Wing Brain メールマガジン 第451号
2019/06/09(日)発行



目次
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● 英語は必要? ロクスケ
● うっかりミス等の撲滅(72) なさ
● うっかりミス等の撲滅(73) なさ
● 連載 第417回 健康で生活するために 偏食の勧め(?) ロクスケ
○ 編集後記




● 英語は必要?
近年外国人観光客が毎年幾何級数的に増えている。それこそ倍々ゲームだが、それはリピーターが多いのと、日本から帰った人たちが周囲に日本の安全さ、秩序、清潔さ、親切さ、歴史、風景、食事等などどれをとっても素晴らしいと話すので、それなら自分もと来てみる人が多いからだそうだ。それはツィッターやフェイスブックなどの投稿でも頻繁だし動画で日本の素晴らしさを紹介する物がかなり増えてきているのを観た人も影響を受けているのだろう。他国の物価が急速に上がっているのに日本の物価は上がらず、結果として日本に来ても費用が掛からないというのも理由に加えて良いかと思う。

これはこれで喜ばしいことであり、今までアジア大陸のその先の海の列島としてあまり知られていなかった日本がこのような形で知られるのは良いことだとは思うけれど、それにしても彼らの一致した日本に対する例外的な不満として、日本人は英語が話せない、というのがある。

たしかに、日本では英語教育の必要性が叫ばれ、各種の英語学校は大繁盛だし、小学生から語学教育をすべきだなどとの主張もかなり声が大きくなっている。が、それでも日本人の英語は他国の人に比べ下手だし、ほとんど使えないレベルだ。しかし、私は今の英語教育熱には大反対であり、まして小学校からの英語教育など言語道断だと思っている。

まず、他国人が英語が上手いというのは、一つは英語がヨーロッパの主要言語であるインドヨーロッパ語族に属しており、極めてそれぞれが近いために学びやすいという理由がある。もう一つ途上国では英語でなければまともな教育を受けられずまともな仕事に就けないため、死活問題として必死に英語を学ぶからどうしても上手くなる。

一方日本語は世界でも独立言語として存在し、他のいかなる言語との関係も無い。しかし、その特殊な言語で数百年前から独自の文明を築き、数百年前から世界レベルではかなり高度な科学産業技術を発展させてきたし、今では押しも押されもせぬ先進国として認められ、それを一般人は日本語だけで成し遂げている。すなわち、日本では英語は必須ではない。必要も無いものを学んでも上達するはずが無い。また人間は言語で物を考えるので、言語をきちんと身につけなければまともに思考出来ない。成長期の小学生に他言語を押し込めば覚えるかも知れないが、日本語で物を考えることに支障が出る。従って、外国語教育は成長期にはしてはならない。

ただし、仕事で必要なら、あるいは趣味で話したいなら、大人になってから学べば良い。むろん、母国語同様の会話力は身につかないだろうが、意思の疎通や理解には全く支障の無いレベルにはなれる。私は仕事で必要だから英語を学んだが、大人になってからであり、仕事や意思の疎通には全く問題が無いレベルだと、自分では思っている。むろん、相手がそれに合わせてくれているからも理由だ。

英語ほどではないがフランス語、ドイツ語、スペイン語、中国語の基本的な日常会話なら出来る。あくまで基本的なというレベルだが、それで困ったことは無い。将来これらの国で生活をする予定でもない限り、それをどうしようなどとも思わない。それくらいなら日本語に更に磨きをかけたいと今も毎日努力をしている。

どんな言語でも一年で日常生活レベルに支障が無くなるレベルには学べるし、付け焼き刃で旅行ででも使うなら一週間で基本文型の100くらい覚えられる。ご愛敬レベルなら一日で十分だ。さらに近年ではスマホにどんな言語とも意思疎通の出来る翻訳機能がある。

趣味や仕事以外では日本人が英語を学ぶ必要など全くない。必要に応じて必要なレベルまでの習得は大人になってからやれば良いというのが私の結論だ。成長期の語学学習など百害あって一利無しだ。

by ロクスケ




● うっかりミス等の撲滅(72)
本記事は、うっかりミス、忘れっぽさ、勘違い・思い込み等の短所的特性、特にいわゆる認知の歪みに起因するエラー撲滅のために考察と実践を行うものである。これまでの経過・概要等については、434号記事(39)の前半を参照されたい。なお、大型連休後の通常ペースに戻ったこともあり、次の記事(73)は前号発行日5/26(日)に、本記事は5/30(木)に仕上げられている。



