Wing Brain メールマガジン 第467号
2020/01/19(日)発行



目次
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● スマホ中毒 ロクスケ
● うっかりミス等の撲滅(103) なさ
● うっかりミス等の撲滅(104) なさ
● 連載 第433回 健康で生活するために やはり歩くのは良い ロクスケ
○ 編集後記




● スマホ中毒
電車に乗ったりすると、おそらく十人中七,八人はスマホを弄っている。昔は、そのくらいの人たちが本を読んでいるのが普通だったのに、何か異常に感じる。また友人同士などが乗っていてもそれぞれがスマホを見ていて会話も無い。どう見ても異常なのだが当人達はそれが当たり前なのだろう。

私もスマホは持っているが、確かに便利だとは思う。が、私がスマホを見ているのは、電話の時、地図を見る、メールのやりとり、たまには写真や動画を撮ったり、調べ物をしたり等の時だろう。ネットはほとんど見ない。たまに音楽を聴くなどはある。いずれにせよ、スマホを見ている時間は一日十分位ではないかと思う。

昔は、といってそれほどの昔とも思わないが、ガラケイが出来た時でさえその便利さに驚き、直ぐにそれになれたのだが、スマホになって便利とは思うが、ガラケイの時ほどの驚きも無かった。

大昔は携帯電話も無かったのだし、ポケベルが出来てずいぶん便利になったと思った物だ。因みにポケベルを見たことがないと言う若い人の言葉を聞くと、そうではあろうがずいぶん時間の経つのは早いと思う。

いずれにせよ、電話から始まったポケベルへの進化、どこまで行くかは知らないが、ただ、これらはあくまで人間の生活を便利にするためのものだろう。が上記に書いたように電車に乗れば友人同士話もせずに本も読まずにスマホを弄るようでは、でスマホに人間が使われているような気さえする。

最近のことだが、日本の高校生の読解力が急速に落ちていて国際的にも順位が落ちている。短文の読み書きしかしなくなったからだと言われているが、スマホでメールのやりとりやツィッター、フェイスブックなどをやっていれば当然そうなるだろうと思う。

単に社会現象と言うよりも、スマホ中毒はもっと深刻な問題を引き起こすような気がする。

by ロクスケ




● うっかりミス等の撲滅(103)
本記事は、うっかりミス、忘れっぽさ、勘違い・思い込み等の短所的特性、特にいわゆる認知の歪みに起因するエラー撲滅のために考察と実践を行うものである。これまでの経過・概要等については、434号記事(39)の前半を参照されたい。

これまで執筆仕上げが度々遅くなった反省から、ここ最近は次々号の記事を常に執筆するペースを維持するよう努めている。この年末は仕事が立て込んでしまい、前号記事(102)は年末年始の休暇に入った前号発行1週間前の12/29(日)に仕上げがずれこんでしまった。今回は、進捗報告のため前回記事の仕上げ日から時間を置く意味もあり、何より年始の仕事初めからまた時間が取れなくなったため、前号発行4日後の1/9(木)に仕上げている。次回からは、再度早めペース、さしあたり1/16(木)に仕上げるようにしたい。



今回も引き続き、425号で挙げたこなすべき8つの主要タスクの執筆日1/9(日)時点での進捗状況を、定例的に個別にありのまま正直にお伝えする。

「(A) 広告関係の下案作り」は、年末までは、複数業者を交えて外注化によりかなり進み、骨格はほぼ固まった。年末年始の間に自力でできるところまで進めるつもりでいたが、結果的に後述(E')に殆どの時間を割いたため、(A)は今回は当初予定に反してほぼ進まなかった。ある程度はやむを得ないが、事前にもう少し計画を細かく定められなかったのかと自己反省してはいる。なお、この年始以降は、年末までと同程度に進捗していく予定である。

「(C) アプリ作成(プログラミング)」については、外注業者が年末年始の休みに入ったため、この1週間では直接には進捗は無いが、前回述べた通り、当初の計画通り、年始以降の準備を進めることができた。これ以降、(A)と同様に、年末までと同程度に進捗していくよう進めたい。

「(D) 業務日誌(引継ぎ資料)の仕上げ」は、「(E) 職場の掃除」は前回までと同様であるが、今回は(E')について、前回予告通り、これまで停滞していた分を一気に巻き返すほどに大幅に進捗した。この点も年末の計画通りであり、今回最大の成果と言える。一方で、(E)を当初はもう少し年末年始の間に進める予定であったが、結果的に(E')にその分の時間を譲る形になってしまった。

「(G) 睡眠時間の確保」は、年末年始の休暇中は(久しぶりに)十分に確保できたが、年始の仕事初め以降、年末までと同程度の短さになってしまった。できるだけ年末年始の間に年始以降の準備をするようにしたが、既述(E')に予想外に多くの時間を費やしたため、その分のしわ寄せが年始以降の睡眠時間にも影響してしまった。ある程度やむを得ないにせよ、(E')をもっと効率的に短時間で進められる余地は多少あった反省はあるので、その反省を今後に活かしたい。



