Wing Brain メールマガジン 第484号
2020/09/13(日)発行



目次
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● 柔らかい頭 ロクスケ
● うっかりミス等の撲滅(137) なさ
● うっかりミス等の撲滅(138) なさ
● 連載 第450回 健康で生活するために 継続は力なり ロクスケ
○ 編集後記




● 柔らかい頭
人間誰しも年齢を重ねるとともに頭が固くなる。つまり柔軟な思考が出来なくなるとされているが、無論それは本当だし、また人間が成熟するためには自分が属している社会のルールを無意識レベルまで身につけるために必要なのだ。対照的に子供は極めて柔軟な思考力を持っているが、それは自分が属する社会のルールを身につけるためだ。だから、日本人の子供でも幼い頃から例えばイスラム諸国でアラビア人に育てられれば、大人になってから日本に住んでも国籍はともかく精神的には日本人になれない。

しかし、年齢を重ねて自らの知識を深めるのは結構だが、それ以外を拒否する、受け付けないようにまでなると社会の進歩についてゆけない。特に近年はIT技術の進歩がそれこそめまぐるしいほど早く、子供なら抵抗なくそれを受け入れることが出来るが、年配者がそれを受け入れることは極めて難しいのが現実で、それは新しい概念を受け入れる能力が年配者にはないからだ。

当然ながらそれは個人差があり、自分の価値観は価値観として新しい物も全くブランク状態で受け入れることが出来る年配者も当然居る。私ももうそれなりに年齢を重ねていて、自分でもかなり頭が硬くなっているのは自覚しているが、可能な限り頭を柔軟に保つ努力はしているつもりだ。

例えば、昔から私はそれなりに読書をする方だが、気がついて見ると近年は特に読む本がかなりか頼っている気がする。そこで、本来なら自分が関心を持たない分野の本を手に取ってみるが、気持ちが入り込めずに結局読むのを止めてしまう事がかなりある。一方自分が好きな分野の本は何の抵抗もなく読めるし、それなりに没頭できる。確かに私も頭が固くなっているのだ。

しかし年齢のための頭の変化はいかんともしがたい面もあるのである程度は受け入れてはいるが、自分が興味のない分野は最初から無視もしている。そうしないと、興味も無い物に無理をして打ち込もうとしても時間と精神の無駄だし、子供の頃はその取捨選択が出来なかっただけのことだと思っているからだ。

本当の取捨選択が出来るなら、必要な知識を深く取り入れるためにも頭が固くなるならそれもよいかと今では思うようになっている。

by ロクスケ




● うっかりミス等の撲滅(137)
本記事は、うっかりミス、忘れっぽさ、勘違い・思い込み等の短所的特性、特にいわゆる認知の歪みに起因するエラー撲滅のために考察と実践を行うものである。これまでの経過・概要等については、434号記事(39)の前半を参照されたい。



今回も引き続き、425号で挙げたこなすべき8つの主要タスクの執筆日9/3(木)時点での進捗状況を、定例的に個別にありのまま正直にお伝えする。

「(A) 広告関係の下案作り」は、前回までに仕上げの段階になって急に凝り出したと述べたが、その凝った仕上げも峠を越え、一段落した。引き続き、まだ少しずつレベルアップしていく必要があるが、後述の他のタスクにも再度時間を割きたいこともあり、引き続き最低限度だが適切なペースを今後も堅持したい。

「(C) アプリ作成(プログラミング)」は、前回から引き続き、少しずつだが、お盆休み前と同様なペースで進んでいる。今回から、新たに別のアプリ作成についても動き出しており、それぞれ大幅な進展こそないものの、着実に前に進めてゆきたい。「(D) 業務日誌(引継ぎ資料)の仕上げ」も、今回も睡眠時間確保のため翌日に持ち越すことが多いが、特に問題ないペースを維持できている。

