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          WING BRAIN メールマガジン第69号
          
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★目次★



■ 久々に実家に行ってきました   怜緒
■ 最近出会った奇妙な服装の人々  ナオニャム
■ 医者との相性     MUSICA
■ You are what you eatの真相   Bunny_Lab
■ 連載 第36回 脳の老化を遅らせる   ロクスケ
■ ○編集後記○
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■ 久々に実家に行ってきました  BBSより筆者の承諾を得て転載


 私が来ると言うので、嫁にいった妹も戻っておりました。まぁ久々でしたので、それなりに楽しかったです。それでも、やはりトラブルメーカーの私の事、ひと波乱ありましたよ(ーー;)

 何をするかしないかは忘れてしまいましたが、何かを、するのしないのと言う話になって、私が妹に「そんなのあんたやんなよ」と言ったところ、カチンと来たらしく、「お姉ちゃんは頭と口は使っても、身体は動かさない!動くのはいつも私」などと言い出しまして、「動けるなら、私の事だからすぐ動くわいっ!今現在、この中で、一番早く動けるのはあんただけでしょう。効率良く終わらせるには、私が動かない方が良いのよ」と返すと・・・。

 「お姉ちゃんは、昔からそう!私ばかり使いっぱしりさせて・・・」

 本当は、母に動いてほしったのだが、(なぜなら、母にたのめば、私とはツーカーで二人三脚の様に二人で上手くふるまえるから)今回の問題は、母に基礎知識が無く、それを教えるのに時間が無かったのでした。(なにしろ次の日の夕方には、戻らなくてはならないし)

 さあ、こうなるとお決まりの姉妹喧嘩。私の旦那のごとく、融通のきかない堅物なくせに、思い込みの間違った知識を脳味噌に刷り込んで、私に対抗しようとする。とんでもない攻撃に出る妹!!!

 売り言葉に買い言葉で、私はかねてから使ってみたい衝動にかられていた台詞を、ここぞとばかり言ってみました。

 「あぁ〜。そうですとも!あたしゃADHDっすから。怠けモンなんですよ。あたしの使い方も分からんくせに、私に使われてるとはなさけない。そんなに使われたく無いのなら、もっと新聞とか読んで知識を入れなよ。」そして、私が想像していた台詞が、妹の口から出たのです。

 「そうやって。自分の都合が悪い事になると、そのADなんとかってののせいにして、逃げるんだから!」
 母もそうとう腹がたったらしく。
「お前は、もともとそんな台詞を言う子じゃなかったのに!診断されたからって、いい気になっているんじゃないの?お前は以前のお前と随分変わった!」
(あのーっ変わって無いです。素直に本音を言える様になっただけです。従順なフリをしなくても生きて行ける様になっただけっすよ〜)

 私は、もう心の中で大笑い。人を試すもので無いのは分かっていたのですが、臨床実験は流石に他人では出来ませんから、母と妹には悪かったですけれど、モニターになって貰いました。(本当、ごめん)

 ・・・結局。二人とも、何一つ勉強していてくれて無かったのです。あれ程、トラウマ治療の話、心療内科の話をしたのに、全く、気にしていなかったのです。私の戯言にしか聞いていなかったと言う訳なのでした。私自身が、ADHDを理由にして(と言うか利用して)上手く妹たちをこき使うと思っている様子でした。
 
 ちなみにこの戯言とは・・・。次の様な事です。

 占い好きの私が、「あのねー。この間占いしてもらったら、私ってば、養子の相らしいよ〜。んでもって、先生って呼ばれる仕事が向いてるらしいよ〜」とか。

 「最近の戦隊もの番組は良く出来てるよ!もう変身グッズも買って、子供と変身ごっこしているよ」とか。

 このレベルの話と、一緒にされてしまいました。
それよりも、妹には、弟にされたDVの話をとうとうとされ、どんなに妹が苦しんだかを聞かされました。
(あえで反論すれば、私が上京する時、弟に対して、して良い事と悪い事を教えたのに、もちまえの正義を振りかざし、言われた通りにしなかったからなんですがね〜。弟は私そっくりなんで〜)
 
