Wing Brain メールマガジン 第477号
2020/06/07(日)発行



目次
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● 懐古趣味 ロクスケ
● うっかりミス等の撲滅(123) なさ
● うっかりミス等の撲滅(124) なさ
● 連載 第443回 健康で生活するために 好奇心の維持 ロクスケ
○ 編集後記




● 懐古趣味
世の中には古き良き物に拘りを持つ人が居る。趣味のことだからむろんそれに対して異論を唱えるつもりなど毛頭無いが、私はその傾向があまりになさ過ぎるとも自覚している。

日本は世界でも古い文化を未だに日常生活に持っている希有な国と言って良いそうだ。むろん、世界各国独自の文化を持っているが、百年二百年前の文化を現代生活に持っている国はほとんど無い。一例を挙げれば、日本人は普通に着物を着る。普通にとは、例えば成人式の時に女性は着物を着、正月などではやはり着物を晴れ着とする人は多い。着物が普通に売れているし、夏などは浴衣の人も普通に見る。

一般の人がお茶やお花を習うことが普通に有るし、例えば落語や講談、浪曲などが根強い人気を持っているし、若い人が途切れることなくその道に入り、大相撲が国技とまで言われている。

これと直接関係があるかどうかはともかく、私の知人にSPレコードを蓄音機で聴くのが何より楽しいという。竹針を自分で作ってしみじみと聞くその心地よさは到底本人でなければ分からないそうだ。それに対し趣味なのだから異議を唱える理由など無いが、ただ私は今は音楽をネットでダウンロードし、散歩の時などは小さな音楽プレーヤーで聴いているし、家でもいつもではないが自作のアンプに音楽プレーヤを、時にはスマホをつないで聴いている。

家にはLPレコードがあるし、その為のプレーヤー、アンプ、スピーカーがある。が、レコードを聴く事はまず無いしその後は一時期カセットテープとプレーヤー、またCDと同じくCDプレーヤーと変換してきた。今はマイクロSDカードに数百曲入れた物を流しっぱなしにしている。

音楽鑑賞は元々好きだったが、同時に面倒くさがり屋なので、とにかく簡単に聴ける物を選んできたのであって、音質やその雰囲気に浸る趣味には至らなかった。かつては自分で真空管やトランジスタ、ICでアンプを作り、音に凝ったつもりだが、それでもレコードを聴く気にはならないしましてSPレコードはなおさらだ。

全てでないがレコードをSDカードに写し、同様カセットテープやCDからも写してそれを聴いている。ダウンロードと違いこれらをSDカードに写すのは聴くのと同じ時間がかかるので、同じ曲がネットにある場合はそちらを使う。つまり音質はあまり気にしていないのだ。

音楽鑑賞が好きでも音質にはこだわらないのを訳が分からんとよく言われるが、音質にこだわるのと音楽にこだわるのは違うと思っているので聞き流している。

かつては旅行に行ったときなどはポケットカメラでよく写真を撮った。良いカメラを買う気にはならず、ポケットカメラで沢山撮るのが好きだったし、今ではデジタルカメラでますます採るようになった。片端からPCに写すだけなので簡単なのが一番良い。画質は写真マニアに言わせれば問題外だろうが、別に私はそれを楽しんでいるのだから問題は無い。

つまり楽しめれば良いと言うことで、話を戻せば今は実用性のない古い日本文化を日本人が日常生活に持っているからこそ、生活に潤いがあるのだと思っている。つまり、私の音楽鑑賞や写真は潤いとは関係が無いのかと時々思っているが、まあそれでも別に構わない。

by ロクスケ




● うっかりミス等の撲滅(123)
■本記事は、うっかりミス、忘れっぽさ、勘違い・思い込み等の短所的特性、特にいわゆる認知の歪みに起因するエラー撲滅のために考察と実践を行うものである。これまでの経過・概要等については、434号記事(39)の前半を参照されたい。



今回も引き続き、425号で挙げたこなすべき8つの主要タスクの執筆日5/28(木)時点での進捗状況を、定例的に個別にありのまま正直にお伝えする。

「(A) 広告関係の下案作り」は、4月以降コロナの影響で時間が出来てきたものの、後述(E')に引き続きのめりこみ続け、(A)には十分な時間を捻出できてこなかったが、前回述べたように、いい加減手を付けないといけない時期になったので、少しずつ追い込まれるように時間を捻出し始めたので、このまま少しずつ時間を増やしてゆきたい。先延ばし癖が久しぶりに出てしまった点は反省しなければならない。

