◆ 10月のテーマ「秋」(令和4年10月31日)
秋は実りの秋、収穫の時期。
自然の恵みに感謝したい。
一年の務めを終えた木々は枯葉を落とす。
一抹の寂しさを感じる時期でもある。
■10月作品「秋」
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「寂しさに宿を立ちいでてながむればいずこもおなじ秋の夕暮」
百人一首:良ぜん法師
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「しら露にかぜのふきしく秋の野はつらぬきとめぬ玉ぞちりける」
百人一首:文屋朝康
背景の花は白色の曼珠沙華です。
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「五穀豊穣」楷書体
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「五穀豊穣」篆書体
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「秋(穐)」
秋の字源:色々説があるようですが・・・。
禾偏は稲穂、旁の上は亀or虫、旁の下は火だそうです。
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「天高塞馬肥」
「天高く馬肥える秋」の語源。
塞馬は北方民族匈奴の馬
秋になると匈奴が肥えた元気の良い馬に乗って攻めて来るよ。
警告の言葉だったらしい。
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「秋空一鶴」
篆刻作品
サイズ:2寸5分

◆ 8月のテーマ「光」(令和4年8月26日)
「光陰矢の如し」といいますね。
月日が経つのは早い。一日一日を
大切に生きたいものですね。
■8月作品「光」
「光陰如箭」(こういんじょせん)
時間を大切に。
「月の光」
「つきはまんべんなくひかりをあてる たんすいかく」
「光陰如箭」篆書体
月日の経つのは、矢(箭)の如く早い。
秦代に出来た小篆は優美な書体ですね。
「光」篆書体
文字の生い立ちは面白い。
燭台に火が灯っているようにみえますが、
良く調べてみると人と火の組み合わせで出来ているようです。
「魂」
安寧を祈る・・・。
「光陰如箭」楷書体
北魏の楷書は点画に厳しさがある。
「暑中見舞い申し上げます」

◆ 6月のテーマ「雨」(令和4年6月24日)
梅雨の季節は悲喜こもごもですね。
鬱陶しい雨、生命を育む雨、連想しながら、作品作りしました。
■6月作品「雨」
「慈雨」
雨は生命力の源ですね。
「慈雨」篆書
篆書体は字の成り立ちが分かり面白い。
「慈雨」書文字
「五月雨をあつめて早し最上川」芭蕉句
「芭蕉句」書文字
「風雨に負けるな」
「あざみあざやかなあさのあめあがり」山頭火句

◆ 4月のテーマ「春風」(令和4年4月30日)
春風に新しい生命の息吹を感じて、
4月は「春風」をテーマに作品作りしました。
■4月作品「春風」
「春風は心うきうき」
「春風に吹き出し笑う花もかな」芭蕉句
「春風江上」漢詩
「花吹雪」篆書
「春風致和」漢詩
春風和を致す。
「春風致和」漢詩 筆文字
「春風は新しい門出の匂い」
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◆ 2月のテーマ「早春」(令和4年2月5日)
寒さの中でもやっと梅の蕾が膨らんでいるようです。
2月は「早春」をテーマに作品作りしました。
待ち遠しい春が表現出来ればと思ってます。
■2月作品「早春」
「草木萠動」吉語
「春立ちてまだ九日の野山かな」芭蕉句
「春在一枝中」禅語
「早朝早春」
「春立ちてまだ九日の野山かな」芭蕉句
「草木萠動」吉語 篆書体
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◆ 年頭のご挨拶。(令和4年1月1日)
壬寅(じんいん)(みづのえとら)の新年を迎えました。
本年も2か月間隔にはなりますが、作品アップします。
楽しんでいただける作品作り、頑張ります。
今年もご訪問、ご指導、よろしくお願い致します。
■寅年賀作品
「謹賀新年」
葉書サイズ(100×148mm)
「虎穴に入らずんば虎児を得ず」
何事も挑戦(トラい)ですね。
「虎」(草書体)
「子を想う心千里を行く」
玄関飾りです。
「虎」「寅}色々の書体です。
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