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          WING BRAIN メールマガジン第68号
          
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★目次★



■ 働くこと          MUSICA
■ 鍼治療            mogurin
■ 秋休み            みゆき
■ 人の性質について感じたこと    ナオニャム
■ 連載第35回 負け癖を退治する  ロクスケ
■ ○編集後記○
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■ 働くこと


 私は働くことはとてもすきなんです。でも、体があまり強くありません。とても頑強そうにみえるのですが、今回2月からずっとハードスケジュールで、4月の体重と比して12キロ痩せてしまいました。本当はあと4キロ減ると標準体重なんですがね・・・。しかし、仕事に過集中することで痩せてしまうほどになると、心は前向きなのに、体がもうへたってしまいます。

 ここで、心身のアンバランスが生じて、ドクターストップがかかりました。でも、上司に「まだ大丈夫よね。第一、あなたが見つけた不正なんだから、最後までやらなくちゃね。」と叱咤激励されて、「もう、だめです」と言っても「大丈夫よ。1日くらい休んでみたら?温泉でも行ってくれば」など、いろいろな言葉で引き止められました。本当はそれはとても光栄なことな訳です。だから、私も上司の期待にこたえようと思う・・・でも、最後のあたりは「時々、あなた何言っているのかわからないわ。主語がないんだもの。」など言われたり、「原本が間違っているのでは、どうしようもないわ!」と言われる始末。ドクターストップの診断書は上司の席の中。それが期限切れるころになって、自分の力ではどうしても起きられない、どうしても仕事にいけない行き詰まりを感じました。

 それから1週間、有休や夏休でお休みしましたが、なにしろ、子供が二人とも男の子、高校生で遊びたい盛り。上の階のトイレにいくことがやっとだった私は、ご飯もろくに食べられないし、第一食欲がありません。

 このままでは、治らない。入院しよう。そして入院しました。初めのころは、寝てばかりでした。ドクターは、診断書に「3ヶ月の入院加療を要す」と書きました。上司にも少し反省してもらわないとねっと言って。

 でも、上司は一度も見舞いにも来ません。たまに連絡があると、仕事のことでわからないことについての問い合わせです。それに「あなた、鬱じゃないの?じゃあ、あなたが悪いんじゃない!」と言われることに・・・・。まだ、39歳の才女には、管理職の重さがわかっていないようです。

 これは、本当は労災だと私は思っています。組合がどう対応するか、退院してからのことになると思いますが、やはり皆さんがアドヴァイスしてくれたように、切り捨てられるんですね・・・。組織とは非常なものです。

 過集中で、のめりこむ体質の私には、いい勉強になりました。

 また、ここに入院している間に、かかりつけの病院にて、耳鼻科の検査を受け、手術が必要なことがわかりました。消化器もかなり、具合が悪いのですが、こちらは精神的なものかもしれません。結果は26日にでます。耳鼻科のほうは、こちらの病院のベッドをキープして(つまり差額ベッド代だけ払って)かかりつけの病院に1週間入院します。かかりつけの病院は、差額べッド料が高いことで有名ですが、耳鼻科は平等意識が強く、無料の部屋と差額のある部屋を3〜4日で交替するそうです。手術台は15万。

 今回は、とてもお金がかかりました。かかりつけ病院で入院を拒まれ、いわば精神病院に任意入院したわけですし、個室にしたため、9000円の差額ベッド代がかかります。そして、まわりは変わった人ばかり。私を全く無視していると思うと、私が通り過ぎると「バイバイキン」などという人もいて、どちらがおかしいのか、自分でもよくわからなくなります。でも、ドクターは「ここはおかしい人ばっかりなの。だから、仲良くしようなんて考えなくていいんだよ。いじめられるようだったら、ナースか僕に言ってください。」とのこと。実際、3階から来た女の子は、女性数名に抑えられて胸を触られたり、ベッドに男の患者が入ってきたりして、余計病状が悪化して4階に移ってきた子もいます。

 私は、ピアノを弾いたり、パソコンをしたり、自分の世界を構築しなくてはなりません。ここは避難場所には向かなかったとしか、思えません。なにせ、4年半も入院している人がいる世界ですからね・・・・。