 主人にも、そう言う気持ちがあるらしく、自分達は私にサポートしてほしい、でも私は何でも出来るからサポートしてあげないよ。と言う意見が三人の意見の様です。

 やっぱり、今まで通り、自力でリハビリしていかねばならないのだな〜と実感した日なのでした。

 ところで、私がカミングアウトをした理由ですが、診断がついた当初は、自分が何者かが分かって、つい嬉しくて、カミングアウトしたのですが、母も妹も、私の知識に頼りきってしがみついていましたから、その頼りにしていた人物が障害者だった。と言う事を今も受け入れたく無いようです。

 私の見る限り、一家の大黒柱が急死して、うろたえている家族。みたいな感じに見えます。

 私の家族の場合、私が色々出来てしまうと言う事は、水鳥の足の様に水面下で必死で動かした結果であると言うのが理解出来ない様です。確かに、私は普段からダラダラしているし、猛勉強した事も無いので、学歴が高いのは、ごく当たり前で自然な事だと考えているみたいです。(そんなに生まれ付いて頭良かったら、もっと良い学校出たと思うけれどなぁ・・・?)

 兎に角、母も妹も主人も、自分が考えているよりも早く、対処方法を考え付いて実行してしまう人(私)を、どうやってフォローするのか?と言うのが理解出来ないのかな?と思います。

 以前にも書き込んだかも知れませんが、私の好きな科目は数学。でも、掛け算九九を暗唱する事は、今も昔も出来ません。

 私を理解してくれる人は、それを見込んで、自分の出来ない事を私にしてもらうかわりに、私の出来ない事をしてくれます。

 理解してくれない人は、私が彼らを誰にでも出来る単純作業をさせて、こき使うと思うらしく、ひどい反発をします。

 家族が後者であったのは、その時はとてもショックでしたが、私が今まで通り、水鳥の足をやっていれば嬉しそうにしているので、まぁそれでも良いかぁ〜と思っております。

 今回の私のした学習は・・・。
『相手から、「あのね。最近、ADHDって言うのを知ったのだけれど、あなたもしかしたらADHDと違う?」などとか、持ち出されない限り、更に持ち出されたとしても、よくよく話を聞き出して、相手があまり勉強していないと判断した場合は・・・絶対、カミングアウトしない事』
(これじゃ99%出来ないなぁ〜)

 それにしても、つくづく、理解の無い家族、協力してくれない家族って恐ろしいものだと思いました。


by 怜緒



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■ 最近出会った奇妙な服装の人々


 私は2,3ヶ月に1度の割合で駅のホームで奇妙な服装の人に出会う。きっと、ただの奇妙な人に出会う確立はもっと高いとおもう。でも、今回は奇妙な服装の人に焦点を絞ります。
 
 つい先週であった奇妙な服装の人は、坊主頭に50cm位の長さの口ひげを携えた若者。多分二十歳前半の人です。彼は普通に駅のホームに立っていて、黒っぽいしわしわのジャケットに白いTシャツと黒いズボンでした。とてもやせていて、ちょっと仙人もどき見たいでした。その前に出会ったのは、おさげをした中高年サラリーマン。白髪の混じったおさげで普通にスーツ着て駅のホームを歩いていきました。
 
 そういえば、今年の始めに、赤いロリータの服装をした野村サッチー似にも出会いました。ちっとも似合ってなくて、携帯で話しながらタバコを吸っていました。あー、なんか口臭そう・・・。と勝手に思いました。
 
 たまにバスの中で会う女子高生もものすごいヤマンバ化粧で、髪の毛を金髪に染めていて、眉毛も金髪に染めているので、一瞬、眉が無くてとても怖いお顔です。
 
 こうしてみると自分がとってもまともに感じます。変な優越感。次回はどんな変な人に出会えるか楽しみです。
 
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パキシルが切れて・・・。

 パキシルを止めましょうということで2週間ほど過ぎて、禁断症状のめまいもなくなってきたつい最近、私は些細なことでパニックを起こしてしまいました。なのでパキシル復活です。今日はパキシル飲み直し始めて4日目です。なんとなく落ち着いてきた気がします。やっぱり私にはパキシルがまだ必要のようです。