「(C) アプリ作成(プログラミング)」および「(D) 業務日誌(引継ぎ資料)の仕上げ」は、引き続き同程度のペースを維持している。前号で今月中にと述べた開発ステップは無事完了したため、次の開発ステップを進め始めた。来月6月中には仕上がる予定である。引き続きこのまま進めたい。

(E')は、前回今月中には仕上がる予定と述べた、連休中に終わらなかった続きも無事終わらせることができた。まだいくつか残ってはいるが、前述(A)の時間を捻出したいこともあり、そろそろ(E')は最低限のメニューを日々細々と進められるペースを維持するだけに縮小してゆきたい。

「(G) 睡眠時間の確保」は、引き続き連休前と同程度の睡眠時間で推移しているが、前回述べた、ちょっとした工夫で早めの就寝ができる余地を実践し始め、おかげで30分程度は早めることができるようになった。前述(C)の開発が完了し、それによる仕事の能率化が図られた面も大きい。このままのペースを堅持してゆきたい。



(次の記事に続く)

by なさ




● うっかりミス等の撲滅(124)
今回も、445号記事(61)の感情モニタリングの手法に関する論述を続ける。

できるだけ早め早めに原稿を常に執筆するペースを維持するよう努めており、今回も本記事を1通目として前号476号発行日5/24(日)に仕上げている。次回以降も当面このペースを維持したい。



繰返しの再掲になるが、これまでに感情モニタリング法を上手に実践するための試行錯誤を続け、458号記事(87)で述べたように感情モニタリングに関する独自の改良的方法を発見できたが、不快な気分に陥った際にまだ百発百中で鎮められるまでには至っていないため、成功頻度を高めるべく、更なる改良的方法を考案し、実践している。

少しずつ改善は進んでおり、感情モニタリングのセルフチェックをかなり高頻度に実践できるようになったが、まだそれでも精神的に不快な状態に陥った場合に快適な精神状態に回復させる、即ち感情のモニタリングを超えてコントロールというレベルにまで高めるには不十分であった。その不十分さを克服するために考察と試行錯誤を重ねた結果、3つのコツが不可欠であること、およびそのコツの1〜2つ目を補足説明を含め前回までに述べた。今回もその続きを述べたい。



今回は、前回述べた3つのコツのうち2つ目に関する補足説明をしたい。前回、快適な、楽しい感情状態にできるだけなりやすい特定イメージ画像それ自体を洗練・濃縮することを2つ目として挙げた。その洗練・濃縮を具体的にどのようにして実践するかの手順を以下で述べる。

まず、快適な、楽しい気分になれる画像または動画を、ブレーンストーミング的に思い付く限り列挙する。もっと言えば、このような場で言うのも何だが、性的興奮を覚えるような卑猥な画像または動画でも良いかもしれない。

次に、それらの各画像または動画について、特にどの部分が快適な、楽しい気分、あるいは性的興奮を覚える対象になるかを分析し、不要な部分をカットする。例えば、自然の風景画ならば、背景の山だけ必要なのか、手前の平地の風景や山の上の青空も必要なのかなどを場合分けして考察してみる。ペイントやフォトショップなどのPCソフトで言えば、画像・動画のクリッピングを行う行為に相当するが、頭の中で画像または動画を思い浮かべるだけでは不十分と感じるならば、実際にPC上でそのようにクリッピングを繰返し試行錯誤して行ってみても良い。

その上で、それらのクリッピングした画像または動画を統合してみる。例えば、非常に不謹慎かもしれないが、お気に入りの自然の風景画を背景として、そこに特に性的興奮を覚える女体の裸体を描いても良い。そのような統合を繰返し行い、できるだけ画像サイズの小さい静止画、または再生時間の短い動画に仕上げる。

統合を試みても、なかなか1つの静止画または動画にまとまらないかもしれない。その場合は、後からふと思い付いて統合できるかもしれないので、無理に統合しようとせず、複数の静止画または動画として頭の中に登録しておくようにする。因みに、小生個人的には、今現在、5個も10個もないが、2〜3個の動画にまとまっている。