 まあ、鼻の手術が終わって、痛みも取れたらゆっくり復帰しようと思います。もちろん、ボーナスは下がり、定期昇給は延期になり、不利益はすべて自分がかぶるわけですが。あ、胃が痛くなってきました。それではー。

 
by MUSICA





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■ 鍼治療

  肩こりがひどいので鍼治療に行った。
 
  渋谷の駅から歩いて5分のビルにある小さな診療所だ。マンションの一室を改造したような造りだ。
 
  僕が入ると入れ替わりに、中年の女性が終わるところで「ありがとうございました」と、院長にあいさつしていた。
 
  窓口でクリップボードを渡されて、これに必要事項を記入してくださいといわれた。住所、氏名、年齢、電話番号など基本項目のほかに、病歴や服用している薬物、アレルギーの有無など記入する欄もあったが、ここは書かなくてもいいといわれた。あとで、いろいろ調べたり面倒なことがあるのだろう。
 
  しばらくして治療室に通された。真ん中にベッドが一つある。ビニール貼りのベッドは、頭部にまるい穴があいていて、うつぶせになっても呼吸が楽にできるようになっている。心地よいヒーリング音楽が流れ、空調の音がかすかに聞こえる。全体に白っぽい壁の装飾もない簡素な部屋だった。
 
  Tシャツとパンツだけになって仰向けになってくださいといわれた。少々恥ずかしかったが治療のためだからやむをえない。院長は白衣を着用してマスクをつけ、めがねをかけていた。なぜだか知り合いにはマスクをした医者が多い。この診療所は一人でやっているらしく、看護婦の姿もみえなかった。
 
  院長は隅の戸棚のところに行き、何本か鍼を出してきて、治療を開始した。手首の脈を取り、腹や胸のつぼを触診し、また手首の脈を取りのくりかえしである。鍼はいつ刺すのかと気になっていたが、このときすでにツボに刺していたらしく、ほとんど痛みを感じなかったため、鍼を刺したのがわからなかった。どうやら刺したり抜いたり頻繁におこなっていたらしい。
 
  うつぶせになってください、と言われたので背中を見せると、背骨にそって触診がはじまった。「どこが痛いですか」と聞かれたので、「背中の右側、それと首にかけて凝っています」と答えた。院長は背中の筋肉にそって軽く押すようなかんじで数回上下にマッサージをして、また手首の脈を取り、「今度は右を向いてください」「左を向いてください」と腕を取り、しばしば体の向きを変えさせた。この指で押したときに鍼も刺していたらしい。
 
  「さあ、今度はこちらに向いて腰掛けてください」そう言われたのでからだを起こした。「肩を回してください。どうですか、軽くなったでしょう」確かに多少楽になった気がする。
 
  「今日はこれで終わりです、今回は準備段階のようなものです。最初から完璧に直すとかえって悪くなります。体を徐々に変えていく必要があります」そんなことを言われた。
 
  ベッドに横になってから約10分あまり、僕は拍子抜けがしてしまった。いつ鍼を刺したの?「大橋さん、内臓がだいぶ弱っていますね。冷たいものの取りすぎです。あと冷房の利いた部屋に長時間いるため、体全体の新陳代謝が低下しています。運動して汗を流すなりして血流を改善するといいでしょう」
 
  そんなことはわかっている。でも部屋にいるときは腹巻きでもして内臓を冷やさないようにしようか、そう思った。
 
  「定期的に通わないとよくならないんでしょうか?」「そうですね、できたら週二回くらいは来てもらわないと、効果が実感できないかと思います」むこうも商売、都合のいいことを言う。「今日は初診料2100円と治療代4100円、合計6200円です。次回から治療代4100円のみでけっこうです。」「では来週の同じ時間に」「お大事に」「ありがとうございました」予約させられてしまった。
 
  釈然としない気持ちで診療所を出た。まあ確かに肩は若干軽くなった気がする。足取りも軽くなったようだ。でもこれから毎週通うとなると月に16400円、交通費が2320円合計2万円弱が飛ぶことになる。それだけの価値があるのだろうか。悩む。
 
 
by mogurin

たしかに、お金がかかりますね。内蔵を暖めても財布が冷えるのでは逆効果かも知れない。まあ、それはさておき、鍼治療は効くときは結構効くようです。私も昔ぎっくり腰をやりしばらくは家で寝ている状態が続いてから、整骨院に行きました。本当は整形外科に行くんでしょうが、私は昔からこんな場合は整骨院に行きます。