最後に、前回までと同様に、各タスクに費やした時間を以下に記す。今回はこの3週間強の一日あたり平均時間である。

A    C   E   E'     G
5(60)  5(5)  5(15) 360(360)  420(450) 単位:分



(次の記事に続く)

by なさ




● うっかりミス等の撲滅(104)
今回も、445号記事(61)の感情モニタリングの手法に関する論述を続ける。次々号の原稿を常に執筆するペースを維持するよう努めており、前号は年末で仕事に追われたため止む無く年末年始休に入った12/29(日)に仕上げたが、今までのペースを取り戻すべく、本記事は正月1/2(木)に仕上げている。年始休の間に続けて次号468号分の記事まで仕上げ、年始の仕事初め以降に少しでも余裕を持たせたいと思う。



これまで、感情モニタリング法を上手に実践するための試行錯誤を続け、458号記事(87)で述べたように感情モニタリングに関する独自の改良的方法を発見できたが、不快な気分に陥った際にまだ百発百中で鎮められるまでには至っていないため、成功頻度を高めるべく、更なる改良的方法を考案し、実践している。今回は、前々回記事(101)の続きとして、感情モニタリング法(の改良法)と並行して実践することでより高い効果が得られると期待される手法、即ちトランス状態に入っての自己暗示について、考察と実践の経過を述べる。

前回、トランス状態に入るために、目の前のどこか一点を見つめ、心の中で意識的にゆっくりと「1,2,3,4,…」と数える方法を挙げた。今回はその続きとして、小生自身の試行錯誤の上で見出した知見も含め、自己暗示を少しでも効きやすくする方法を列挙する。



まず、トランス状態に入った後、実現したい内容を表現した文を頭の中で想起する、もしくは声に出すことで自己暗示を実現できる。小生自身の経験則からしても、頭の中で想起するよりは、声に出す方が自己暗示は効きやすくなる。加えて、声に出すにせよ頭の中で想起するにせよ、できるだけゆっくりとしたスピードで文を唱えるのである。

前々回、トランス状態に入らなくとも自己暗示はある程度効果はあるが、トランス状態に入る方がより効果的と述べた。それと同様に、頭の中で想起するだけでも、あるいは比較的速く文を唱えても自己暗示の効果はあるにはある。だが、声に出した方が、そしてゆっくり唱える方が、より効果的のようである。これらの知見をまとめると、トランス状態に入り、なおかつ声に出し、ゆっくり唱えることで、自己暗示の効果を最大限に引き出せるということになる。

とはいえ、周囲に人が居る状況で声に出すのは現実的に難しいので、例えば一人で車を運転している時、一人で自宅で時間を潰している時などに実行する癖をつけると、時間の有効活用にもなり一石二鳥と言える。



次に、頭の中で想起する、もしくは声に出す自己暗示の文をどう構成するかについて述べる。実現したい内容を、ある程度抽象的でも良いので、否定文の形でなく肯定文の形式で、「〜すると良いんだよなぁ」「〜できるんだよなぁ」という形式で文にするのがコツである。ここで、なぜそのように構成すべきなのかについて、以下で2点ほど補足する。

まず1点目。自己暗示の仕組みとして、なぜか否定文にしてしまうと、頭の中で否定語(「〜でない」、「Not」など)が抜け落ちた肯定文として効いてしまうようなのである。なぜ抜け落ちるのかは小生自身の今現在の知見では説明がつかないが、経験則としてそのような傾向があるようである。例えば、「嫌なことがあっても、落ち込まないと良いんだよなぁ」ではなく、「嫌なことがあっても、気分は平気」などと、言い回しをとにかく工夫することである。

2点目。「〜すると良いんだよなぁ」「〜できるんだよなぁ」というのは、既述の感情モニタリング法の創始者である臨床心理士・河野義和氏の指南に基づく。同氏曰く、「(暗示が有効に効けば、自己暗示の文として)思った通りになる」とのこと。



以上の点を踏まえて、小生自身、ここ最近は時間を見つけては、トランス状態に入った上で、「先が読めるんだよなぁ」「時間を上手く使えるんだよなぁ」「気分が安定するんだよなぁ」などと繰返し繰返し(できるだけ声に出して)唱えている。

個人的な実感としては、いずれも少しずつ効いているというところか。急に100%できるようになるわけではなく、前は全然出来なかったが、少しずつできるようになってきている、成功の頻度が段々上がっているというのが率直な実感である。成功の頻度をグラフ化するならば、直線(比例関係)というよりは、放物線、即ち最初は緩やかでも途中から加速度的に伸びるという感じである。そのため、失敗の頻度を敢えて意識せず、少しでも成功を感じたら、それをやや大げさに捉えて、「上手く行っている」と実感するようにするのがコツである。



