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          WING BRAIN メールマガジン第79号
          
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★目次★



■ 今日の楽しいできごと          MUSICA
■ 指の体操 1              mogurin
■ 目標達成へのリマインダー        ナオニャム
■ 障害年金                みゆき
■ 連載 第46回 趣味悠々         ロクスケ
■ ○編集後記○


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■ 今日の楽しいできごと


 今日は、一週間ぶりにペインクリニックでした。先週は院長でもあり、教授でとても腕のいい先生が診察でした。久しぶりだったので、初めての診察のように丁寧に見てくださり、脈を診ながら頭を回転させて、左が脈が弱くなりますね、なにか左に疾患があるのかもしれませんね、とおっしゃられました。
 
 でも、実は私はその教授は診察よりも、処置をしてくださるほうがうれしい。つまり、処置をするときには、もう一度先生は診察の先生と違う目で見てから注射を打つわけですから安心でしょう?それに、なんといっても、腕が良いので、ぴったりのところに注射が入るのです。ものすごく良く効く。
 
 でも、その日、だれが処置をするのかはかかれていませんから行き当たりばったりになってしまいます。 さて、今日行ったら、違う人がその教授の名札をつけて診察をしていました。「うううううーーーんん?」と思ったのですが、どうやら今日教授が診察日と聞いてわざわざ予約して来た患者さんがいるらしいのです。でも、そんなのっていずればれてしまうこと。しかも、医局ぐるみで「教授」と呼んでいるので、さすがに笑ってしまいました。
 
 でも、これってまずいんじゃないかなあと思ったりして。だってカルテにも「教授」の名前を押していましたから。 その病院は、ペインクリニックの質が高く評価されていて、ある程度の経験をつんだ先生なら、医員でも十分に信頼の置けるところ。だから、どうやら今日は「教授の日」と思ってきている人に「教授の診察はいいんですが、私は診察はともかく、教授に処置をしてもらいたいなあっていつも思うんですよ。ここの先生方はみな優秀でいらっしゃるから。信頼なさっていいと思いますよ。」と言っておきました。
 
 先週の話をしたら、同じことをやって、「おや?右も左ほどではないけれど同じ症状があるね」と言われました。年配の方なので、その人も「教授」なのかもしれませんが! なんだか、私はもう何年か通っているので慣れていて不安はないので、笑ってしまいました。それで、部長先生にも久々にお目にかかったので「こんにちは!」と声をかけたら「おや、久しぶりだねえ(笑)」と返してくれて、不安そうな患者さんが「あら、アットホームなんですね。」と少し安心したみたいでした。よかった。

 by MUSICA

 その教授の名札を付けていた先生が本当に教授ならかまわないでしょうけれど、もし患者さんのための”偽”教授なら大いに問題が有るんじゃないかなぁ。仮にも医療だし、万が一投薬ミス事故などが起きた場合、責任はどうなるんでしょう。それ以前に経歴詐称になるんじゃないかと思います。
 
from WBU 狭授 ロクスケ


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■ 指の体操 1

 
クラシックギターに挫折したので、次はカワイの電子ピアノes-1を購入。弾きだしたらこれが結構はまってしまい、朝起きたらまずピアノに向かい、譜面を広げてブルグミューラの練習曲といった毎日です。なんか、ギターよりもずいぶん弾きやすいので、上達が早いみたいで、今のところ仕事そっちのけで熱中しています。まあ、いずれ壁にぶちあたって挫折ということになるかもしれませんが、そうするとピアノに投入した12万がパーになるので元を取るまでは続けるつもりです。

 ピアノの話はいずれ書きますが、本題はfinger fitnessというDVDの話です。これはヤフーのオークションで安く手に入れたものです。作者は、アメリカのミュージシャン(ピアノとパーカッション)兼マイアミ大学の音楽教育の教授Gregory.G.Irwin。ミュージシャン、アーティスト、医師、アスリート、コンピューターオペレーター、その他だれでも日常手を使う人で、その機能を高めたいと思っている人々のために開発したもので、指の強さ、柔軟性、独立性を高め、手のストレスや疲労を軽減してくれ、いつでもどこでもあなたの都合のいい時間に練習でき、効果抜群の信じられないプログラムとあります。具体的には1.warm ups 2.folds 3.taps 4.bends 5.splits......と10まであります。今回は1.warm ups 2.folds を紹介します。