 あせらず、ゆっくり直していきたいです。
 
by ナオニャム


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■ 医者との相性



 私は本当に病気の問屋だ。喘息に始まり、甲状腺機能低下症、アレルギー性結膜炎、アレルギー性鼻炎、ひどい肩こりと腰痛症、目はメガネがないと道も歩けないし、しかも飛蚊症と白内障(軽度)があり、おまけに最近判明した脳の発達障害まである。AD/HDだけで済んで幸いだという感じの脳の形状らしい。そして、今度、鼻の鼻中隔彎曲症の矯正術と下鼻甲介粘膜切除術を受ける。 実は恥ずかしながら、子供を生んでから2回も痔の手術も受けている。痔は大体、イボ痔だと3箇所できやすいところがあるそうだ。もう二度と手術になりたくないが、腸の調子はあまりよろしくない。過敏性腸症候群だそうだ。これは心身症である。また、時に疲れ果てて鬱になる。

 だから、お付き合いしていただいているドクターだけでも常時7人くらいいるのだ。

 外科とか耳鼻科の先生は、どちらかというと「切るのが仕事」で、さっぱりしていらっしゃる。今回も「あのー。この状態はですね、手術しないと治らないんですけど・・・」とドクターに言われて、私は内心(これでいびきが治ったら。鼻づまりが治ったら生活ももっと快適になるよ)と思って、「はい、じゃあお願いします。」と言ったら、なんかとてもうれしそうで「といっても、えー、耳鼻科の手術日は限られていて今でも約1ヶ月待ちなんですがいいですか?」と目をきらきらして聞いてくる。腕が鳴るのかもしれない。でも、誠実そうにインフォームドコンセントをしてくれれば、特に心の交流は必要ない。あとは、先生の腕が頼りなだけだ。もっとも、その間には麻酔科の先生も入る。私の場合、いろいろな病気があるので、結構麻酔科の先生も慎重である。忌避薬については、特にくわしく説明しておかないといけない。

  喘息の先生などは、長い長いお付き合いになるのだが、今は最高級の呼吸器の名医にかかっているので、かなり安心だ。そういう先生は、研修医に言わせると「結構、薬の処方間違えるんだよねえ・・。」と愚痴られるが、そういうのを管理してくれる優秀な研修医がいるから、大丈夫。それに、今は外来だけだし、処方が違っていると自分で気が付くので、その場で直してもらう。

 前に入院していたとある病院では、他人様の点滴を2回もされてしまった。しかし、謝罪は一切なし。同じ病棟にそういう人が何人かいた。看護婦呼びつけて(怒)。なんのために点滴に名前が書いてあるのよ!しかも、点滴管理は全然しない。だから、たとえば1日3回で8時間置きに新しい点滴にならないといけないのに、30分前に50%以上残っていることもざら。だから、患者が適当に点滴を操作して時間通りに終わるようにしているのだ。 しかも、その病院では、ドクターが「僕をあなたの主治医から下ろしてください。」という有様。それが医長で、後残っているのは、研修医にけがはえた若い医師ばかり。だから、とうとう他の病院に移った。そうしたら、すぐに治った。そんな医者とは相性がいいわけない。

 今の主治医は名声だけでなく、人間性もすばらしくいいのだ。とてもやさしい。聞けば、きちんと説明してくれるし、今減薬してたのだが、激務だと聞くと「リスクファクターがあるから、減薬はしばらく中止しよう。」と慎重だ。この先生は、私は大好きで、もうファンに近い。

 甲状腺の先生は最近わかって診て頂いているが、ひどい鬱だったのが「甲状腺ホルモンが全然出ていなかったからよ。辛かったでしょう。」と手を握り締めてくれた。また、院長は、経営が儲かるからか、毎月患者を診なさいというが、「あなたのようにこの量飲んでいれば全然問題ない人に、毎月来てもらう必要ないわ」、と何か月分か出してくれる。そして、時々受診するときは、その前の週に血液検査をしておいて、翌週にホルモン値を診て「やっぱり、この量がベストだわ!」とまた、お薬をくれるのだ。