今回はここまで。次の468号の記事(106)でも上述の話を続けたい。

by なさ




● 連載 第433回 健康で生活するために やはり歩くのは良い
幸い、私は今のところ健康体力に問題が無いと思っているし、毎年受けている健康診断でも特に指摘される注意点も無い。私自身、むろん加齢と共に生活の質の変化を考えているが、幸か不幸か金は無い。とは言え、じぶんでやりたいことをするだけはあると思うし、そして別に豪華絢爛たる生活をしようとは全く思っていない。それより自分でやりたいことをやれる体力、運動能力、好奇心に知力があれば金は必要だけ有れば良いと考えているので、つまりは今のところ生活に不安はない。

金と健康のどちらを選ぶかと問われれば迷うこと無く健康と答える(但し、全くの無一文は困る)。その為に私自身可能な限りの努力をしているつもりだが、食生活は今のところ上手く行っていると思う。後は運動だが、結局歩くことが私にとって最善の運動だとの結論に至っている。

毎日、よほどの悪天候でない限り、一時間ほど毎時五キロ位の速さで歩くことにしているし、天気が良かったり気分が乗れば十キロ位歩く。何年か前だが、二十五キロを五時間で歩いてみて、全く疲労を感じなかったことに我ながら満足した。

歩くことは北海道にいた子供の頃から好きで、また遊び回るのに近くの山へよく行った。近くと行っても今地図で見ると往復で十数キロ位坂道を上り下りしていたようだし、また別の近くの山は散歩コースの曲がりくねった道路があったが、私は麓から頂上三百四十メートルまで一気に直線の斜面をほとんど駆け上がることを楽しんでいた。

社会に出て、移動がほとんど電車、汽車、車になりある事がほとんど無くなって極端に体力が落ちた。むろん、付き合いと称する暴飲暴食も原因だが、ある時出張先の神社に行ってみようと階段を上りかけ、十数段でへばって上れなくなったことに愕然としたのが、体力喪失の恐ろしさを実感した最初だと思う。運動能力だけではなく年がら年中腰が痛い足が痛い風邪をひいた腹を壊したを繰り返していたが会社は休めない。

その後、付き合いの飲み食いはある程度やむを得なかったし、仕事での移動を車でしないわけにはいかなかったが、それでもとにかく時間を見つけて歩くことを始めた。少しずつ歩ける距離や速さが上がってきて、それなりに体力が回復したとは思っていた。

本格的に歩くことを日課にしたのは、退職してからだが早めに退職して自営を始めていたので思えばそれが日課に出来る時期はまだ早かったのだろう。むろん、いくつになっても良いのだが。

今も毎日数キロ以上歩いている。色々な生活習慣の改善もあるだろうが、私自身は歩くことが一番効果があると思っている。一日歩かないと(よほどの悪天候など)確かにすっきりしない。

走ることはしないが、歩くことは誰にでも出来るしどこでも出来るしいくつになっても出来る。一人で出来る。大いにお薦めしたい。

by ロクスケ




○ 編集後記
■ 令和二年、早い物で、もうメルマガの発行が二回目です。子供の頃は、お正月は何ヶ月も続いていたかのような記憶ですが、今はそれこそあっという間に済んでしまいました。こんな調子で、あっという間に来年になってしまうのではないかとうんざりしています。

■ 人間誰しも加齢によって時間経過が本当に早くなります。年齢に関わらず、一年は365日、一日は24時間の筈ですが、大人になれば子供のように身の回りの出来事を一つ一つ観察し記憶し学ぶ事が無いので、無意識のうちにそれらを見過ごしていることが時間感覚の早くなる理由です。と言うことは、身の回りの一つ一つにもっと注意を注げば時間は長くなりますが、そうすると生活が極めて不便になります。つまりは時間感覚の変化は必要な成長要素なんだそうです。まあ、それで納得するつもりなんですが、でも残念でもあります。
(この項までロクスケ)

■ 本記事を執筆しているのは本号発行日3日前の1/16(木)です。ロクスケ委員長もおっしゃるように、年が明けてから早2週間が経ち、1月も半分が終わってしまいました。今年2020年という1年の24分の1が早くも終わったことになります。本当に、気が付けばまた次の年末になってしまっているようで、時間経過の速さが恐ろしくもあります。

■ 今年はかなりの暖冬のようで、多くのスキー場が雪不足で営業できず頭を抱えているとか。その一方で、暖かいためか、花粉症が早くも始まっているとの話も聞きました。冬に入る前は、暖冬の方が雪が降りやすいとの話もありましたが、雪が溶ける程に暖かければ、そもそも雪にはなり得ませんね。さて、春を迎えるまでにどうなることやら。
(この項、なさ)



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