 1.warm ups01.両方の手のひらを組み合わせる。これは合掌ではなく、握手をするように両手を交差させて組み合わせる。この状態で左手で右手を強くもみほぐす。少しねじるように手の甲をもむ。次に右手で左手に対し同じことをする。02.両手の指をを合掌の形で組む。指は折り曲げる。どちらかの親指が上になっているはずです。次に親指の順序が逆になるように指を組み直す。この逆をやる。同様に指を組み直す動作を繰り返す。最初はゆっくり、徐々に早く、限界まで早く、またゆっくり。03.両手を下にむけ、グーのかたち。指を開き、パーのかたち。このグーパー動作を10回ほど繰り返す。04.両手を合掌。指は伸ばす。手のひらは合わせたまま動かさず、指だけ右から左に倒す。今度は左から右に倒す。これを10回ほど繰り返す。05.cross over 両手を下に向け、パーのかたち。左手の中指を人差し指の上にねじってのっける。また、薬指を小指の上にねじってのっける。右手も同様にする。ねじった指を上下に交互に動かす。10数回。またパーにもどし、左手の薬指の上に中指をねじってのっける。右手も同様。人差し指と小指を左右にはさみのように動かす。10数回。以上でwarm up終わり。ここから本番、けっこう難しいので、Irwinさんも無理をしないようにと言っています。痛みを感じたらすぐに休憩をとること。

 2.fold指と指の間を広げて両手をあわせます。両手の人差し指だけを折り曲げます。指先は反対の手の甲にくっつくくらいです。このときどちらかの指が手前にあります。こんどは人差し指の順序を逆に折り曲げます。これを数回くりかえします。重要なのは他の指は動かさず、伸ばしたままということです。またすべての指を伸ばし合掌した状態にもどし、今度は両手の中指だけを折り曲げます。次に指の順序を逆に曲げます。これを数回。次に薬指だけを折り曲げます。以下同様…同様に小指だけを折り曲げます。こんどは人差し指から小指まで交互に一回ずつ折り曲げます。これを数回くりかえします。次に人差し指と中指の二本を同時に折り曲げます。これも指の順序をかえ、同様に数回くりかえします。そして中指と薬指、薬指と小指、人差し指と薬指、中指と小指、人差し指と小指の組み合わせも同様におこないます。次に中指と薬指と小指の三本を同時に折り曲げます。これも同様におこないます。人差し指と薬指と小指、人差し指と中指と小指、人差し指と中指と薬指も同様におこないます。
 
続く

by mogurin


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■ 目標達成へのリマインダー


 PCが本当に普及してくれていてありがたい。そう感じることが多くなりました。PCの中のメールソフトの中にあらかじめついてきているメールの送信日時設定機能を、自分用の忘れがちな用件のリマインダーとして使うのです。普段からPCの前にいる人なら、PC宛てにリマインダーを送っておいても良いですが、どこでも見られることを想定しておくなら、携帯アドレスに送るのはどうでしょう?ある程度の文字数なら着信無料の携帯もありますし。

 また、ネット上にある無料のリマインダーサービスもその一つです。
ToDoMail(http://www.aivy.co.jp/products/todomail.html)と言うサイトは、題名に日付を書いて決められたアドレスにメールするだけ。携帯から利用できます。メモ書きのリマインダーで携帯宛てにしておくと、アラームになってくれるから忘れたころに来るからありがたいです。

 今年は何と何をするぞ!と決めた目標も、どんどん時間が経つにつれて忘れていく傾向があります。
そんなときにこのリマインダーの機能を使い、3ヵ月後に「目標へ向けてどのくらい進んでますか?」と自分へ送っておくと、達成度の再確認も出来ます。