  だが、一番難しいのが、心療内科医、神経科医、精神科医だ。これほど、相性に左右されるものはない。たとえその道の重鎮だろうが、世間が「名医だ」と言おうが、自分との相性は必ずしもいいとは限らない。他の人にとって、ばっちり相性が合うこともあるだろう。でも、自分にとっては、この分野だけは、人に譲れないのだ。どうしても、最悪の相性だったときは、病気は確実に悪化してしまう。また、怒りで心が開けなくなる。言葉がでなくなることさえある。 始めてそういう分野の先生にかかったとき、恐らく、私とは「最悪」の相性だった先生に違いない。いつも診療のあと、くたびれてしまうのだ。その先生が転勤されて、新しい先生になったとき「ああ、こんなにやさしいのか、お医者さんって!」と実感した。その先生は大好きだった。ものすごく楽しくて、落ち込んでいる私に暖かい言葉をたくさんくれたと思う。そして、始めて医者とは相性があるのだ、と知った私だった。

 でも、その先生も転勤していく。だから、転勤のない開業医で私と相性のよさそうな先生を探して歩いた。これは、いわゆる「ドクターショッピング」とは違うのだが、開業医も三機関回って、今の先生が一番合うと思ったので、ここで決めた。

 そんなわけで、精神科や神経科、心療内科におかかりの皆さんは、「この先生ってちょっとなあ」と思ったら、2ヶ月くらい通ってみて、同じ思いしかしないなら、他を探すことをお勧めする。こちらが相性悪いなあと思っている場合は、たいてい、向うも「苦手な患者だなあ」と思っていると思う。

by MUSICA


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■ You are what you eatの真相


 You are what you eat、あなたはあなたが食べているものである、というのはよく聞く言葉です。脂肪の多い揚げ物や砂糖が多いお菓子を食べ過ぎれば、肥満になったり、糖尿病になったりする、というのは現在では誰でもが知っている知識です。

 しかし、健康以外のことでわたしたちはわたしたちの食べているものに影響を受けているのでしょうか?

 生活習慣病などの病気だけではなく、イギリスで行われた調査では、新鮮な果物や野菜を食べている中流階級以上の人々の平均寿命は新鮮な食物を買うことの出来ない貧困層の人々に比べて、なんと平均で20年も違っていることが判明したそうです。

 また、イギリスでかつて魔女狩りが行われた場所を調査している大学教授は、魔女狩りが行われた場所、魔女と言われていた狼にとりつかれたといわれていた人々の住んでいた場所共々が海に近いまたは低地の湿度が高い場所であったことを発見しました。魔女は実は湿度が高かったためにパンに発生したあるカビが人々に妄想や幻を見せたために起きてしまった悲劇だったというのです。

 アメリカでは、非行少年の食生活、栄養、行動を調査した結果、ある特定の栄養分が不足していたために暴力的な行動に出るケースが発生していることが報告されています。

 わたしたちが食物に影響されているということは少なくとも真実だといえるでしょう。食物はわたしたちの命を作っているものです。ですから食事をとる時は「いただきます」食事を終えたときは「ごちそうさま」という気持ちをいつも忘れずにしていきたいものです。

by Bunny_Lab


 低所得者の寿命が短い理由に、喫煙率が高い、飲酒量が多い、肥満が多いことも挙げられています。新鮮野菜や果物の件もあるでしょうけれど、それだけではありません。それと、低所得者層は健康管理をせず、高所得者、高学歴者ほど、運動や食事に気をつけ、体重管理をし、医師にも必要に応じてかかります。そして、低所得、低学歴層では犯罪や事故による死亡率も高いですし。

 統計は正しいでしょうけれど、食物ばかりが原因ではなく、あらゆる要素を加味して考えなければいけないでしょうね。
 
from ロクスケ


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■ 連載 第36回 脳の老化を遅らせる


 以前の回で、年を取ると弱くなるのは当たり前か、というテーマで書いたが、今回はその補足をしてみたい。
 
 人間の脳は成人で平均1400グラムで150億個の神経細胞で成り立っている。この神経細胞は皮質、つまり脳の表面の部分にあり、脳の内側はそれぞれの神経細胞をつなぐ軸策からなっていると、おおざっぱに考えて良い。
 
 成人で1400グラムの脳だが、出生時はおよそ800グラムであり、成長に従って脳も肥大してきて、成人にはおよそ出生時の倍近くにまでなるのだが、神経細胞自体の数は変わらない。というより、むしろ一日最大10万個くらいづつ死滅してゆくので、年を取るに従い、神経細胞の数は減る一方だと言われている。実際、老化してゆくに連れて脳自体は萎縮し、内部に空洞が拡がってくる。
 
