Wing Brain メールマガジン 第478号
2020/06/21(日)発行



目次
以下のタイトルをクリックしてください。このページ下方の該当する記事にリンクしています。
● 捨てられない物 ロクスケ
● うっかりミス等の撲滅(125) なさ
● うっかりミス等の撲滅(126) なさ
● 連載 第444回 健康で生活するために 語学の学習 ロクスケ
○ 編集後記




● 捨てられない物
いつも鳴らしっぱなしにしているラジオで、たまたま捨てられない物というのをリスナーからメッセージとして集めて紹介している番組があった。多くの年代の人たちが、子供の頃に大切にしていた玩具を未だに50も過ぎているのに捨てられない、とか趣味で集めた○○を捨てられない、旅行のお土産で買った物が捨てられない、昔着ていた服が今は到底柄もサイズも着られないが捨てられないなどなど様々な声が紹介されていた。

私の母は、とにかく何でもかんでも取っておくのが癖だった。買い物で貰った袋、包み紙、紐、穴の空いた片方の靴下、すっかりちびたげた、着られなくなった服などなどとにかく母が亡くなってから整理してみたら家の隙間という隙間に様々な物が詰め込んであり、故人を偲ぶ物は別だが、袋や包み紙紐などは相当量処分した。

母が特別なのだと思っていたが、聞いてみるとどこにでもそのような人が居るらしい。私は本当は捨てようと思うのだがそれを忘れて使いもしない物を大量に保存する癖があり、どうも母の影響ではないかと思っている。

しかし、今は昔の思いでの物も含めて可能な限り捨てるようにしたら、捨てられない物など無いと思うようになった。それで、前回も書いたように大量の本や衣類家具や食器ありとあらゆる物を使う分だけ残して捨てつつある。仮にまた使うことがあっても新しく買った方が良いと考えるようになったし、さらに買わないようになった。それでも気がつけば要りもしない物を買うことはあるが、それでもかつてよりは減った。

思い出の品も結構だが、観なければ思い出さない。旅行で買ったお土産など、私はほとんど買うことがないが、買ってもお土産以外はほとんど無い。昔は現地でしか手に入らない,あるいは食べられない物なども有ったが、本当に欲しければ今では最終的にはネットで買える。

つまり、物を保存しておく意味があまりなくなった時代なのだと思うし、なにより私の意識が変わったのだろう。

by ロクスケ




● うっかりミス等の撲滅(125)
本記事は、うっかりミス、忘れっぽさ、勘違い・思い込み等の短所的特性、特にいわゆる認知の歪みに起因するエラー撲滅のために考察と実践を行うものである。これまでの経過・概要等については、434号記事(39)の前半を参照されたい。



今回も引き続き、425号で挙げたこなすべき8つの主要タスクの執筆日6/14(日)時点での進捗状況を、定例的に個別にありのまま正直にお伝えする。

「(A) 広告関係の下案作り」は、4月以降コロナの影響で時間が出来てきたものの、後述(E')に引き続きのめりこみ続け、(A)には十分な時間を捻出できてこなかった。先延ばし癖を久しぶりに発揮してしまったが、いい加減手を付けないといけない時期が迫り、少しずつ追い込まれるように時間を捻出し始められている。この2週間は後述(E')の時間を減らし、その分(A)の時間を増やせた点は進歩と言 える。

「(C) アプリ作成(プログラミング)」および「(D) 業務日誌(引継ぎ資料)の仕上げ」は、引き続き同程度のペースを維持している。前月より次の開発ステップが進んでおり、今月以降に仕上がる予定である。引き続きこのまま進めたい。

(E')は、連休後までにまとまった段階まで終わらせることができた。連休前後から新たに計画したものも含め、まだいくつか大きな段階が残ってはいるが、ひとまず前述のように(A)の時間を捻出するようにしており、(E')は最低限のメニューを日々細々と進めるペースを維持している。理想は毎日コンスタントに少量ずつ進めることだが、日によってムラがあるため、そこを今後は是正してゆきたい。

