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※性質上、当然ながらネタバレ前提です。
ネタバレが大丈夫な方のみご覧ください。



エル&クリ会話集 ※同ページ内
1章任務4ターン目 初登場
3章任務終了後 もつれた糸
8章依頼終了後 嘆きの騎士
10章任務終了後 まごころ
クリスクラスチェンジ後 叙勲の後

クリス会話集(現在8章まで) ※別ページ
3章住民依頼 アリーナの願い
5章住民依頼 親心
8章出撃依頼 老兵は・・

編集が終わり次第、キャラ単体の会話等も追加する予定です。





1章 初登場

♪1-6 草原の騎士たち

エルバート
少し遅れてしまったが
このあたりが集結地点のはずだ

クリス、本隊からの連絡は?

クリス
脱走兵の集団と遭遇し
戦闘に入ったとのことです

後続部隊が到着次第
東の村へ向かえということでした

エルバート
君の父上からのご命令か?

クリス
エルバート、皮肉はやめて
命令はリース様の副官
ウォード騎士団長からです!

エルバート
ははは、そう怒るな
では我らも戦場に向かおうか

だがウォード隊長のことだ
我らが前線につく頃には
すでに戦いは終わっているだろう

相手が誰であれ
手加減を知らぬ人だから

クリス
・・・・




アリーナの願いから続く
3章 もつれた糸

♪1-15 ぬくもり / 大通り

歩いてくるクリスをエルバートが待っている
エルバート
クリス、どこに行っていたんだ?

クリス
マリーベルのお店です・・

エルバート
夕食にはまだ少し早いが・・

あまり食べ過ぎると太るぞ

クリス
食事に行ったわけではありません!

アリーナの兄のことで
話をしてきたのです

♪1-34 想い出 / 騎士団本部の庭に移動

エルバート
・・・・

エルバート
・・なるほど兄弟喧嘩か

君も苦労性だな・・
傭兵ギルドにまで
話をつけてやるとは・・

クリス
・・私には兄弟がいないから
アリーナが羨ましかったのかも
知れません・・

エルバート
クリスは兄弟が欲しかったのか?

クリス
・・娘の頃は、そう思っていました

家には病弱の母と私しかいなくて
せめて兄でもいてくれたら
どれほど心強いかと・・

クリス
父はあんな人だから
年に数度しか家には戻らなくて
幼い頃は本当に心細かった・・

騎士になろうと思ったのも
母を守りたい一心からでした

父上は
母と私を見捨てたひどい人だと
ずっと思っていましたから・・

エルバート
今はそうは思っていないのか?

クリス
・・騎士の叙勲を受けた後は
私にも父の立場が理解できるように
なりました

ウォード将軍は
軍人としては立派な方です
私も上官としては尊敬しています・・

エルバート
フッ、上官としてか・・

クリス
私には父はいません

母が亡くなった日に
そう心に誓ったのです・・

エルバート
・・・・




老兵は・・から続く
8章 嘆きの騎士

♪2-18 時のしずく / クリス私室・夜

ノックをしてエルバートが入ってくる クリスは後ろを向いて振り返らない

エルバート
・・まだ落ち込んでいるのか

君があの老人達の死を
哀れむことはない

クリス
・・・・

エルバートを横目で見るクリス
エルバート
あぁ、これか

弔いの酒だ・・付き合うか?

クリス
・・一人で飲んでください

クリスそっぽを向く
エルバート
・・そうか・・じゃ、そうするとしよう

エルバート

・・見事な老人達だった・・

男子はいくつになっても
あのようにありたいものだな

クリス
・・忠誠だ、男気だと・・
勝手に騒いで、勝手に死んで・・

エルバート
無駄死にじゃない
彼らは成すべきことをして死んだ

クリス振り向く
クリス
あなた達はいつもそう!
残された者の気持ちなんて
少しも省みない!

エルバート
・・残された者・・

君の母上のことを言っているのか?

クリス
・・・・・・

エルバート
男には避けて通れない道がある
あの老人達も、君の父上もそうだ・・
君も騎士ならわかるはずだ

クリス
わかりません!

・・お母様が病に倒れた時・・
私は戦場にいるあの人に
すぐに知らせた

・・でも、あの人は帰ってこなかった!

お母様は
男の見栄の犠牲になったんです!!

