謎のPC−9821Xv20復活編

2006年2月1日公開

その後のXv20

最初についていたボード

 6年前にジャンクで入手したPC−9821Xv20。ケース、マザーボード、ビデオカード(いわゆる「抜いちゃだめボード」、右写真)がすべて別々の機種のもので、Windows98がセーフモードでしか起動しなかった、とんでもない98。前の記事を書いてから結局何もせず、単なるコレクションと化していました。

 その後、運良くV200用の抜いちゃだめボードを入手したので、期待を胸に勇んで取り付けてみたのですが、なぜかけたたましいビープ音が鳴り響き、起動すら不可能。この段階でまったくやる気を失い、物置行きになってしまいました。

 またありがたいことに、前の記事を読んでくれた何人かの方からメールを頂きました。抜いちゃだめボードのPCIクロックを切断して、余計なデバイスを認識させなくすると言う方法が載っているサイト(FUJI's HomePageさん)や、マザーボードの型番とリビジョンから、V200ではなくてXc200用のマザーボードであること等、色々教えて頂きました。どうりでV200用の抜いちゃだめボードをまったく受け付けなかったわけです。しかしながら、アドバイスは大変参考になったのですが、カードに半田こてをあてる気力はなく、そのまま放置の状態となっていました。

そして復活へ

Xc16用ボード

 ところが今年になって、ある知り合いが98を捨てるというので、使えそうなパーツをいただきに行った際、なんとXc16用の抜いちゃだめボードを入手することができました(右写真)。ビデオチップを確認するとシーラスロジックのCD-GL5446が載っており、これはXc200でも使われているものです。

 もしかして、と思い、謎のXv20を物置から引っ張り出して、抜いちゃだめボードを入れ替えて起動してみました。すると、最初こそ何か変な警告が出ましたが、後は無事に起動し、以前さんざん苦労したのが嘘のようにWindows98が動作するではありませんか。

デバイスドライバ一覧

 起動後にデバイスドライバの一覧を見てみましたが、ディスプレイアダプタや他のデバイス等しっかり認識されており、まったく問題ありません(右写真)。

復活したPC-9821Xv20外観

 知り合いから同時に5インチベイ用のふたもGetし、外見も右の写真のように立派になりました。6年間の時を越えて謎のPC−9821Xv20(中身はXc200だけど)見事復活です。

復活はしたものの・・・

 復活はしたものの、PentiumMMX-200MHzという性能では、6年前ならいざ知らず、今やほとんどごみ同然で使い道がありません。まあベンチマークでも取りながら、その辺はぼちぼち考えて行こうと思います。

 話は変わりますが、Biglobeに引っ越して最初の記事として、NECのPC−98関連の話を提供できたと言うことで、決して狙ったわけではないのですが、まあまあ良かったと思います。