(E')は、お盆休みの時期に集中的に時間を割き、休み明け後はしばらく手を殆ど付けられないでいたが、8月末になり、少しずつ時間を再度捻出できるようになってきた。本記事を執筆している9/3も、ある程度時間を割いて進められる見込である。(A)と同様に、引き続き少しずつだが安定したペースを堅持したい。

「(G) 睡眠時間の確保」については、前回までよりは就寝時間を早めることができるようになった。眠気を感じた際には、必要により昼寝をすることもあるが、夜は23時過ぎには就寝、朝は6時頃の起床を維持できている。次回までにもう少し改善を進め、夜は23時前の就寝を心がけたい。



(次の記事に続く)

by なさ




● うっかりミス等の撲滅(138)
今回も、445号記事(61)の感情モニタリングの手法に関する論述を続ける。

できるだけ早め早めに原稿を常に執筆するペースを維持するよう努めているが、今回は本記事の仕上げが前号483号発行日から4日後の9/3(木)になってしまった。数か月ぶりに遅くなってしまったことから、次回以降は前のペースに戻したい。



繰返しの再掲になるが、これまでに感情モニタリング法を上手に実践するための試行錯誤を続け、458号記事(87)で述べたように感情モニタリングに関する独自の改良的方法を発見できたが、不快な気分に陥った際にまだ百発百中で鎮められるまでには至っていないため、成功頻度を高めるべく、更なる改良的方法を考案し、実践している。今回も前回に続き、最新の経過を率直にお伝えしたい。

前回、快適な、楽しい感情状態にできるだけなりやすい特定イメージ画像を浮かべることそれ自体を自己暗示することによる効果、およびイメージ画像をパソコン上で画像編集して実際に作成したものを、時間を見つけては意識的にボーっと眺めるようにしていることの効果それぞれの影響度、寄与率がどの程度かを重点的に探り、そこで得られた知見について述べた。今回もその続きを述べる。



この約2週間も、前回とほぼ同様に、特定イメージ画像を意識的に眺めるようにしている。連休・お盆休みが終わり、通常の体制に戻ったため、朝の起床後から夜の就寝前まで、総量としては短い時間ながらも、PC上でタスクをこなしながら、時間を少しずつ見つけてはイメージ画像を眺めている。

今回は、そのイメージ画像の眺め方を少し工夫してみた。即ち、これまでは対象となるイメージ画像全体をPC画面上に表示して眺めてきたが、敢えて一部分(例えば右半分、左半分のみ)だけ表示するようにしてみたのである。これはそもそも、限られた画面スペース上に仕事で必要となる文書などのウィンドウを様々開いていると、イメージ画像全体を表示するスペースが十分にないという実用的な事情にもよるものであるが、それを逆手に取った形と言える。

イメージ画像全体をひたすら眺め続けていると、段々と新鮮味が失われるような感覚になってはくる。だが、不思議なもので、右半分だけ、あるいは左半分だけを眺めるようにしていると、逆に新鮮味を感じるようになるのである。その上で、右半分・左半分だけ眺め続け、一定時間が経過した後に再度画像全体を眺めるようにすると、画像全体としての新鮮味が復活してくるように感じられる。新鮮味があるということは、言い換えれば、快適な、楽しい気分をそれだけ味わえるということになり、感情コントロールと言う面でのメリットに直結する。

下手にイメージ画像を何種類も用意しようとするよりは、1種類の画像から旨味を最大限引き出せるので、コストパフォーマンスは非常に大きいと言える。いわば「1粒で2度美味しい」といったところか。



今回はここまで。次の485号の記事(140)でも上述の話を続けたい。

by なさ




● 連載 第450回 健康で生活するために 継続は力なり
昔からとにかく私は飽きっぽかった。とにかく何でもかんでも飛びつき、ある程度身につけると途端に飽きてそれを続けることが出来なくなる。そのせいで、とにかく多趣味ということになり、おそらく今までやった趣味と言えば二十や三十ではきかないと思うが、おかげで多少の知識はそれぞれ得ているし、確かに今も役立っている物もある。が、到底人様に私はこれが得意ですと言うレベルではない。ま、その為にある程度頭が柔軟になっているかとは思うが、自分でそう思いたいだけなのかも知れない。