 そこに1ヶ月殆ど毎日通い、何とか楽になってから、根本的に治さないと癖になっていて繰り返す人に言われ、鍼治療に通い出しました。mogurinさんは痛くないと言ってますが、私の場合はやたらに痛くて話に聞いていたのとはかなり違うと思ってました。
 
 そこの若い先生は昔サラリーマンで、事故で怪我をした後鍼治療をしたら全く後遺症が消えたので自分でもやろうと思い、学校に通って資格を取ったのだそうです。話好きの先生でとにかく治療をしながらしゃべりまくり、ついうなずいたり顔を向けると、動くんじゃないと叱られる始末。
 
 学校では生徒同士が鍼の練習台になるそうで、中には30センチくらいの鍼も使うとのこと。実際に色々な鍼を見せてくれましたが、本当におっそろしく長いのがあり、あんなのを腹に刺したら背中に突き抜けそうだと言ったら、皮に沿って刺すからそんなことはないと言ってました。
 
 イヌにも鍼は効くそうで、毎日散歩に連れ出すイヌが年でばてるので鍼を打ってやったら元気になったと言ってましたが、イヌは何も言わないですからね、気の毒なことです。
 
 散々痛い思いをして鍼治療に通ったのですが、あまり効いたという実感はなく、むしろ遠い鍼治療院までほぼ毎日歩いて通った運動が効いたような気がします。
 
 おかげさまでいまはぎっくり腰は出ません。
 
 mogurinさん、お互い運動をするように心がけましょう。
 
from ロクスケ




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■ 秋休み
小学校6年生の息子の宿題で「どうして秋休みはないのかを調べる」というものがありました。そう言われてもぉ〜
「どうして?」と聞かれて「どうしてだと思う?」と聞き返すと
「わかったら聞かないよ。」と言われ困りました。

春休み・・・年度変わりで、書類上の手続きがあるだろう。
      先生の新年度準備のため? 
夏休み・・・暑くて勉強どころじゃないから?
冬休み・・・年末年始で、大人がいろいろやることがあって忙しいから?
秋休み・・・中途半端だから休まない?

運動会や学芸会文化祭など秋は学校行事がたくさんあって学校としては、休ませている余裕はない!ってところかな?(私立の学校などでは秋休みがあるところもあり、1週間程度お休みのようですが。)考えてみれば大人には春休みすらありません。

結局わたしの説明は「学校は3学期で学期の区切りごとにちゃんとお休みがあるから秋休みがあると4学期制になっちゃうのよ。」
「4学期じゃだめなの?」の質問に
「お姉ちゃんの中間と期末の試験が増えちゃう!」と答えると
「休みはうれしいけど、テストが増えるのはヤダ!!!!!」の姉の言葉になんとなく納得してノートにまとめる息子でした。
良かったのでしょうか??2学期制の学校もあるのに。(^。^;

今は地方自治体ごとに、学校の夏休みの一部を10月前後に振り替えたり、開始・終了日をずらしたりする提案がされているようですね。長期休みを分散して、家族旅行の増加、観光シーズンの渋滞緩和などを図るためとか。

仙台市は本年度から市立学校で10月の体育の日の3連休に2日間の休みを加えた秋休みをつくるなど、一部で実践が始まっているそうです。国土交通省などはサラリーマンの有給休暇の完全取得も含めた休日の長期分散化によって、観光振興などで約12兆円の経済効果があると試算。政府は骨太の方針第2弾で「関係府省は学校の秋休みなど休暇の長期連続化や時期の多様化を推奨する」と決め、 文部科学省は各都道府県教育委員会に対して検討を求める通知をしているそうです。

秋休みって必要なのでしょうか?


by みゆき


どうも学校は休みが多すぎると思いますよ。それでなくとも授業時間が減って、学力低下が懸念されているというのに。

昔はエアコンも無かったので真夏に勉強などしていられないという意味で夏休みが長く、冬は寒いから冬休みが長く、学期の変わり目だから春休みがあるという事だったのでしょう。ただ、今は何処の学校もエアコン完備で家にいるより学校にいる方が快適なんじゃないでしょうか。(いや、エアコン完備は一部の私立だけだとみゆきさんに訂正されましたが)
授業時間が減った分、春夏冬休みは短くしても良いし、秋は行楽の季節だから家族旅行かなどのために2,3日くらいあっても良いかなとは思いますがね。どうも休みが多すぎます。