今回はここまで。次の478号の記事(126)でも上述の話を続けたい。

by なさ




● 連載 第443回 健康で生活するために 好奇心の維持
人間年を取ると好奇心を無くすると言われている。確かに子供の好奇心は大人からすれば到底付き合いきれないほど旺盛だが、と言って無視していては子供がまともに育たない。

私がまともに育ったかどうかはともかく、子供の頃の好奇心は人並み外れていたようだし、そして今の好奇心も同年配とは全く話が通じない位だ。同年配で自作を含めPCを何台も持ちネットにつなぎ、絵描きから表計算、文書、動画、ブログ等などありとあらゆる物に手を出しているのは知る限り余り居ない。

前にも書いたがあまりに色々な物に手を出したので結果として何一つ奥深く極めた物は無いようだ。それでも、私は何かを極めるより、色々な物に手を出し好奇心を満たす方がよほど生きがいを感じる。それも人それぞれで、私のこのやり方が今の生活を予想を超えて豊かにしてくれていると思うのだが、まあ人と比べてもしょうが無いし人の評価も気にしていない。

無論人それぞれの生き方があり、一つのことを究極まで突き詰めようとしている人に私は尊敬の念を持っている。日本人の職人気質が例えば工場で作る製品や手作りの伝統家具など様々な分野で日本人特有とも言われる拘りで技術を突き詰めた結果が同じ製品を作っても日本製の完成度の高さとして知られるようになったし、結果として日本が世界でも冠たる技術大国になった。それはそれに関わる人たちの突き詰める姿勢にあるので、それを十分に認識した上で、私は全く違うやり方で生活をしていると言うことだ。

新しいことに次々に興味を示しとりあえずやる。例えば私は物作りが好きで、家具でもアンプでもとにかく作るがこれらの分野でも普通は素人がとにかく究極まで突き詰め傑作を作る事を夢見る。私は可能なら手抜きをしてでも常に新しい物をとりあえず私が良いと思うレベルで作る。

その代わりありとあらゆる物に興味を持ちありとあらゆる物を作る事に主点を置いている。本も分野を特定することはないし、語学なども英語は仕事で必要だったからおそらく仕事で問題の無いレベルにはなったと自認しているが、他の言語はやってみた、その結果なんとかなったというレベルで、英語も含め母国語のようなレベルになるつもりなど思ったことはないし、他言語は到底実用レベルとも思わないがそれでも残念とも思わない。

結局、ありとあらゆる物を広く浅くやることで私なりに人生を楽しんでいるなら、一つのことを突き詰める人が人生を楽しむのと変わらないだろうと思っている。つまり、好奇心が最優先されているのだ。

by ロクスケ




○ 編集後記
■ 最近は何を考えても結局コロナ肺炎のことになってしまいますが、私自身は確かに前よりは家に居ることがほとんどです。しかし、時間を決めて外を歩いたりは健康上続けていますけれど、もう一つ大がかりな掃除をしています。前にも書きましたが、その気になると捨てる物が無限に出てきますし、数十年間見た記憶の無い物まででてきて、なんでこんな物があるとびっくりしています。

■ その捨てる物の中には大昔自分で作った電子関係の機械とか、家具とか道具などがありますが、元々は別に使うのが目的ではなく、作る事が目的の趣味ですからそういうこともあります。使わないとはっきりしている物も、かなり作りますからね。結局、捨てるために作っているのかと思う事があります。
(この項までロクスケ)

■ この編集後記を執筆しているのは発行日前日の6/6(土)です。うかうかしていたら、発行日前日になってしまいました。今後は意識的に一日でも早く仕上げたいと思います。5月末から関東でも緊急事態宣言が解除され、人出も徐々に戻ってきましたが、第2波が懸念されています。しばらくは、緩和してはまた自粛の繰返しになるかもしれません。いい加減うんざりしますが仕方ないですね。

■ シリーズ記事として、感情モニタリング法に基づく感情コントロールの取組みをずっと論じてきましたが、そろそろ終わりも見えてきたようにも思うので、次のステップとして、うっかりミスや物忘れ防止に関する取組みも徐々に始めており、一定の成果を上げています。次はそこに重点を置いて記事を執筆したいと思います。
(この項、なさ)



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