 なんだか自分の目標達成への忘れ物が減った気がします。

by ナオニャム


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■ 障害年金

 
 AD/HD&LDで障害年金がもらえるようになった人のお話しです。

 子供の時から将来を見据えた親の愛の結晶と言う気がします。年金をもらえるようになったS君は、小学生のころ授業にはまったく興味がなく、学校中をうろついたり、かくれんぼみたいな事をよくやっていたそうです。「なんで授業を抜け出すの?」とか「おかしいよ。」と言われても、ぜんぜん頭に入らなかったそうです。友達や先生からも「身障学級へ行け」と言われていたようですが、そのころは脳性麻痺や重度のダウン症の子供達だけだったので、行きたくなかったそうです。

 4、5年せいになって情緒障害児学級への通級をはじめたそうですが、そのころはすべてがイヤで、自殺しようと何度も3階のベランダから、飛び降りようとしていたそうです。勉強のことより、友達が自分の事を特別扱いすることがとてもイヤで、「自分はここにいらない存在なんだ。どこかへ行きたい。でも、まわりに迷惑がかかるし、先生や友達が止めるだろう。しかも行くとしてもどこに行く?食事は?寝るところは?行くところがないならどうしよう.....そうだ!ここから飛び降りて死のう。そうしたらみんな、今までのことが間違っていたと気づくだろう。よし!死んでやる。」という感じの精神状態だったそうです。
 
 中学校に入り自分の障害のことがわかってきて、まわりもわかってくれるようになり、教室を抜け出すこともなく、友達がたくさん出来たそうですが、成績がよくなくて、チャレンジスクール(フリースクールでしょうか?)か養護学校くらいしか選択肢がなかったそうです。
 
 S君は養護学校にはイヤなイメージしかなたっかので迷ったそうですが、養護学校の試験日が10月と言う異常に早い時期だったので、彼は受験してしまったと言います。ただ、お母さんが彼の気持をそちに向けた事が何より大きかったようですが、彼の口からその話はありません。養護学校の都園科という職業科で学び、現場実習に行った会社に障害者枠で入社し、今はがんばって働いています。

 S君のお母さんは、世間体より身をたてられるようにする事に重点を置き、養護学校への進学を進めたそうです。漠然とでも普通に高校へ行き、大学に行って就職すると考えていたS君に、養護学校に行くように言う時はとても辛かったそうです。でも、普通に大学を出ても仕事にあぶれるこの時代。だったらお給料は安くなっても障害者枠で、就職させた方がいいのではないかと考えての決断だったそうです。そして、普通に大学を出てしまったら、障害者年金なんてもらえるわけがない。養護学校へ行った方が通る可能性があることも視野に入れていたそうです。

 病院で無理と言われていた障害者年金の申請をし、切々と苦悩を訴えたそうです。申請書に付けた手紙が大きかったみたいだと言っていました。今は年間76万円の年金と区から月々7000円の援助?を
もらえるようになったそうです。それにお給料をプラスすると人並みの収入になるんだそうです。

 そういう考え方もあるんだなぁ。と思いました。世間体を気にして普通?に高校や大学し進学させても将来、社会に順応できず働けなくなる可能性もあります。確かに今、AD/HDやLDの子達が養護学校の高等部に進学するケースが多く、今まで高等部に進学していたような子達が炙り出されていると言う反発の声も耳にします。

 親が子供の将来を心配し道を模索することは当然ですが軽度でも障害を持っていて、怠けているわけでもなく、うまく社会に適応できず、働くことが難しい人もいると言う事を理解し、行政には救済処置を考えて欲しいですね。とはいえ、専門医も少なく、きちんと診断できるかどうかもわからない中、何でもかんでも軽度発達障害にされてしまっては、行政も破綻してしまうでしょうし難しい問題なのだろうと思います。

by みゆき


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■ 連載 第46回 趣味悠々


 前回、前々回とペットやガーデニングを取り上げたが、つまり心を休める作用が大きいからだ。そこで、同じ範疇の事柄として趣味について考えてみたい。
 
 人間の生活は殆どが遊びでなりっているとはわたしだけではなく多くの人が書いているが、遊びで成り立っているからからこそ、人間の生活だと言える。現代人がアフリカで誕生したのは40万年ほど前のことだが、そのころはとにかく毎日が食料の確保と、天敵との闘い、そして繁殖、子育てだけで一日が過ぎ、おそらく平均寿命も30才以下だったと思われるので、ぎりぎり生きてゆくだけの生活だったろう。ただ、そのころすでに怪我をして動けない仲間や老人などを集落で養っていた形跡や死者を弔い花を添えて埋葬した形跡があるので、生活に直接関係のない事に関心を持ってはいたと考えられる。すなわち生活に直接関係のない事に関心を向けられるからこそ人間になったとも言える。
 