教師もその間何もしないで休む教師と、その間毎日学校に出て補修や教材づくりや家庭訪問などで却って忙しい人も居ます。これも教師の自覚次第でしょうしね。そんな差が出るのも長い休みのせいじゃないかなと思ってます。

by ロクスケ



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■ 人の性質について感じたこと
朝、駅で、急いでいるサラリーマンが、チンピラにいちゃもんつけられている場面に出くわしました。肩がぶつかったので謝れとチンピラが言ってました。アホ丸出しだ。この兄ちゃんと思いながら私は電車へ急ぎました。

そんな事と先日の同級生殺人事件や、池田小学校の事件、とかの事についてのテレビなどのコメントを聞いていると、たまに、生活環境が悪かったとか、育て方が悪かったとかって言っているけど、一概にそれだけじゃないのでは。。。?と最近感じます。

一番の原因ってもって生まれた性質なんじゃないのかなぁ?と私は感じます。どんなに、裕福で、親もとてもいい人なのに、とっても怖い人に育っちゃっていたり、貧しくて親もどうしようもなくてなのに、立派に育つ場合もある。もちろん、生活環境、育てられ方も影響はあるけども、もって生まれた性質は見逃しちゃいけないと私は考えています。

だって、ADHDも持って生まれてきていて、それが原因で普通にはそぐわないことが沢山ある。これは生活環境、親のせいなんかじゃない。生活環境、親などは二次的な影響で根本的なものは性質なんじゃないのかな?と私は感じます。

だから、自分の性質をよくつかみ、知っておくと色々なものが見えてくるかもしれないと思う。


by ナオニャム

たしかに性格は環境や躾だけで決まるものではないですね。遺伝子の違いで、危険を好む性格、穏和な性格、辛抱強い性格、飽きっぽい性格などが決まることがわかっています。また、同じ兄弟で同じ環境で育ちながら父親に似るか、母親に似るか、あるいは祖父母に似るかなどがあり、まるっきり違う性格になることも珍しくありません。

むろん、家庭環境が大きく影響していることは間違いありませんが、親にもどうしようもない性格の出来方があるでしょう。どんな性格でもそれを長所としてのばせれば良いのですが。

まず最初に、ナオニャムさんが言うように自分がどんな人間なのかをじっくりと観察することも非常に重要だと思います。

from ロクスケ



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■ 連載 第35回 負け癖を退治する
 私のADHDに対するスタンスは、障害ではないという事だ。むろん、医師などの専門家でADHDを扱う人々は、ADHDが主として脳の前頭葉にある種の機能低下が見られる障害だとしている。そして、私もそれに異を唱えるものではない。
 
 その上で、あえて障害ではないと私が言うのは、障害という概念を私なりに解釈しているからで、医学的または法的な解釈とは違うからだ。基本的に、私はADHDなどの軽度発達”障害”をもっている当事者達がいかに自分をプラス思考で考えられるかに視点を置いているからで、あくまでその意味で私がADHDを障害と考えていないと理解して戴きたい。
 
 ADHDが障害ではないというなら、何なのか。仕様だ。つまり脳がそのように出来ている、それだけのことだ。だから、ADHDは治療の対象ではない。そのような仕様なのだから、その仕様を使いこなせれば良い。私はそのように考えた方がよほど建設的だと思っている。普通の人間の仕様と異なるのは確かだが、どちらが優れているという比較は出来ない。優れるか劣るかはいかにその仕様を使いこなすかにかかっていると考えてはどうだろうか。
 
 なぜADHDが障害と見なされるのか。むろん、色々な欠点があるからだ。一番大きい欠点は注意の集中が出来ないと言うことだろう。これは確かに日常生活を営む上で様々な不具合を引き起こし、たしかに障害だとされるのは当然だと思う。
 
 だが、正確には、日常生活を営む上での不便はADHD自体なのではなく、2次障害と言われる状態だろう。ADHDを使いこなさずたんにあるがままで社会生活を営もうとすれば色々な問題が起きるのは十分体験されている人が多いだろう。つまり、計画通りに動くことが出来ず、金銭管理や時間管理が出来ず、結局人との約束を守ることが出来ず、そして際限なく単純ミスをくりかえし、信用を失う。その結果、大抵自己評価が非常に低くなり、何かを成し遂げると言うことが出来なくなる。
 