「(G) 睡眠時間の確保」については、前回ちょっとした工夫で早めの就寝ができる余地を実践し始めたと述べたが、特にこの1週間はさらに早めることができるようになり、就寝時間を以前よりも1〜2時間も早められるようになった。連続て6〜7時間は眠れるようになり、昼休みや夕食後に仮眠することもなくなり、日々物事を効率的に進められるようになったように感じている。今後はこれを堅持するとともに、就寝時間以外の時間を効率的に活用できるよう研究してゆきたい。



(次の記事に続く)

by なさ




● うっかりミス等の撲滅(126)
今回も、445号記事(61)の感情モニタリングの手法に関する論述を続ける。

できるだけ早め早めに原稿を常に執筆するペースを維持するよう努めており、今回も本記事を1通目として前号477号発行日6/7(日)に仕上げている。次回以降も引き続きこのペースを堅持したい。



繰返しの再掲になるが、これまでに感情モニタリング法を上手に実践するための試行錯誤を続け、458号記事(87)で述べたように感情モニタリングに関する独自の改良的方法を発見できたが、不快な気分に陥った際にまだ百発百中で鎮められるまでには至っていないため、成功頻度を高めるべく、更なる改良的方法を考案し、実践している。

少しずつ改善は進んでおり、感情モニタリングのセルフチェックをかなり高頻度に実践できるようになったが、まだそれでも精神的に不快な状態に陥った場合に快適な精神状態に回復させる、即ち感情のモニタリングを超えてコントロールというレベルにまで高めるには不十分であった。その不十分さを克服するために考察と試行錯誤を重ねた結果、3つのコツが不可欠であること、およびそのコツの1〜2つ目を補足説明を含め前回までに述べた。今回もその続きを述べたい。



今回は、前回述べた3つのコツのうち、最後の3つ目に関して説明する。それは即ち、話が少し戻るようだが、感情モニタリングのセルフチェックにおける自問自答の仕方それ自体を少しだけ工夫することである。

以前、「今の気分はどうだい?」と自問自答するよりも、「今の気分は良いかい?」とYes/Noで答えやすい形で聞く方が、チェックの確実性が上がる旨を述べた。それをさらに工夫し、「今のイライラ度、焦り度は何段階目?」と定量的に自問自答する方が、より短時間に正確な返答を得やすくなることに最近たまたま気付いたのである。

加えて、「イライラ度=3、焦り度=2」などと定量的に返答を得て、少し前のイライラ度や焦り度と比べることで、不快の程度が段階的に緩和されてくるのをより一層実感しやすくなるのである。

これも以前に述べたことの繰返しになるが、小生個人の経験則からすれば、不快な精神状態(イライラ、落ち込み、焦り)にある際、5〜10回セルフチェックと特定イメージ画像または動画の想起を繰返すことで、段々と不快な状態が緩和されてくる。この際、上述のように定量的な自問自答を繰返すことで、例えばイライラ度が最初3であったのが、2〜3回目には2になり、4〜5回目には1になり、7〜8回目には遂に0になるといった感じで、自らの感情状態の変化を数字、言い換えればグラフで表すことができるようになるのである。

ここで、何回目のセルフチェックにおいてイライラ度がいくつになるかの変化をグラフで表した際、グラフが直線状に変化するのか、それとも反比例のような曲線状に変化するのかは個人的に興味深いところであるが、まだそこまで分析できていない。今後は、そういった細部も余力の範囲で研究してゆきたい。



今回はここまで。次の479号の記事(128)でも上述の話を続けたい。

by なさ




● 連載 第444回 健康で生活するために 語学の学習
語学の学習については何度も書いているが、最近はもう少し真剣にやった方が良いかと思うようになってきた。相変わらず生活で外国語を使うことは全くない。かつては仕事で嫌でも使っていたから語学学習は必須だったが、今は生活上では全く必要が無いため、学習などほとんどしていない。昔に比べればであり、多少は続けていることは今までも書いたとおりだ。

