるが、なかなか上手く行かないことが度々ある。具体的には、他のことに気を取られて同手法を実践すること自体をすっかり失念してしまったり、あるいは、同手法の実践途中に意識が他に急に飛んでしまい、感情・欲望的な状態のチェックが半端な時点で中断してしまうこと等である。

当初はその点でかなり悩んだものの、ふと自己暗示を上手く織り交ぜれば良いのではないかと思い付いたのである。感情モニタリング法と自己暗示とは、本質的には共通する要素は少なからず多いと考えられるものの、実践的な手法としてはこれまで別個のものとして論じて、扱ってきたが、発想を変えて、その両者を意識的に融合、混合することにしたのである。

具体的に言えば、半ば馬鹿馬鹿しい話にも聞こえるが、例えば、「上手に感情モニタリング法を実践できれば良いんだよなぁ」、「感情・欲望的な状態を確実にチェックできるんだよなぁ」などという暗示文を心の中で繰返し念じたり、確実に抜けなく感情・欲望的な状態のチェックが出来ている自分自身の姿をイメージしたりするのである。これにより、感情モニタリング法をより一層確実に上手く実践できるようになってきていると実感している。



今回はここまで。436号記事(44)の予定よりも更に少し遅れるが、次号448号の記事(69)では、今回の続きとして、感情モニタリング法をより円滑にするための自己暗示をどの程度の頻度で繰返すと効果的であるか等の数値データ採りを実践した結果などを述べたい。

by なさ




● 連載 第414回 健康で生活するために 偏食は悪いことなのか
一般常識で食べ物の好き嫌いは健康に良くないとされ、また子供の頃から野菜でも肉でも魚でも好き嫌いせずに食べなさいと教えられてきた。基本はそれで正しいと思う。実際、アレルギーなどで食べられない場合は別だが、単に好き嫌いで食べないのは確かに健康を損なうのでは無いか。

私の友人でもう無くなって久しいが一切野菜を食べない人物がいた。とにかく肉や魚系しか食べないし、サラダなどは無論、付け合わせの野菜も一切口にしない。子供の頃からの友人だったが、記憶に有る限り子供の頃からそうだった。家で親がそれを気にしていたのかしなかったのかは知らないが、学校給食でも先生に野菜を食べろと言われ、歯を食いしばって抵抗していたのを覚えている。

社会に出てからも同じだったらしいが、見かけ上は健康に見えたし特に太っても痩せてもいなかった。血色も悪くなかったし、普通に結婚し、普通に子供も出来ていたが、働き盛りに急死して驚いた。朝起きてこないので見に行ったら布団の中で亡くなっていたそうだ。奥さんも同じ部屋で寝ていたが、先に起きて色々台所仕事などをしていたが、いつも起きてくる時間に起きてこず、起こしに行ったら、寝ているとばかり思っていたのに亡くなっていたとか。すぐ119番通報をしたが、その場で亡くなっていると言われたとか。ただし、手続き上医師の診断が要るので病院に搬送し、正式に死亡が確認された。

朝奥さんが起きた時、すでに亡くなっていたのか生きていたのかは分からないが、死因究明はしなかったので、とりあえず急性心不全にしたのだとか。

話がずれたが、彼の死因がどうしても彼の野菜嫌いと関わっているような気がしてならない。ただしそれを奥さんに言ったわけではないが。

翻って、昔はともかく今の私は肉類をほとんど食べない。嫌いなのだ。ただ、動物性タンパク質として魚はよく食べるし、肉にしても全く食べないわけではない。今はそんなこともないが、昔は付き合いでステーキも食べたし、ハンバーガーなども食べていた。

私が明日にでも知らない間に死んでいることが絶対無いとは断言しないが、ただいまからそれを恐れているわけではないし、おかげさまで今の生活に必要な体力は十分にあると思っている。傍から見れば私はかなり偏食しているのだろうが、体力的にそれなりに不安もないので良しとする。

by ロクスケ




○ 編集後記
■ 新しい元号が決まり平成はあと二日で終わって、来月から令和になります。かつて、元号とはアジアでかなり広く使われていたのが今では日本だけの制度であり、感慨深い物がありますが、考えてみれば世界共通の西暦も本来は元号のような物。ただ改正がないだけです。

■ とはいえ、感慨深いですね。私は昭和生まれですが、平成になって三十年。なにかあっという間に平成が過ぎてしまったような気がします。振り返ってみれば時間の経つのが何と速いことかと思いますが、令和の時間は今よりももっと速く感じるのでしょうね。
(この項までロクスケ)

■ この編集後記を執筆しているのは4/20(日)です。ロクスケ委員長もおっしゃるように、平成という時代もあと僅か10日で終わってしまうとは、まだまだ実感が湧きませんが、小生も感慨深いものがあります。自分が生まれてから元号が2回も変わるとは、何とも貴重な体験ではあると感じています。

■ もっとも、歴史的に見れば、昭和という時代が比較的長く続いたのであり、平均すればもっと短く終わった元号は少なからずあります。親子の継承などのタイミングからしても、30年の節目で元号が変わるというのは、丁度良いタイミングなのかもしれませんね。何にしても、令和という新たな時代がどのような時代になるのか、小生自身の中では不安と期待がまだ交錯しているというのが率直な思いです。
(この項、なさ)



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