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          WING BRAIN メールマガジン第89号
          
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★目次★



■ 交通事故                  MUSICA
■ 当事者が会を作ってミーティング!      みゆき
■ 痴漢U                   キャサリン
■ 有名人、偉人にADHDが多いと言われる理由   ロクスケ
■ ○編集後記○
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■ 交通事故

 先日、自転車にのって朝出勤途上で車に接触し、前輪を押されて右側にパタリと倒れてしまった。おかげで、右側は足から胸から腕からすべて打撲と捻挫である。大変痛い。相手は車庫から出てきて、大型のトラックが止まっていたので、右側をよく確認しないでいきなり飛び出してきて私とぶつかったものである。
 
 通勤途上であったので、通勤災害である。
 
 ところが、相手の保険会社はなにか若い人でよく知らないのか、通勤災害の基金と交渉してくれと言っているのに、保険会社への診断書などの請求と、初診で見てもらった後に翌朝から痛むところについては、「支払いができない」などと言っている。冗談ではない。1日目はなんともなくともあとから障害がでてくることもある。だから、わざわざ警察も呼ぶのだし、病院へも行くのだ。女だと思って馬鹿にしているのだろうか。
 
 友人の保険屋に電話で聞いてみた。すると、信じられないくらいひどい会社だなあ、そういうのは、大蔵省の保険課に言いつけてやるといいんだよと教えてくれた。私は、通勤災害の方を優先して行い、基金と保険会社の交渉にしてもらうよう再度電話をする。ところが、相手は食事中だとか言って出てこない。なおかつ、こちらに掛けるようお願いしてあったのだが、全く連絡もない。
 
 ふざけた野郎だ。再度電話するか。

 ところで、私のほうはすっかり右側が腫れているらしく、体の右側が重くて仕方がない。仕方なく2日も仕事を休んでしまった。本当にこのところ付いていないのだ。この後どうなるかはまた逐一皆さんに報告しよう。事故はめったにないが、遭遇したときはそれなりに勉強でもある。
 
by MUSICA


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■ 当事者が会を作ってミーティング!

 どうしても子供に障害があるとなると、前面に親が出てきてしまって代弁してしまうことが多いですが、「いつまででもそんな事をしていては良くない本人達が話せる場を作る必要があると思う。」と言うことで、ミーティングを開催することになりました。
 
 でも、当事者だけではやはり不安があるからと協力者を捜している中で「応援しているからがんばってね。」という言葉を「協力してくれる」と勘違いした事から、話がこじれはじめました。「応援しているからがんばってね。」と言った方と同じ会の方からまったく関係のない団体の代表に1通のメールが届きました。その団体でミーティングを開催しようとしている方が講演を行う予定だったからです。

 要約すると「お宅で講演会をすると吹聴している」とか「勝手に自分の所の団体名を出していて何を言っても勝手に自分の都合のいいようにしか解釈しない人なのでそちらでミーティングの件を言わないようによく言ってくれ。」的なものでした。ミーティングを開催しようとた方はお会いしましたがそう人ではありませんでした。むしろ注意を素直にいけいれることのできる人でした。

 とにかくこちらに言われても困るので(だいたいどうやってメルアド調べたの?)本人ときちんと話し合うかお近くの方にご相談されてはいかがですか?と言うことになりました。頼られるような大きな団体なら、せっかくのミーティングを潰そうとするなんてなんかおかしな話。と思いました。

 別の方へのメールには長崎の事件やハイジャックの話を出したそうです。要は「当事者を集めて話し合いなんぞさせたら何をしでかすかわかりゃしねぇ〜」ってことなんでしょうか?けっきょくみんなで集まって話し合いをされたようですが強行に訂正文を送れと押し切られたようです。集まった時に訂正する程度でもよさそうなものですが..

