Wing Brain メールマガジン 第463号
2019/11/24(日)発行



目次
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● 記憶力 ロクスケ
● うっかりミス等の撲滅(96) なさ
● うっかりミス等の撲滅(97) なさ
● 連載 第429回 健康で生活するために 気分転換 ロクスケ
○ 編集後記




● 記憶力
 前回の編集後記に書いたことなのだが、幼い頃はそれこそ見る物聞く物全てが初体験であり、驚きに満ちていた。だから、現在も少し前のことは忘れていても、幼い頃の記憶がまるでついさっきのことのように思い出せることがある。また、幼い頃は誰でも人生で最高の記憶力を持っており、この時期、例えば言葉、読み書き、社会ルールなどを身につけなければならないから当然なのだ。

人間はそのように出来ているから、現在記憶力がまるで無くなったかのような気がするのはなおさらなのかも知れない。ただ、年齢によって記憶力が衰えてくるのは当然なのであり、それまでに記憶した事柄を理解し応用するためには、不要な記憶を切り捨て必要な記憶を相互に纏めて関連付けるという能力を持たなくてはならない。だからそれ以前の記憶力はいわば雑音まで受け入れていたので邪魔なのだ。

記憶だけなら渡り鳥の記憶力は人間が遠く及ばないという。がそれを応用するとなると人間に及ぶ動物は存在しないし、だからこそ人間は今の地位を築いた。

ただし、いくつになっても必要な記憶はしなければならず、衰えに任せるだけでは本当に駄目になる。と言うことで、私は強いて記憶力を保ち強化する事は大切だと思っている。そうすれば、本来何の感動も無く見過ごしていたことに感動も出来ると思っているからだ。つまり、幼い頃の強烈な記憶が感動をも伴っていたことを忘れられないからだ。

実際はどれほどその強化策が役立っているのかは分からないし、そもそも記憶力自体個人差がある。が、私自身は強化策が役立っていると思うことにしている。

実際は記憶しても今の実生活には全くと言って良いほど役立たないことを敢えて記憶しているのだが、それが脳を刺激し実生活の記憶を助けている、と私は思っている。私が思っているだけでそれが本当だとの保証は一切無いが、まあゲームと考えれば良いのではないか。たとえば読んだ本の一節が気に入って、何度か読み返し全文記憶してみる。おおよそ原稿用紙2,3枚分くらいだが、やってみると結構できる物だ。考えてみれば、役者などは渡された台本を何度も読み返し自分の台詞だけでは無く全部を記憶するのが普通だ。仕事でやっているからだろうが、それこそベテランの超高齢の役者がそれをやって当たり前だと思っている。

よく行く大きなスーパーマーケットなどで、店内に居るスタッフに○○はどこにありますかと訊くと、すぐに連れて行ってくれる。それこそ膨大な数の商品がそれなりに頭に入っているのを客は当たり前と思っているが、自分では必要が無いから覚えていないし覚えられない。

フランス語を2,30年勉強していてボンジュールしか言えない日本人を知っているが、全く日本語を話せないまま日本に働きに来て3ヶ月で日常会話が出来るようになる外国人は普通にいる。年齢の違いはあるにしても、基本人間はそのように出来ていると思うから、私は記憶力を高める努力は常に続けている。

一つ挙げるなら私は常にメモ帳と筆記具を持ち歩いているが、何かの打ち合わせを人とする場合などはそれを書き留める。しかし、相手はそれをしない場合が圧倒的に多い。そういう相手はあまり結果を期待できないとも思っている。

by ロクスケ




● うっかりミス等の撲滅(96)
本記事は、うっかりミス、忘れっぽさ、勘違い・思い込み等の短所的特性、特にいわゆる認知の歪みに起因するエラー撲滅のために考察と実践を行うものである。これまでの経過・概要等については、434号記事(39)の前半を参照されたい。

これまで、執筆仕上げが度々遅くなった反省から、前々号頃から次々号の記事を常に執筆するペースを維持するよう努めている。463号分の本記事も前号462号発行日の1週間前11/04(月祝)に仕上げられている。今回は11/3〜4が連休であったため、どうしても時間の確保のために早くできなかったが、ペースとしては前号462号と同程度であった。次々号記事を常に執筆する今のペースは今後も堅持してゆきたい。