 つまり出生時から成人に至るまで脳の重量が増えるのは、神経細胞の数が増えるのではなく、神経細胞同士をつなぐ軸策部分が増加した結果なのだ。また、神経細胞単独では機能せず、複数の神経細胞が軸策により複雑につながり合うことにより機能するようになるので、軸策が発達することはすなわち脳の機能が発達してくることを意味する。
 
 この軸策は脳に刺激を与えないと発達しない。脳に刺激を与えるとは、すなわち広い意味で思考をすると言うことだ。記憶も強く記憶しようとすることでそれに応じた軸策が発達し、運動も練習をすることでその運動を司る軸策が発達する。
 
 脳自体は最盛期でも、色々な説はあるが最大その30%しか使われていないと言う。むろん、神経細胞の絶対数の多寡はその機能に関係があるが、大切なのはいかに効果的に軸策が発達しているかということであり、神経細胞と違って軸策は年齢に関係なく、刺激に応じて発達する。
 
 高齢化によって脳が萎縮し、神経細胞の数が減少するのは生理現象であって自然なことだが、毎日最大10万個づつの脳細胞が減少していっても、30%になるには、
150億x0.7÷10万 = 10万日 、つまり270年と言うことになり、神経細胞の在庫切れを心配する必要はない。

 実際、人間の理論的な寿命は120才だそうで、殆どの身体の器官はその年月以前に寿命が尽きてしまう。ただし、脳だけは例外でもし健康を保てるなら十分120年以上持つのだとか。
 
 もっとも、脳は大量の酸素を消費するし、エネルギーも消費するので、脳自体の健康が保たれても循環器、呼吸器、消化器などが機能しなくなれば必然的に脳の寿命も尽きてしまうから、脳の健康を保つためには身体全体の健康も保たなくてはならない。
 
 その上で、脳自体をいつも適度に刺激し、好奇心を絶やさず、感動する心を失わず、たえず新しい知識の吸収に努めるなら脳は生涯衰えることが無く、年齢にかかわらず発達しうる軸策を増やすことで、脳の働きを高めてゆける。
 
 さらに、近年の研究では、今まで出生時から神経細胞は減少する一方だと言われていたのが、適度な刺激を与えることにより、神経細胞自体が新しく出来ることが確かめられているという報道もある。
 
 高齢になっても、脳を鍛え能力を高めることは十分に可能なのだ。
 
 ただし、脳の機能と言っても記憶力などは幼児期にピークを迎え、後は落ちる一方であり、幼児期の記憶力を保つことは不可能だ。ただ、連想力を高めることにより、記憶を強化するなどの方法はとれるし、大体、記憶力が幼児期にピークを迎えるのは脳の成長にとって必要不可欠なプロセスなのであり、記憶の低下を病的でない限り、嘆く必要はない。


by ロクスケ


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○編集後記○
 ■10月4日本が完成しました。内容は勿論自分達で書いたのですから隅々まで知っていますが、それでも完成したばかりのインクの香も新しい本を手に取ると、改めて本を出したんだという実感が湧いてきます。
 
 ■何とか2冊目の本を出すことが出来ました。機会があったら3冊目も4冊目も出してゆきたいと思います。というのは、一冊の本を書き始めてから出版するまで1年はかかりますが、その間にもADHDを取り巻く環境はどんどん変わってきていて、新しい情報が出てきてそれまでの知識を塗り替えるような事が日々起きるからです。
 
 ■それに、全力を尽くして書いたつもりの本でも、できあがっていざ読み返してみると、説明不足、舌足らずの点がいくつも目に付きます。勿論完全な本などこの世に存在はしませんし、すべての人が納得する本もありません。その上で、やはり出して良かったとは思いますし、とにかく私たちの思いは十分に表れていると思います。
 
 ■是非読んでみてください。おそらく、10月半ばくらいには全国の主要書店の棚に並ぶでしょう。そして、もし読まれたら、感想などを一言メールでいただければ幸いです。そして、もし良いと思われたら、是非お知り合いの方にも勧めていただければと思います。

 
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