 (わたしが何でも軽く考えすぎなのでしょうか?)どうしてそんなに頑な態度なのか。なんだか納得いきませんでした。潰そうとしないで、援助するような気持にならないのでしょうか?他所のHPの掲示板を見るとこの手のという表現もへんですが、感情のぶつかり合い的な相手を敵視してガンガン叩くというのを見ます。同じ問題を持つもの同士、なぜ仲良くしようとしないのか..と思ってしまいます。

 ミーティングを開催しようとした方は文章を理路整然?にまとめっているというのか表現、語彙とも豊富だなので、文章を読んだだけでは温和な感じがわからないのでしょうが、何の関係もない人に対し「何を言っても勝手に自分の都合のいいようにしか解釈しない人」と言ってのけるなんて..いやいや驚きました。その方の方が勝手な解釈しかしない人なんじゃないかと感じました。

 わたしは当事者がどんどんいろんな話し合いをしたり行政などに訴えていくことはとても大事なことだと思います。集まったからといって、大きな事件を起こすなんて..考えすぎなんじゃないかと思いました。

みゆき



 お話からするとクレームを付けてきた人が当事者と考えられます。かつて当会で最初にだした本の書評につき一方的な思いこみの激しいものを御自分のサイトに載せられたことがあります。むろん、書評ですから別に褒め称えるだけではなく、辛口の批判でも結構ですが、その人の書評が本の内容とは無関係な誹謗が入っていたり、本には書いていない捏造をされていて、さすがに厳重に抗議しました。結局、その人のサイトからは書評は消えましたが、やはり思いこみで本とは無関係な誹謗も捏造も、その人の頭の中では全て整合性があるのでしょう。
 
 その人も当事者でした。当事者と言ってもさまざまです。当事者が集まれば収拾がつかなくなるとその人が思いこんでいるとすれば、御自分がそうだからでしょう。WingBrain委員会も当事者の集まりですが、極々初期の頃、そのような人が居て引っかき回されたことがあります。しかし、今は和気藹々とやっています。
 
 それに今回ミーティングを開いた人も私がよく知っている人で、性格的にも全く攻撃性など無く、穏やかで緻密に物事を進める能力のある人です。むろん当事者ですが、同じ当事者でも色々な人が居ると言うことです。
 
from ロクスケ


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■ 痴漢U


 電車の中での痴漢被害の経験はないかったが、路上での痴漢被害の経験には、結構、華々しいものがある。

 最初はまだ、10代か20歳前後のころ、東急東横線の自由が丘近くの駅ホームのベンチにボーっと腰掛けていたら、高校生の暗そうな男子が私の隣にぴったりくっついて横に腰掛けてきた。まもなく、彼の手は、私の太ももをこっそり、なで始めた。

 次は20代の頃、赤坂のTajiの前辺りを歩いていたら、すれ違い様に白人の男に胸をぎゅっとつかまられた。悔しかったが、すれ違った上に大柄な白人男だ。どんどん遠ざかって行ってしまって、なすすべがなかった。

 当時はDカップ(今でもやはりDカップに変わりはないが、・・・。友人にいわせると、「しぼんだらAカップだよ。」)で、コラーゲンもたっぷりあったので、胸が大きくて、いつもブラウスははちきれんばかりだった。(自慢ではない。本当にイヤだった。当時はデブのせいと思いこんでいた。それに走る時にゆれるのにも閉口していた。)

 三度目は、銀座だ。この話しは結構、悲壮だ。30代前半だったと思うが、妹と2人で歩いていたら、2人連れの労務者風の男の内の1人がいきなり、私の尻をなでた。

 私「なにするんだよ。このヤロー。」といいながら労務者の男の顔に自分の顔を思いきり、近づけた。(このころはかなり、けんかなれしてきていたが、足はガクガクしていた。)

 労務者「アマのくせになまいきな。」なんて、訳わかんなこと言う。

 私「てめー、人のケツ触っておいて、盗っ人たけだけしいんだよ。出るとこへ出てもらおうか。」

 男は酔っている風だったし、妹が後ろで私を引っ張りながら「やめて。」と、訴えるので許してやることにした。

by キャサリン




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■ 
連載 第56回 有名人、偉人にADHDが多いと言われる理由


 多くのADHD関係サイトを覗いたり本を読んだりすると、エジソンやモーツァルトなどなど大勢の天才、偉人達がADHDだったのではないかと書かれているのを見る。ちょっとネットなどで検索すれば、おそらく100人くらいはすぐにリストアップ出来るだろう。エジソンに至っては、完全にADHD扱いだが、彼の時代にはADHDの概念もないし、当然確認など出来ることではない。
 
 ただ、これら天才達がADHDだったのではないかと思われるそれなりの根拠がある。まず、揃いもそろって普通人離れした人格の持ち主で、周囲にかなり迷惑をかけていたらしい。伝記物などにはそんな負の面はあまり書かれていないが、実像の記録にはまず例外なくそう書いてある。したがって、彼等の業績がなければ単なる社会の厄介者で終わった人たちのようだ。
 