エルバート
・・・・

クリス
お母様は最後まで
あの人の身を案じていた

なのに・・お母様が可哀想・・

エルバート
クリス・・君がそう思うのはいい
だが、それが全てじゃない

エルバートに詰め寄るクリス
クリス
全てじゃない?

大切な人の側にいてあげることが・・
愛している、と言うことが
そんなに難しいことなのですか!?

エルバート
そうじゃない

君は言ったな
君の母上は最後まで
隊長の身を案じていた、と・・

君の母上は一言でも
隊長に恨み言を言ったのか?

クリス
・・それは・・

エルバート
・・・・ずっと昔に
隊長が一人で杯を傾けているのを
見かけた夜があった

その時の俺は
さして気にとめなかったが・・

あの人のテーブルには・・・・
酒杯は二つあったんだ

その夜がなんの日だったのか
わかるだろう

クリス
なら、どうしてそれを
言葉にしてくれないのですか!

たった一言、一言だけでも・・
お母様を愛していたと
言ってくれたのなら・・私だって・・

エルバート
俺があの人を語るには未熟すぎる・・

だが、クリス・・このまま意地を
張り続けてどうなる?

まだ隊長は生きている
しかし、墓とは仲直りも
仲違いもできないぞ

クリス
・・・・・・

クリスそっぽを向く



10章 まごころ

♪1-15 ぬくもり / クリス私室・昼

エルバート
リース様から話は聞いたが・・

贈り物か

クリス
えぇ、ティアンナ様が
あんなに心を痛めていたなんて・・

頭脳明晰で教養もある
完璧な女性だから、そういう悩みとは
無縁だと思っていました

エルバート
想像とは違っていたか

クリス
・・えぇ、少し・・

でも改めて
模範にすべき方だと思いました

エルバート
そう思うのなら
君も何か贈り物でもしてはどうだ?

♪2-20 希望の訪れ

クリス
・・え?

エルバート
話は変わるが、先日特産市場で
これを売りつけられた

エルバート一歩近づく 何か取り出す音
クリス
これは、毛糸?・・・・

エルバート
何でも
東方産の珍しい羊毛だそうだ

俺はいらないといったんだが
店のおやじに泣きつかれて
しかたなしにな・・

あらぬ方向を向いて話すエルバート
エルバート
捨てようかとも思ったんだが
よければ君にやるよ
編物くらいはできるだろう?

クリス
えぇ、お母様に
教えてもらいましたから・・

エルバート
なら、暇つぶしにはなるだろう

うまくできたら
俺がもらってやってもいいぞ

毛糸を観察するクリス
クリス
それにしては、ずいぶんと地味な色・・

エルバート
よく見ればそうだなぁ・・

これをもらって喜ぶのは
ウォード隊長くらいのものか・・

クリス
・・・・



クリスCC後 叙勲の後
♪3-1 陽だまり / 騎士団本部の庭
エルバート
おめでとう、クリス

念願のアローナイトだな
君の父上も喜んでおられるだろう

クリス
ありがとう・・

クリス
でも、父は本当に喜んで
くれているのでしょうか?

私には一言も
話し掛けて下さらなかった・・

エルバート
隊長のことだからな
きっと照れているのだろう

今ごろは酒場で一人
祝杯をあげているさ・・

真っ直ぐエルバートを見るクリス
クリス
ありがとう、エルバート・・
いつも側にいてくれて

あなたはお母様の言葉を
ずっと気にかけてくれたのですね

エルバート
知っていたのか?

クリス
・・偶然、木の陰から見ていました

微妙に視線をそらす
エルバート
・・美しい人だったからな・・

正直に言うが
俺は君の母上に憧れていた

だから、あの時は
天にも上る思いがしたよ

クリス
お母様にキスをしてもらったから?

エルバート
おいおい
人聞きの悪いことをと言うなよ

俺はまだ子供だったし
君の母上は「娘を守ってやってね」と
軽く抱擁されただけだ

クリス
ふふっ・・でもあなたは
真っ赤になっていました

初めてのキスって
どんな感じだったのですか?・・

エルバート
うん?

・・あぁ、そうだな・・
ちょうどこんな感じだったな・・

クリスに近づいてキスするエルバート

クリス
――!!

少し離れる

エルバート
昔は母上が憧れの人だった・・

だけど大人になった今は・・

君が俺の憧れの人かな・・

エルバート立ち去る 取り残されるクリス

クリス
あ・・

木の陰からこっそりウォード出現