久々力強い「日本海」を歌ったと、女房が側で話す。海の男は波音に消されないように大きな声を出すのだろうと。「歌謡スタジオつかさ」に来ている。雰囲気も変る店内は、唄も話も波にのっている。北島節、村田節で聴いて貰う。思い出したように「刃傷松の廊下」を歌ってみる。台詞が入るから一層身が入る。最近、この店のマスターが歌手ビューした曲「いで湯の宿」を唄仲間夫々が歌い競った。私の声は少々変っているから・・・。「女房臼く」”村田たくと”だと笑って和ませる。いい唄だと思う。是非「つかさ」に来て歌ってみて練習して下さい。そんな所へマスターが顔を出す。変らずの笑顔は無言の「笑」、マスターの又の名は”吉川たくと”。店を愛する人達の輪が大きく広がりデェビューに拍手を送る二人連れ。
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