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  Essay



旬を味わう
旬を味わう・・といっても食べ物ではなく、赤パンツのはなし。

申年の申の日に赤い下着を身につけると、「長患いしない、病が去る(サル)、下の世話にはならない」という言い伝えがあるそうで、申年の2004年には、赤いパンツが大ブレークした。
ブーム火付け役の巣鴨の地蔵通り商店街には、赤いパンツを所狭しとぶらさげたお店があって、いつも人だかりがしているという。


                       


申の月・申の日が重なる日に、赤い下着を目上の人に贈ったり、身につけたりすると、一層縁起が良いと聞き、私もスーパーに買いに走った。^^; 
なんで?って、昔からそういうことになっているんだから、時流に流されて旬のうちに楽しみましょうよ。
というわけで、屋台に山積みされた赤パンツを、堂々物色。赤い帯に金色の文字で「健康長寿」と書いてある。商魂たくましいなあ。自分と夫と母親の分を、レジに持っていったら、「今日はほんとによく売れるんですよ」と言われた。かといって、股上深めで立派なゴムつきのパンツをはく勇気はなく、引き出しの奥深くに「今後とも宜しくお願いします」と大事にしまいこまれている。

母親のほうは、贈ったときこそ怪訝な顔をしていたが、今では立派な愛用者。海外旅行にはいていったら、体調を崩す人が多かったにもかかわらず無事元気に帰国できたそうで、それ以来自分が宣伝係になってしまったらしい。同室で見せられる人はどんな気分だろう?

考えてみれば、金太郎さんも赤い色だし、下半身のチャクラの色は赤系の暖色だ。
赤が身体を温める色だということは、東洋医学でもよく聞く。
私もいつか勝負下着に使ってみようかと思う。
「赤パンツをはく人妻」 
う〜ん、なんだかもう最初から勝負がついている感じですな。(^^;)




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