 生活に必要な為、あるものを土をこね入れ物を作ったが、そのうち装飾をくわえるようになり、デザインに凝るようになった。これはすでに立派な趣味といえる。同じ入れ物を作るのでも素っ気ない形より楽しめる形にするいわば遊び心だ。それがさまざまな方面に拡がり、単に暖を取るだけではなく見栄えにも工夫するようになって服飾文化が出来、空腹を満たすだけではなく味や見かけに工夫するようになって食文化が出来た。
 
 長くなりそうだからはしょるが、言うまでもなく趣味を持てるのは人間だけだ。例えばカラスは貝殻や陶器の欠片など光ったものを集め土に埋めて置いては時々眺め、突いたり並べたりするのを趣味だと言う人がいる。(シートンの動物記にそのようなカラスの話が出てくる)しかし、カラスの趣味はそれ一種だけのようで、つまりはカラスの習性だと言える。趣味ではないだろう。
 
 さて、実はわたしは趣味を語らせるとちょっとうるさい。自分でも数え切れないほどの趣味を持ち、当然ながらそれぞれが長続きしないで投げ出してしまった。しかし、そのうちの幾つかは十分実用になって、生活の役に立っている。料理しかり、パソコンしかり、読書しかり、語学しかり、工作しかり、文章書きしかり、しかりである。未だに非常に物質的には苦労しているが精神的にはかなり退屈しなくてすむし、第一好奇心が未だに衰えずあたらしいことにも全くためらうことなく取りかかれる。それがまたすぐ投げ出す元だとの批判はあるが、取り敢えずやってみて役に立ちそうならものにするというのは結構面白い生き方だ。いま、ちょっと凝っているのはコンピューターグラフィックだが、これも仕事で役立っている。自分の作る機械などをCGで描き、それを動画にして見せることで相手に強く印象づけられるなどが出来るはずだ。まだ技術的に完成していないのであくまで予定だが。
 
 
by ロクスケ


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○編集後記○

■ 猛暑の年の冬は雪が多いと昔から言われています。去年の猛暑は忘れたくとも忘れられない強烈なものでしたが、案の定今年の日本海側は豪雪にみまわれているようでそれらの地域の方々の苦労は大変だろうと察します。もう何人もの方々が雪かき中の雪に埋もれたり屋根から落ちたりして亡くなったり怪我をされていますが、だからと言って雪かきをしないわけには行かず、大変だろうと思います。わたしも子供の頃は北国で育ち、日本海側ほどではないにしても屋根の雪落としは欠かせない日課でした。
 
 ■ 日本は四季がはっきりしており、また南北に長いため亜熱帯から寒帯までの気候があり、それが豊か日本の文化をはぐくんできました。雪について言えば北越雪譜という本に雪に就いての苦しみが切々と書いてありますが、一方雪を利用して紙や布をさらしたり、貯蔵に用いたりと、むかしから色々工夫してその土地でいかに住み心地を良くするかを考えて来たのも人間です。単に負けるだけではないと言うことです。
 
 ■ 今は大量の雪を夏まで貯蔵して冷房や野菜の貯蔵に利用するなど、積極的に使う研究をされているとのことでです。やはり人間だけが環境を変え生活範囲を広げてきたのですから、猛暑も大雪も嘆くばかりではなく利用するというプラス指向が生活を向上させてきたのでしょう。
 
 ■ で、結論ですが、不便と思うADHDも積極的に利用すれば生活はもっと便利になり、向上するだろうから、そのようにADHDを見たいものだ言いたいわけです。
 
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