 むろん、ADHDだから厄介者だったというのではなく、その非凡な才能がそう思わせる根拠とされている。ADHDだから天才だというのではないが、ただADHDのひらめき、つまり注意を集中出来ない特質がプラス面に働けば物事に執着せず切り替えが速いとも言える。問題は、通常その切り替えが自分の意図に反していることであり、切り替えたいと思っていないのに切り替わってしまうのだが、それでも切り替わりが速いという特質は使えるものなら積極的に使うべきだと思う。
 
 私は天才ではないが、好きなことについては我ながらよく思いつくと感心するほど次から次へとアイデアが湧いてくる。湧いてきたアイデアはその場でメモに書きためる。多いときにはそんなアイデアが数十種類たまるが、殆どが迷案、奇案、珍案、愚案だが、幾つかは名案と思われるものがある。そしてそれを試してみると案外うまく行くのだ。
 
 その為にはむろんそれまでの経験の積み重ねもあるのだろうが、私の際限のない好奇心が基になっている。役に立つ立たないは無関係で、とにかく気になったものは何でも首を突っ込んで知識にする傾向がある。その為に本業をおろそかにすることも珍しくない。しかし、その役に立たない雑学が、いざというときアイデアを生み出す原動力になっている。
 
 最近のことだが、金属を溶かす炉を摂家製作し、依頼主に引き渡したが、うまく金属が溶けないとクレームが来た。そこで、現場に行き色々チェックをしたが機能的には全く問題がないので、実際に金属を溶かしてみてもらった。すぐに、中のルツボに原因があると分かり、その金属溶解に適したルツボを探して使ってもらったところ、全く問題なく熔けた。
 
 私は電気炉の製作はするが、ルツボは専門外だ。しかし、ずうっと以前ルツボが気になり、同じ炉を使ってもルツボの適不適で成績が変わるという事が記憶に残っていたのだが、そのユーザーはずうっと自分の使っていたルツボがそれまでの炉でちゃんと使えていたので、ルツボに問題があるとは気づかなかったのだ。
 
 これはルツボの専門メーカでも知らないことで、彼等はルツボ自体は知っていても使い方は知らないし、電気炉メーカーは電気炉は知っていてもルツボは知らない。私も色々各メーカーに訊いてみてきちんとした答えが得られなかったのだが、頭の片隅にルツボと電気炉と金属の相性の問題が残っていたのが役に立ったわけだ。
 
 手前味噌な話で申し訳ないが、殆ど忘れていた記憶が、ふとした拍子に出てきて問題を解決するとすれば、これは好奇心と意識の切り替わりの速さのおかげだと思っている。
 
 そう考えると、ADHDは私の仕事に役立っていると言える。これで、その仕事に集中出来れば言うことはないのだが。
 
 
by ロクスケ


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○編集後記○
■ 暑かったり涼しかったりを繰り返しながら、やはり夏本番で、殆ど外にも出ず部屋に閉じ籠もっていることが多いようです。戸外との温度差があまり激しいと体調を崩すので、室内温度は28℃くらいに設定していますが、放っておくと40℃くらいになるのでそれでも涼しく感じます。
 
 ■ 戸外の温度も気象庁の屋上面から1.5Mの高さで測っているので、実際のアスファルトやコンクリートの照り返し、エアコンや車の排熱で気象庁が30℃と言っているときに体感温度は40℃を越しています。だから、室内温度を30℃にしても結構大丈夫です。
 
 ■ 外に出ると、デパートなどは寒いと感ずる位温度を下げているし、会社勤めをしていた頃は、女子社員が夏になると膝掛けなどを使っていたのをよく目にしましたし冷え性なので夏は嫌だという言葉も聞きました。私も外回りで頻繁に冷え切った余所の会社の中と炎天下の外の出入りを何度も繰り返し、おそらくそれが原因で夏風邪などをひいていたと思います。上役の一人がひどい暑がりで、出張で同じ部屋などで寝るとエアコンを最低温度にして一晩中かけっぱなしにするので、私は風の当たらないところで布団にくるまって寝ていました。多くの社員が、その上役との出張は嫌だと言っていましたが、本人は思いやりのつもりでそうしていたとも思えます。
 
 ■ 室内温度を上げ、楽な服装をして仕事をすれば結構28,9℃でも体がなれて苦にならないものですし、また省エネにもなります。一度、御自分の所の温度設定を見直して見てはいかがでしょうか。
 
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