今回も引き続き、425号で挙げたこなすべき8つの主要タスクの執筆日11/04(月祝)時点での進捗状況を、定例的に個別にありのまま正直にお伝えする。

「(A) 広告関係の下案作り」は、前回から引き続き、外注業者の協力により前回と同程度の進展具合であった。即ち、デザイン面の詳細を詰める作業が進展し、業者2者それぞれから前号段階で依頼していた細部の作業がひとまず仕上がった。業者からの仕上がりが速いため、こちらも間を置かないように意識するようになり、結果的にとんとん拍子に進んでいる。我ながら、今までのペースの遅さからすると、見違えるほどの進展である。後述(C)に費やすべき時間の捻出も踏まえると、今後当面は時間配分としては現状維持がベストと考えている。

「(C) アプリ作成(プログラミング)」についても、(A)と同様に今回もかなりの進展があった。前回までのやりとりを踏まえ、(A)と同様に業者に作業着手してもらう段階に達したため、コーディングを行う上でのアルゴリズム構築が少しずつだが形になり始めている。当面このペースを続け、前回述べたように、年内には最低限度の初歩的機能を持ったアプリ構築を完了させたい。

「(D) 業務日誌(引継ぎ資料)の仕上げ」、「(E) 職場の掃除」、および(E')は、前回までと同様だが、これまでの(E)に加えて(E')も新たに外注業者に一部委託することにした。全体を丸投げすると特注扱いとなり極めて高額になることから、既製品も上手に織り交ぜて、一部外注(特注)することで安価に対応することにした。早速、この1週間のうちに、(E')の一部を委託できる業者を何社か探し当て、コンタクトを取り始めた。次までには、これも(A)や(C)のように作業着手してもらえるように勧めたい。

「(G) 睡眠時間の確保」も前回から引き続き概ね早めに就寝できており、平均の睡眠時間は前回と同じく一定の睡眠時間を確保できている。このペースを堅持してゆきたい。



最後に、前回までと同様に、各タスクに費やした時間を以下に記す。今回はこの2週間の一日あたり平均時間である。

A    C    E   E'   G
30(30)  30(30)  5(5)  0(0)  360(360) 単位:分



(次の記事(97)に続く)

by なさ




● うっかりミス等の撲滅(97)
今回も、445号記事(61)の感情モニタリングの手法に関する論述を続ける。次々号の原稿を常に執筆するペースを維持するよう努めているが、今回は本記事の仕上げは462号発行日11/10(日)になってしまった。前記事(96)と同様にできれば11/3〜4の連休に仕上げたかったが、以前のペースに戻ってしまった。本記事仕上げ日以降の2週間は連休もなく時間を十分取れる日がなかなかないが、何とか工夫して前倒しペースでの記事仕上げに努めてゆきたい。



これまで、感情モニタリング法を上手に実践するための試行錯誤を続け、458号記事(87)で述べたように感情モニタリングに関する独自の改良的方法を発見できたため、その次の段階の取組みを続けている。即ち、不快な気分に陥った際、まだ百発百中で鎮められるまでには至っていないため、成功頻度を高めるため、更なる改良的方法を考案し、実践している。今回もその経過を述べる。

前回までと同様、仕事など何かをしている、または何かに注意が向いている際、常時並列的に頭の中に特定のイメージ画像を思い浮かべ続けるよう試み続けている。前回はかなり高い頻度で実行できるようになったと述べた。



その頻度は前回からの3週間の間も概ね維持できているが、この1週間は仕事で同時並行で進めるべきことが多く、それらのことを常時考え続けていたため、その分特定イメージ画像を思い浮かべられる頻度は落ちてしまった。その点は気にしており、やや大げさだが危機感を持っていたため、本記事仕上げ日前の数日間は特に時間を見つけては意識的に思い浮かべるようにしてきた。

そこで新たに得た知見として、一時的に仕事などに集中せざるを得ず、特定イメージ画像を思い浮かべられる頻度が一時的に落ちたとしても、時間を作って再度思い浮かべる訓練を短期的に繰り返すことで、ほぼそれ以前の頻度に戻すことは比較的容易にできるということである。当たり前と言えば当たり前ではあるが、思い浮かべる訓練ばかりに現実的に時間を取れない環境において、長期的に粘り強く訓練を続けるためには必須の知見ではないかと考えている。

今後は、さらにレベルアップを目指して、今回のように仕事など他のことに集中しながらも同時並行で特定イメージ画像を思い浮かべられるよう、常時100%の想起実現を目指して、さらに訓練を積んでゆきたい。



さらに、前々回および前回の最後で述べたトランス状態に入る訓練については、特定イメージを思い浮かべる訓練と並行して、この3週間は比較的意識し続けることができた。そこでの知見も少なからずあるが、詳細に述べると長くなることから、次の(99)で重点的に述べることにしたい。