今回も引き続き、425号で挙げたこなすべき8つの主要タスクの執筆日5/30時点での進捗状況を、定例的に個別にありのまま正直にお伝えする。今回も悪くないペースで推移している。

「(A) 広告関係の下案作り」は、現状では(C)を優先しているが、外出時の頭の中での考え事の一つとして、少しずつだが復活的に時間を捻出できている。

「(C) アプリ作成(プログラミング)」は、前回に続き、PCに向かってアプリ開発のための手順書・仕様書を資料として少しずつまとめられている。加えて、自力での開発のみならず、一部を外注化することとし、その外注仕様についても業者への打診と内々の検討を始められている。引き続き、(A)と同様に、主にすき間時間を使って少しずつ仕様書を仕上げ、自力で出来る部分はプログラミングの段階に移行してゆきたい。

「(D) 業務日誌(引継ぎ資料)の仕上げ」は、この2週間は特に100%当日のうちに済んでいる。これも、すき間時間の有効活用により早い段階から少しずつ仕上げることにより、睡眠時間を犠牲にすることなく、実現できている。

「(G) 睡眠時間の確保」は、引き続き最たる課題の一つだが、連休後は家族の協力も得て、意図的にすき間時間に休めるような体制にできたため、一日の睡眠時間の総計は以前よりも少し増やせている。加えて、薬の服用や夜の晩酌の酒の飲み方を少し工夫することで、入眠しやすくする工夫もできている。

「(E) 職場の掃除」は、前号で述べたように、大型連休時に時間を費やしたおかげで、連休後も極めて順調に、すき間時間を使って上手く行えている。このペースを今後恒久的に持続してゆきたい。

「(E') 間接的に(E)に関係するタスク」は、大型連休後は、上述の(A)や(C)を優先すべく、意図的に時間捻出は避けている。今後、他のタスクの進捗を見て再開したい。



最後に、前回までと同様に、各タスクに費やした時間を以下に記す。今回はこの 2週間の一日あたり平均時間である。

A    C    E    E'   G
05(15)  20(30)  15(15)  0(0)  300(300) 単位:分



(次の記事(73)に続く)

by なさ




● うっかりミス等の撲滅(73)
今回も、445号記事(61)の感情モニタリングの手法に関する論述を続ける。前回は大型連休中の十二分な時間を充てられたため早めに仕上げられたが、今回は通常のペースに戻っている。とはいえ、以前のようにズルズル先延ばしはしたくないため、休日も一日の予定、その日にやるべきタスクを予定表に予め明記し、その通りにこなしていくよう努めている。今後も引き続き早め早めのペースを維持してゆきたい。

446〜448号記事で述べたように、感情モニタリング法を上手に実践すべく、1回のチェック自体に要する時間、ならびに次のチェックを行うまでに開ける時間を意識し、数値データ採りしている。今回も、それに関しての進捗を述べる。



前回述べたように、感情モニタリングのセルフチェック時の自分への問い掛けを以前の「今の気分はどうだい?」から「今の気分は良いかい?」とすることで、反応速度が格段に早くなり、チェックの確実性が上がった。その効果はこの2週間も引き続き確認している。

加えて、以前のように2〜3分おきにスマートフォンでタイマーをかけ、アラームが鳴ったらセルフチェックを行うように癖をつけるトレーニングを時間を見つけて重ねてきている。そのトレーニングにばかり費やせる時間はそう多くはないが、普段の仕事や犬の散歩の途中、あるいは家で家族とくつろいでいる時間中にも、かなりの頻度でセルフチェックのことが頭に浮かぶようになり、その都度、意識が他に飛ぶ前にチェックを確実にできるようになってきた。



以前は、チェックの成功率が高くなかったため、チェックできたとしても、比較的良い気分の時にしか出来ていなかった。即ち、不快な気分の時は、不快な気分に頭の中が占められてしまいがちであり、そもそもチェックのことを思い出せないでいたが、その課題をチェックの確実性・頻度向上により十分に克服できてきたと言える。

不快な気分の際にチェックを行うと、「今の気分は良いかい?」との理性的な自分からの問い掛けに対し、もう一人の感情的・欲望的な自分から、「今は良くはないな」「先ほどよりは少しは良くなかったかな」などの返答を得ることができる。このように不快な気分の際に、繰返し思い出す度に問いかけると、最初は「今は良くはないな」との返答でも、回数を重ねると、不思議なことに段々と「先ほどよりは少しは良くなかったかな」との返答に変わってゆくのである。数値データ採りとしてはまだ不十分だが、引き続きデータ採りを意識して続けてゆきたい。



