Wing Brain メールマガジン 第502号
2021/05/23(日)発行



目次
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● 思い込み ロクスケ
● うっかりミス等の撲滅(171) なさ
● うっかりミス等の撲滅(172) なさ
● 連載 第468回 健康で生活するために 時には気を抜いて ロクスケ
○ 編集後記




● 思い込み
思い込みというのは誰にでも有ることだろうが、つまり様々な理由や考え方があるはずなのにどういうわけか一つのことを信じ込んで他の可能性を全く考えることが出来なくなる状態を言う。

わたしにもこのような事はあるが、可能な限りそれの無い様にしてきたし、何かをする時可能な限りの他の方法を用意するようにしている。考えた方法が上手く行かないなど普通に有ることであり、上手く行かなかったら他の方法というのは当たり前に考えるだろう。多くは上手く行かなくなってから考えるのだが、思い込みをしてしまうと、他の方法を考える、他の理由を考える、何故上手く行かないのかを考えることが全く無くなる。

後から考えてみてなんであんな思い込みをしていたのだろうと我ながらあきれるのだが、その時は一切そんな他の可能性など思いつきもしない。

先日だが、家の中の電気配線を変える工事をした。本当なら本職の電気工事士に依頼するところだろうが、家の中の電気配線は別に資格が要らないので、いつも自分でやることにしている。

わたし自身は電気関係の仕事をしていたがいわゆる電気工事が専門なのではなく、電気関係の機械についての仕事をしていた。その必要上、電気工事についてはそれなりの知識はあったが、資格は持っていないしそもそもその機械のための電気工事は必ず専門の人に発注していた。

が、今回は家の中の配線であり、それなりに工事の仕方は理解していたし、また別に家の中の電気工事は初めてではない。ということでやってみたら失敗した。スィッチを入れた途端にブレーカーが落ちる状況で、念を入れて検査をしたが漏電をするような状況ではなかった。また漏電は電気工事の際一番注意しなければならないことなので、わたしもむろん細心の注意をしていたはずだ。

ところが何度やり直しても駄目で、結局一週間ほどかかってしまった。本来なら数時間で出来る工事だし、自分で気がつかないところで漏電を起こしているのかと何度も検査し(検査のための道具は持っている)そして見つからない。配線も予め図に書いてチェックしているのにその図面には間違いが無い。

何が何だか分からないで途方に暮れていて、最後に気がついた。大元の電源をとる場所が間違っていた。が、本来なら最初にそこをチェックすべきだったのに全くそれを考えなかったのは正に思い込みのためだろう。

なまじ知識を持っているとこう言うことがある。車の運転に慣れた人が事故を起こしたり、工場や工事現場などで専門家が事故を起こす原因にも案外多いのではないか。

結局、自分が基本で思い込みをしている事をとにかく疑えば別の視点で考えられるのに、と今回あらためて思った。

by ロクスケ




● うっかりミス等の撲滅(171)
本記事は、うっかりミス、忘れっぽさ、勘違い・思い込み等の短所的特性、特にいわゆる認知の歪みに起因するエラー撲滅のために考察と実践を行うものである。これまでの経過・概要等については、434号記事(39)の前半を参照されたい。

今回も引き続き、425号で挙げたこなすべき8つの主要タスクについて、執筆日である5/16(日)時点の進捗状況を、定例的に個別・正直にありのままお伝えする。



「(A) 広告関係の下案作り」は、保留中のままなのは前回までと同じである。前回、後述(C)と(H)を大型連休時に前後して仕上げる計画で進めていると述べたが、(H)を進めるのに予想よりも時間を要し、連休の間に案の詳細を固めるまでやっと進み、本通仕上げ日である5/16(日)時点で仕上げをまだ進めているところである。そのため、残念ながら、(A)に着手できるのも、少なくともその分は延期せざるを得ない見込となった。ひとまず、大まかな再計画として、着手を6月としたところを夏頃に、全面完成を夏頃としたところを秋頃に修正したい。

「(C) アプリ作成(プログラミング)」は、この2週間でもさらに次の開発を進めている。連休中に自力で取組む部分を仕上げる旨を前回述べたが、上述の通り(H)に時間を要したため、自力で取組むのは連休明けになってしまった。取組みを始められただけ幸いと前向きに考えているが、仕上げは少なくとも今月一杯はかかると思われる。

「(D) 業務日誌(引継ぎ資料)の仕上げ」は、引き続き効率的に進められいるが、連休の時間を(H)以外に費やせず、(C)と同様に連休明けから続きを取組んでいる。何とか来月6月中には、自力で仕上げる部分も含めて、(D)の効率化を最終段階まで持っていくようにしたい。