人間は言語で物を考える。したがって日本人は日本語で物を考えるし、英米人は英語で考える。しかし、同じ物を同じ概念で言葉にしているわけではないから日本人が英米人の英語を聴いて自分の理解で聞いていると内容がなり食い違っていることがある。

水と言えば英語ではwaterだが、厳密には同じ物ではない。日本人にとって水とは冷たい物であり、暖かい場合は湯という。英米人にとってwaterはあくまでH2Oであって温度は関係が無い。冷たいwaterはcold water、熱いwaterはhot waterなのだ。

英語には(英語だけではなく西欧語)兄弟の使い分けはない。あくまでyounger brotherとelder brotherだし、あなたと貴様の使い分けも英語にはない。同じく、私と俺の区別もない。

むろん外国語を学ぶときはそれらの違いも学ぶはずだが、日常会話の隅々に訳しきれない違いがある。結局、英語を話しているとき英語で物を考え、日本語で話しているときは日本語で考えているがその切り替えの時に実は考えている内容まで変わってしまっているわけだ。

私が今実生活では全く使わない語学をやるのは、むろん脳の活性化、刺激のためにやるのが主だが、字幕の映画などを観ていたり外国人と話しているとき、自分で話聴きしているのに、自分が言葉によって全く違う事を考えているような気がしていることが最近とみに気になってきたからだと思う。

外国語文学を日本語に訳した物が普通に読まれているし訳をする人はそれぞれ専門家であり文筆家である筈だが、同じ文学を日本語と原語で読んでみると筋は無論同じなのだろうが登場人物に対する印象などがかなり変わっていることに気がつくことがある。

単に言語を学ぶだけではなく、思考方法の違いも学ばなければ本当の意思疎通は出来ないのだろうと思う。それに興味を持ったからいままた外国語を学んでいるのだろう。とはいえ、大口をたたけるほど熱心に学んでいるわけではないが。通常の会話なら今ならスマホでも出来るし便利な機械もある。普通の日本人が趣味や仕事での必要性が無いなら、外国語を学ぶ必要など無いという私の持論は変わらない。

by ロクスケ




○ 編集後記
■ このところ気温が高くて完全に真夏なのは分かりますが、どうも気温の変化に体が着いていかないようです。どうも体がだるい日が多いですが、こんな時私は歩きます。普段からかなりの早足で歩くのを日課にしており、最低でも七千歩、時には二万歩位も歩きますが、それが一番だるさに対する効果がありますね。朝起きてだるいとき、何を置いても短時間十分くらいでも早足で外をぐるりと歩いてきます。それで体がしゃっきりするのが日課です。

■ 以前は歩き回る時間などなくて、移動は常に車でした。しかし、今は車には乗りません。とにかく歩くこと、と決めてそうしています。幸い子供の頃から歩くのは好きだたし、田舎育ちなので一日中山の中を歩いていました。今またその時代に戻ったような気分です。改めて車に乗るのは便利でも体に悪いと痛感しています。
(この項までロクスケ)

■ この編集後記を執筆しているのは6/18(木)です。関東ではこの数日前に最高気温が30〜35℃にも達し、真夏日が続いていましたが、6/18以降はまた梅雨空に逆戻り、気温も急降下しました。気候の極端な変動は体調に大きく影響しますので、最大限に気を付けたいと思います。

■ 原稿で継続的に述べているように、感情モニタリング法を半ば自己流で継続的に実践していますが、この数日間、不快な感情にそもそもなりにくくなってきた気がしています。感情モニタリング法とともに、自己暗示も実践しているので、これはどちらかと言えば自己暗示の方の成果かもしれませんが、いずれにせよ、このまま実践を継続し、改善の程度を慎重に見届けてゆきたいと思います。
(この項、なさ)



▲バックナンバー一覧へ
△前号へ
★本号の目次へ
▽次号へ