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ABCの写真の奥に見える朽ち果てた廃屋の屋根が見えますが、このあたりに駒十郎一座が宿泊していたと思われる芝居小屋がありました。
地元では城山と呼ばれている場所です。
映画ではこの辺あたり一面に駒十郎一座の幟が立っていました。

廃屋の屋根の左の方に有名な大王崎灯台が見えます。

大王崎の燈台から下った所がこの小道で、このあたりは地元では ”映画監督の道” と呼んでいるそうです、色々な映画がこの付近で撮影されたと言うことですが、いかにも観光目当ての怪しい名称ではあります。
また、この他にも小津の宿泊していた龍王閣付近に ”映画俳優の祠” と言うのがあります。
この地にロケに着た俳優たちが拝むと、ご利益があり大俳優になるとか・・・これも怪しい話ではありますが・・・・・。


ところで、前回訪問した時にはこの小道がわかりませんでした。
波切のはずれの燈台の下で・・・ちょっと、いきなりやって来ては目の届か無い場所です。

映画の冒頭で駒十郎が宿に着くなり、そそくさと杉村 春子演じるお芳の店へと向かいますが、@の写真がそのアングルに一番近いでしょうか。
鴈治朗が歌舞伎見立ての独特の歩調で扇子をはたきながら歩いて来ます。
また、@の写真にキャンパスが立っていますが、現在この町は絵かきの町としても売り出し中です。
管理人の行った時も夏休み中か、沢山の絵かきの卵がいました。

映画とともに絵画の世界でも沢山の作品を排出している地なんですね。