緑は目にしみ、快い初夏の陽光は身体も軽くするのだろう。降りたった駅より｢歌謡スタジオつかさ」に直行。元気印のカオちゃんの声が響く。呑み物とデザートが出ると歌を”ドーゾ”　すぐにはマイクは持てないのだ。慣れの中で親しみを深めるが人夫々の感性が違うから大変だろうな。店内は冷房で涼しすぎる感じであったが、デュエット曲「夫婦花｣を女房と歌い熱気で温度調整。冗談、冗談。６月３日の”吉川たくとディナーショー”で歌う友情出演曲『男の友情』を繰り返し練習。曲の流れに乗れないでいる部分（負けちゃなるまい　意地を張れ）を注意して歌っているのだが・・・・。店のカラオケと当日使用するオリジナルテープとの感じの違いもありそうだ。あと１週間、「歌い込むだけ｣と、気合と思いをこめて、今日は早めに切り上げ店を出た。

 

雨上りの神宮前を歩く。少々早めだが今日はＮＨＫホールで「じゃがいもの会」を観に。２３回目になるチャリティショーも今日で終わる。多彩な歌手等が出演、観て聴く立場。見事な心の歌、語りに魅了された。女房は”森　進一”の大のファン。老いも若きも、このステージに向かって一体となる声援は、つかの間のオアシス。「故郷」を全員で合唱し素晴らしいステージに幕を下ろす。歌で繋ぐ、故郷が心の歌のパワーで守れるよう。余韻を残しながら帰途に着いたが「歌謡スタジオつかさ」に寄る。私の世界を語れる唯一のステージが待っていてくれる。「男の友情」を二度練習。「夫婦花」「いで湯の宿」を女房とデュエット。この曲は当店のマスターでもある”吉川たくと”の作詞で歌手デェビュー曲。マスターが来て「今の歌良かったよ、歌い方ソフトになったね」普段あまり褒めないマスターだが、爽やかな気持ちになる。オラーの輝きは五月の夜空に。

 

五月晴れの天候が夕方には五月雨。用事の帰りに何となく、女房と「歌いに行こうか」という事で「歌謡スタジオつかさ」へ。来月に迫った「吉川たくとディナーショー」の友情出演曲「男の友情」を練習。今夜も調子上々、珍しくマスターに誉められ気を良くして「夫婦春秋」「嫁ぐ日よ｣「風よ」「浅草しぐれ｣を歌唱し楽しんだ。今日はカオちゃんが、階下の姉妹店「さくら」の方で頑張っているのでデュエット出来ず淋しいな。マスターでもある”吉川たくと”のデビュー曲「いで湯の宿」を一緒に歌わせて貰った。その後、マスターと出逢って始めて歌の歌唱指導を賜った。『歌唱のコツは笑顔でせりふを語り歌う、そうすることによって横隔膜が開き歌の暖かさ、延びやかさの中に色気が出てくる、笑顔で歌唱することが人の心をつかむのだと・・・・』熱心な指導ありがとう。微笑みながら歌うことで暖かな心の風を感じ、帰宅は深夜になってしまった。