(E')についても、連休中に自力では進められず、連休明け以降にようやく手を付けられている状況である。外注化の部分は予定通りに進んでいるため、その分で進んでいるとは言えるが、これも残る自力で取組む部分を当面はできるだけ時間を作って鋭意進めたい。(E)を進めるのは、(E')がほぼ仕上がってからとなってしまうため、手を付けられるのは6月以降になってしまう見込である。

「(G) 睡眠時間の確保」については、この2週間もほぼ深夜0:00頃に就寝できているが、この数日間は上述(E')外注化の関係から時間を取られ、やむを得ず深夜1時頃になってしまう日が続いた。これはあくまで一時的なものなので、この先一週間くらいで元の水準に、できるならばその次の週くらいには23:30過ぎの就寝を目指したい。

(H)は、上述の一連のタスクの中ではほぼ唯一、この2週間も安定して進んでおり、仕上げる時期が上述の通り遅れてはいるが、着実に進んでいるとの自負はある。仕上げは余裕を見て今月中になりそうだが、ひとまず半端に手を止めるわけにも行かず、今月中はこの(H)を集中的に完了させたい。



(次の記事に続く)

by なさ




● うっかりミス等の撲滅(172)
前回は500号記念として別の原稿を寄稿させていただいたが、今回からは再度、前々号までの続きとして、445号記事(61)の感情モニタリングの手法に関する論述を続ける。

できるだけ早め早めに原稿を常に執筆するペースを維持するよう努め、本シリーズ記事は原則として前号発行日に仕上げている。度々そのペースが遅れることもあったが、今回も前号発行日5/9(日)に仕上げられている。引き続き、このペースを堅持したい。



繰返しの再掲になるが、これまでに感情モニタリング法を上手に実践するための試行錯誤を続け、458号記事(87)で述べたように感情モニタリングに関する独自の改良的方法を発見できたが、不快な気分に陥った際にまだ百発百中で鎮められるまでには至っていないため、成功頻度を高めるべく、更なる改良的方法を考案し、実践している。手前味噌ながら、少しずつだが着実に改善は進んでおり、日々その手応えを実感してはいるが、完全100%を目指してさらにブラッシュアップを続けている。

前年2020年中の感情モニタリング(を自己流にアレンジした方法)の考察・実践の取組み成果を踏まえ、490号記事から、次のステップに位置付けられる考察を始め、494号からは、従来の取組みをさらに補強すべく、新たにNLP(神経言語プログラミング)を勉強し始め、NLPの様々な手法の中で、当方の取組みに直接に必要な有用性の高い2つの手法について重点的に触れ、掘り下げてきた。前回からは、一端そのNLPの話を保留とし、感情モニタリング法(を自己流にアレンジした方法)および自己暗示に話を戻し、これまで足りなかった点をリストアップして復習を行っている。今回もそれを続けており、この2週間の進捗を述べる。



前回、これまでに書籍等で学んだ内容、および自己流的に編み出した方法の中で、ここ最近ではきちんと実践できていない、悪く言えば忘れていた、サボっていた要素を4つ挙げた。その上で、感情モニタリングのセルフチェックを行うことそれ自体を自己暗示することで、セルフチェックを比較的安定して行えるようになってきたと述べた。

この2週間もそれを粘り強く続けており、特に連休を約1週間挟んだため、連休中は仕事に時間を取られている平日よりも1日あたり長め、高頻度にセルフチェックを行えたと自負している。

加えて言えば、単に長め、高頻度にできたというだけでなく、特に前回挙げた4つの要素の中で、特に実施頻度が低かった「(今の気分は)良いかいと聞いている自分はどうだい?」と先に自問自答した側の自分に対して問いかけ直してみるプロセスについても、ちょっとしたアイデアにより、実施頻度を前回までよりもある程度高くすることができたように感じている。そこで、今回はそのちょっとしたアイデアについて以下で触れることにしたい。:



これまでは、「今の気分は良いかい?」、および「(今の気分は)良いかいと聞いている自分はどうだい?」のどちらも、特に何か鮮明な画像的、動画的なイメージを浮かべることなく、言葉としての問いかけで行ってきた。前者だけであればそれで十分であるが、後者も含めると、その問いかけを行う際、過日より繰返し述べてきた、楽しい、快適な気分になれる特定イメージ画像を浮かべるという別手法を組合せてみることにした。

これまでに浮かべてきた特定イメージ画像はいくつかあるが、風景画であったり、自分が好きな電車の写真であったり、ファンである人物であったり、家族の姿であったりと、多岐に渡っていた。その中から、例えばファンである人物、家族の顔などに絞って、その人物から語り掛けられているというイメージを浮かべるようにしてみたのである。