今回はここまで。436号記事(44)の予定よりも更に少し遅れるが、次号452号の記事(75)でも、今回の続きとして、感情モニタリング法をより円滑にするための自己暗示をどの程度の頻度で繰返すと効果的であるか等の数値データ採りを実践した結果などを述べたい。

by なさ




● 連載 第417回 健康で生活するために 偏食の勧め(?)
人から見れば、私はかなり偏食をしているようだ。まず、外食が嫌いで、よほどのことがない限り家に帰ってから食べるし、家に帰れない時はせいぜいコンビニおにぎりとお茶くらいで済ます。人との付き合いでは外食もするが、自分一人で外食をするとすればよほどの理由が必要だ。

そして、自分の家で食べるものは、一日二食、とにかく野菜が大半であり、肉はほとんど食べない。魚は時々食べるくらい。ご飯は茶碗半分。そして基本的に味を付けない。少なくとも極端な薄味であり、主として食べる野菜の本来の味で十分に満足している。

昔仕事柄毎日付き合いや接待でほとんど飲んで過ごし、食事も全て外食だった。家に居なかったのだから当然だが、その時期は移動も全て車であり、運動など全くしなかったためもあってとんでもない肥満だったし、運動能力はほとんど無く、階段を上るのも途中で休むていたらく。いつもいつも何らかの健康問題、風邪を引いていたり腹を壊していたり腰が痛かったりで到底長生きは出来ないと思っていた。

その後、一人で仕事をするようになってから、それまでの生活を全て見直し、とにかく一日一時間は早足で歩く事から始め、食生活も完全にただし徐々に変えた。酒も一時は完全にやめたが、今は月に3,4回くらいビールの350ml缶一本かワンカップ一個くらいをたしなむ。今では気が向けば一日十-十五キロ歩くし、一度二十五キロ歩いてみて全く体に支障は出なかった。かなり早足なので同年配の人とは歩調を合わせるのが大変だ。

食事は先に書いたとおりにした結果、野菜中心味なし食事に落ち着きとんでもない偏食だが、健康状態はすこぶる良い。二,三十年風邪を引いた記憶が無く、病気で医者に掛かったことがない。健康診断は毎年受け、ちょっと怪しい数字が出ることもあるが気をつければ治る程度で治療の必要は無い。

昔より年を取ったはずだが、体力的には非常に若返っていると思う。少々なら走って息切れもしないし、階段も二段飛びで駆け上がれる。体力が向上すれば精神的にもエネルギッシュになるし、あれもこれもとやりたいことの整理に困るほどだ。

偏食と言っても、成長期とか病気などの条件によりその偏食は同じではないだろうが、自分の体調の結果を見ながら調整していけば良いと思う。私の偏食も、結果として現在の体調、健康状態があるなら、その甲斐があったと言う物だ。

by ロクスケ




○ 編集後記
■ 今年は異常気象続きで、五月末に真夏日が連続し、まだ暑さに慣れていない体にはかなり応えるようです。冷たいものを食べすぎたり食欲が落ちたりで、体にストレスも掛かっているようです。

■ 近年、日本では冬から夏にすぐに変わってしまい春と秋が無くなっているのではないかと言われていますが、確かにその感があります。地球規模の温暖化が原因の気象変動だそうで、これを今の人間が変えることは不可能ですから、あくまでそれになれて行くしか無いのでしょうね。
(この項までロクスケ)

■ この編集後記を執筆しているのは5/30(木)ですが、ロクスケ委員長もおっしゃっているように、全国的に真夏のような暑さが続いています。昼間時は、仕事中はYシャツの袖をめくる、もしくは半袖シャツを着る毎日です。まだ5月とは思えず、この後の梅雨や真夏の時期の気温がどうなるか、心配になります。

■ それでも、まだ5月ですので、雨天時や夜間などは気温がそれなりに下がるため、昼間の高温時の熱中症とともに、夜間に風邪を引かないよう、最大限の注意を払わねばならないと思っています。幸い、睡眠時間を少しでも多く確保できるよう努めていることもあり、体調を崩してはいませんが、まだまだこの先も常に油断大敵と思っています。皆さまもどうぞお気をつけ下さい。
(この項、なさ)



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