今回はここまで。次号464号の記事(99)でも、上述の話を続けたい。

by なさ




● 連載 第429回 健康で生活するために 気分転換
規律正しい生活は精神的にも身体的にも健康を保つためには大切だとされている。むろんその通りだと思うが、人間はそれに従うようには出来ていないようだ。だから、分かってはいるけれど食べ過ぎたり飲み過ぎたり寝なかったり動かなかったりを繰り返し、後でそれを悔やむ。

私自身の事を観ると、おそらく今は、生きてきた中ではかなり規則正しい生活をしていると思う。あくまで私自身のことであって、人と比べているわけではないから、それぞれの人は必要なら自分で考えてみた方が良い。

さて、今の私は過食はほとんどしない。一日二食で十分足りるし、それぞれも野菜中心で極端に薄味だ。

薄味なのは生まれつきの体質なので当たり前に思っているが、現役時代はそういうわけにもいかずかなり苦労をしたもののいつの間にかそれもなれてしまっていたようだ。なにしろ、仕事柄毎日外食だしまた接待などが連日あり、味の濃いもの、油の多い物、肉食、そしてあきれるほどのアルコールと良く続いたと思うほどの乱れた食生活であり、また仕事柄移動は全て車だったから歩くなどほとんどしなかった。歩く時間など無かったし、当然体を動かすなどもほとんどしなかった。見かけはそれほど太っていたとも思わないが、現実にはかなり肥満していたはずだ。

無論、体力は最悪最低で、年がら年中風邪をひき腹を壊し腰を痛めあれでよく仕事が出来、更に接待の連日暴飲暴食不眠が出来たと思う。それなりに若かったこともあってなんとかなっていたのだろう。

今の食生活や生活一般は当時の反動とも言える。おかげで、もしかしたら駄目かもと思っていた健康を取り戻すことが出来、毎年受ける健康診断でも全く問題は見つかっていない。なにしろ、自分で体力が衰えたとの自覚が無い。重い物も持てるしその気になれば十数キロくらい早足で歩いて疲れを感じない。私より若いはずの人がかなり弱っているのを見ると、自分が努力をして体力を保っている事に改めて自信を持つ。

が、

たまに気分転換をしなければ挫折するのではないかと思い、ある時試しに気分転換をしてみようと評判の良いレストランに行って食事をしてみた。そして、分かった。かつて毎日飲み食いしていた食べ物はまずくて食べられない。高い金を出したので結局食べたし飲んだけれど全く気分転換にならなかった。つまり、体が拒否していたわけだ。

今、毎日何の気なしに食べているものが体に合っていることを再認識したと言うことだ。酒も付き合いなどでは飲むことはあるがせいぜい日本酒一合、ビールグラス一杯で十分だ。酔う事は無いがそれで楽しめるなら、気分転換もそれで良い。

by ロクスケ




○ 編集後記
■ 私はテレビを持っていないし、テレビを唯観て気がついたら時間が経っていた等と言うことはしていません。しかし、気がついて見たらどうもパソコンの前に座っていることがどうも増えているようです。むろん、必要でパソコンに向かうことはありますが、必要なことが終わっても離れないことが多くなっているようです。

■ 確かに、パソコンがあると昔は別々にやっていたことが一カ所で出来るし、本も読めれば文章も書ける、ニュースも読めるし図面も描けるなど、そのほか色々出来て便利ですが、それにしてもパソコン前で過ごす時間が増えたようで、考え直さなければならないと思い始めました。ただし、今のところ、体を動かす時間は確保しているので、運動不足にはなっていないと思うのですが。
(この項までロクスケ)

■ この編集後記を執筆しているのは前号発行日11/10(日)です。先月10月は未曾有の大型台風が再度直撃するなど、甚大な被害が生じるほどの荒れた天候が続きました。10月も終わりになった頃から、ようやく連日晴天が続くようになり、天気が安定してきました。それと同時に、一気に寒くなり、山々は紅葉が見頃になってきましたが、冬支度も本番といったところです。

■ 今年もあと残すところ1ヶ月半余り。本号が発行される頃には、残り1ヶ月近くになります。年賀状の準備もそろそろ始めなくてはと毎年思うのですが、気が付けば年末ギリギリになってしまっていました。今年は何とか11月中に一念発起して行動を起こそうと思っていますが、さてどうなることやら。
(この項、なさ)



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