 結局悪いのは二次傷害なのであり、ADHDではない。というのは、ADHDという仕様は、使い方によっては非常に有利だと思えるからだ。エジソン、チャーチル、モーツァルト、アインシュタイン、坂本龍馬などなどそうそうたる偉人・天才達がADHDではないかと言われている。実際はどうなのかはむろん証明出来ないが、そのように考えられる根拠がADHDにはあるからだ。
 
 それからこれらの人々に共通して言えるのは、子供の頃は落ちこぼれだった人が多いと言うことで、(モーツァルトは例外かも知れないが)最初の内はADHDという仕様を使いこなせず四苦八苦していたのだろう。だが、あるきっかけでADHDを才能発揮のための道具として使うことが出来たわけだ。
 
 ADHDと言う仕様は確かに使いこなすのが難しい。一番悪いのは、自己評価が低いために、何でもあきらめが先に来てしまうことではないだろうか。どうせ自分がやってもうまく行くはずがないというあきらめ癖であり、いわば負け癖でもある。
 
 まず、この負け癖を退治することから始めなければ、ADHDという仕様を使いこなすことは出来ないのではないと思う。放っておけば使いにくいこの仕様に押しつぶされその長所など思いも寄らない。
 
 先に挙げた偉人・天才たちはADHDという概念を知らなくとも何かのきっかけでそれを使いこなすことの出来た幸運な人たちなのだろう。今、私たちはADHDが何であるかを知り始めている。そして具体的にどうすれば使いこなせるかも模索し始めている。とにかく、ADHDは障害ではなく、仕様なのであり、使いこなせば非常に有利な仕様だと信じ、負け癖を克服することから始められれば良いと思う。
 
 むろん、ADHDを使いこなせば誰でも天才・偉人になるわけではない。しかし、普通の人には一寸まねの出来ない柔軟で広範な知識の使い方が出来ると思えば、意欲も湧くというものだ。
 
 人間誰でも手持ちのカードで勝負をしなければならない。ADHDというカードを嘆くより、ADHDというカードを上手に使って勝負に勝つかを考えた方がよほど良いのではないだろうか。

by ロクスケ


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○編集後記○

 ■ 待望の本がやっと形を取り、サイトで紹介してあるように、カバーデザインも決まりました。すでに入稿も済み、あとは書店に並ぶのを待つばかりです。10月4日に刊行予定ですが、早ければ一部の書店には10月に入ったどころで並ぶかも知れません。10月半ばには全国の主要書店に出るでしょうし、ネット書店でも買えるはずです。みなさんもぜひご一読下さい。
 
 ■ しかし、今年の夏は暑いですねぇ。とうとう真夏日が史上最多になってしまいました。去年が記録的な冷夏だったことを覚えている人はいるでしょうか。去年もいやだったのですが、今年は去年が懐かしく思えるほど暑苦しく、私もかなり参りました。メンバーも最近精神的に落ち込んでいる人が多く、最近になって急に不幸ななことが増えたわけでもないでしょうし、結局は精神的なものでしょう。私も落ち込みがあるようで、つまりは暑さのせいじゃないかと思うのですが。
 
 ■ 最近テレビで高齢者の脳の特集をやっていて、一時期配偶者に死なれたり運動を止めたりで少し痴呆症状の出ていた人が、現在見違えるように回復し、当時のことを悲観ばかりしていた、と言っているのが印象的でした。悲観は人を殺すとまで言われています。例え根拠が無くても楽観で生きていくべきだとよく言われます。どっちみち、悲観もよく考えてみると根拠など無いのですから。
 
 ■ 楽観しましょう。私たちも、本を出すなどとうてい無理と思わず、絶対に出ると決めてかかっていました。出ないなど考えたこともなく、事実ちゃんと出ました。色々な人が、自称専門ライターなども含めて、素人が本を出すなど無謀だから止めた方が良いと、最初の頃に言っていたのですが、彼等を無視して本当に良かったと思います。アドバイスとして慎重論はむろん参考にしても、一方的な悲観論には耳を傾けない方が良いと信じます。

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