最初期のMate-X ハイエンドモデル。価格は44万(U1)〜71万(C10W)。
98初のPCIバス搭載モデルでしたが、PCIの互換性に若干問題があったようで、拡張機器の対応機種から外れることが多いのは残念でした。ただ、実際にはかなりのPCIカードが動作可能でした。
筆者のXaは、データ処理用パソコンとして、1994年度に会社で支給されたものです。アップグレードを重ねて、今でも事務処理マシンとして現役で使っています。Windows3.1プレインストールモデル(C10W)でしたが、Windows3.1にははっきり言ってオーバークオリティ。Windows95が出てようやくその真価を発揮、といった感じでした。
購入時のスペック | |||
CPU | Pentium(90MHz) | Memory | F.P.DRAM(Parity付) 7.6MB |
Video | Matrox MGA II | HDD | 1GB内蔵(IDE) |
オリジナルとアップグレード後の性能を、市販のPC、DELL Dimension J466cと比較します。測定は1024x768ピクセルの8bitカラーで行いました。グラフはJ466cを100としたときの相対性能を示しています。
すばらしい!
ほとんどの項目でCeleronマシンより優っています。とてもWindows3.1時代のパソコンとは思えません。
下に性能測定時のスペックをあげておきます。
Machine | CPU | Video | HDD | Memory |
Original Xa | Pentium /90MHz | Matrox MGA2 | IBM Deskstar_XP(1GB) PIO mode3 | FP-DRAM 96MB |
最終強化Xa | AMD K6-2+ /540MHz | S3 Savege2000 | Quantum ATLAS V(18GB) Ultra2SCSI | FP-DRAM 96MB |
DELL Dimemsion J466c | Celeron /466MHz | Intel i810 | Quantum Fireball CR(4.3GB) Ultra ATA66 | PC66-SDRAM 128MB |
Over500MHzのK6-2+とUltra2SCSIの威力は絶大で、Windows98でも十分使えるマシンになりました。性能的には昔のバリューPC並みといったところですが、ワープロや表計算、メール送受信といった用途なら十分快適です。
ただ、メモリーとバスの速度が昔のままなので、大量にデータを処理しなければならない3Dグラフィックスや動画処理は、かなりつらいものがあります。このあたりがXaアップグレードの限界だと思います。