この取組みの結果として(とはいえ、まだ短期間であり、途中経過だが)、そのイメージ画像を浮かべることそれ自体によって楽しい、快適な気分になりやすくなるだけでなく、その人物と対話する動画イメージをセルフチェックの際に標準的に浮かべることで、「(今の気分は)良いかいと聞いている自分はどうだい?」というプロセスまで行ける確実性が向上したように感じている。



今回はここまで。次の503号の記事(174)でも上述の話を続けたい。

by なさ




● 連載 第468回 健康で生活するために 時には気を抜いて
年のせいなのかも知れないが、最近は時間の経つのが本当に速く感じて時に愕然とすることがある。それこそ幼かった頃は、後から考えて精々2,3年の出来事がその時はそれこそ10年以上もの出来事だと思っていたことにあらためて驚くことがある。つまり人間誰しも年齢を重ねるにしたがって時間経過が非常に速く感じるようになるわけで、別にわたしだけのことではない。

一つは子供の頃と違い様々な経験を積んでいるので新しい経験という意識がないし、観てはいても意識しないことが普通に有る。したがって、時間経過も意識しなくなるからだ。

次に、子供の頃はとにかく遊んでいれば良かったし、体験すること見ること聞くこと全て初めてであり、それを記憶して行く時期だ。またそれなりに記憶力が極めて高く、遊びと言いながら実はそれがその後生きて行くための大切な学習でもある。つまり意識しないで全力を注いで情報を得ているわけだ。

一方年齢が高くなれば一つのことばかりはしていられない。私生活から仕事、人間づきあい、そのほか様々とにかく毎日色々なことを同時にやりながら生きていかなければならずその為にも頭を瞬時に様々切り替えながら生きて行かなくてはならない。そうであればいちいち見聞きしたことを記憶に留め判断するなどは到底出来ず、結局必要なことを取捨選択している。つまり見聞きした物のごく一部だけしか意識しないのだ。これが時間をも意識しなくなっている理由だろう。

わたし自身、とにかく時間がないからなおさらあれもこれもと様々な計画を立てては挫折するのが普通だが、最近は出来なくてもよいことはやらないでおこう、そして本当にやりたいことをやろう、でもそれに集中することはある程度にしておこう、つまりもう少し気楽にやろうと考えるようになった。

考えるようになったからそうしているとは言えないが、そのようにした方がその間にしたことを意識出来るのではないかと思う訳だ。前号でも書いたが、半月ほどかけて家の徹底掃除をしていてそろそろ終わる。今までも掃除はしていたが、今回はとにかく要らない物は徹底して捨てた。とにかく衣料から様々なガラクタ、本などあきれるほど捨てたが、まだまだ大量に残っている。

掃除も徹底してやってみると到底完全には出来ないことが分かった。今回掃除が終わったらあとはまた手抜きでいい加減な掃除をするだけにしている。いつも徹底した掃除などしていたら他のことが出来なくなる。手抜きをすることで生活に余裕が出来るなら時間経過ももう少し実感出来るのではないだろうか。

by ロクスケ




○ 編集後記
■ 九州などでは例年より二十日ほども早い梅雨に入ったとのことです。毎年のことですが湿度も高く日差しもあまりない日が続き、つい外に出るのもおっくうになりがちですが、むしろ積極的に歩き回るなどした方が体調が良いようです。

■ 家の中でも一寸油断をするとカビが生えたり洗濯物が乾きにくかったり、どうもあまり歓迎されない梅雨ですが、この季節に大量に雨が降ることで農作物が良く育ったり自然の水が大量に補給されたりと、無くてはならないのも梅雨だと思います。積極的に考えた方が過ごしやすいのではないでしょうか。
(この項までロクスケ)

■ この編集後記を執筆しているのは5/20(木)です。ロクスケ委員長もおっしゃっているように、5月半ばの時点で西日本を中心に異例に早い梅雨入りとなりました。5月は一番新緑で良い季節なのに、あっという間に梅雨入りしてしまうのは残念でなりません。

■ しかも、長期予報によれば、長梅雨になる恐れがあるとのこと。既に九州では豪雨も起きています。コロナ渦で暗い話題が続く中で、さらに追い打ちをかける状況になり、不安な気持ちになりますね。希望と言えば、ワクチン接種が少しでも進むことですが、今のペースで行けば、年内一杯はかかるのかなと思います。今年一年、希望を捨てずに過ごしたいものです。
(この項、なさ)



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