しかし、我ながらこれだけは継続しているという習慣があり、これはもう趣味とは言わないだろう。たとえば、ウォーキングがあるが、子供の頃からとにかく歩くのが好きで、また田舎育ちで少し歩けば山、海、川がありとにかく気が向くと何時間でも歩いてそこへ行った。後年地図などで確かめてみると、ほんの十歳かそこらで一日十キロくらい歩いていたようだ。それは今もよほど天気が悪くない限り毎日続けてており、それが体調を保っている効果は計り知れない。ただ、以前は歩く時間も取れなかったことから、数分歩けば行ける場所でも車で移動していた。当時は生活が不規則で毎日かなり飲んでいるなどもあって、非常に体を壊していたが、一念発起して酒を止め歩くようになってから健康不安は全く消えた。

また、文章書きも子供の頃から毎日やっていて、かつては自分の原稿用紙を作って毎日数枚以上は書いていたが、今ではPCで日記、ブログ記事、小説など軽く原稿用紙十枚以上は書き続けている。文章を書くことは自分の思考を纏めるのに非常に有効で、私なりにその効果を実感している。

後は語学だろうか。かつては仕事で必須の能力だったが今は単に脳トレの意味でやっている。人間は言語で物を考えるのであり、つまり外国語を学ぶことで脳の思考する分野を刺激することになるし、むろん、記憶力も必要になる。確かに、一時はほとんど英語でも実用レベルでは話せなくなったと思ったが、ネットで好きなだけ接することが出来るようになってから積極的に接し始めた。今ではネット動画なども別に不自由なく聞き取れるようになったが、実用性と言うよりあくまで脳の刺激と言うことだろう。その意味で、ほとんど実用性はないが、フランス語やドイツ語など数カ国語を気まぐれにやっている。

昔の何でも飛びつき直ぐに止めた趣味と違い、これらは確実に役に立っていると私は思っているし、そう思うことで持続も出来ていると思う。

by ロクスケ




○ 編集後記
■ 猛暑の八月が終わったと思ったら、九月も記録破りの猛暑で、北海道でも40度近い温度になったと報道されています。色々な気象現象が重なったからだとは言いますが、結局は地球温暖化の為だからこの傾向は今後も強まって行くとか。

■ 地球規模の気象変動は人間がコントロールすることは出来ませんが、ただその為に台風なども過去にないほど強力になって続けざまに来ています。むろん、その為に各種の防災設備、工事などを国や自治体がやっていますが、最終的には一人一人が自分と家族を護るしか有りません。非常時のための持ち出し品の日頃からの準備、避難所の確認、連絡の取り方の確認等など、とにかく自分で出来る事は最大限用意しておきたいものです。
(この項までロクスケ)

■ この編集後記を執筆しているのは9/10(木)です。隔週発行なので当たり前ですが、前回8月が終わったと思えば、もう9月も3分の1が終わっています。次の号では9月も末になってしまいます。今年一年、コロナに翻弄されて、あれよあれよと言う間に1年が終わりそうです。これから秋冬を迎え、寒くなってくるので、コロナ第3波が懸念されます。ワクチンや治療薬など抜本的な情勢の変化がない限り、このままの状況が数年は続いてしまうのかもしれません。

■ コロナの影響と言えば、テレワークの急速な普及により、東京一極集中がかなり緩和されていくかもしれません。既に、都心一等地のオフィスを撤退し、郊外地方に本社を移転する企業も増えているそうです。東京都にとっては死活問題でしょうが、地方に住む者にとっては、むしろ明るい材料になりますね。
(この項、なさ)



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