ここでは人工呼吸器の機種の種類と特徴,機種の選定,設定から装着,トラブル対応,保守と点検について説明します.
ここでは人工呼吸器の機種の種類と特徴,機種の選定,設定から装着,トラブル対応,保守と点検について説明します.
呼吸器に何か異常があって息苦しいとかアラームが鳴り続けている場合は、まず、気道内圧を示すメーターが正常に作動しているか確認をして、それらのメモリが異常を示していなかった時は、人工呼吸器の蛇管(ジャバラ)の接合部分がきちんと繋がっているかをチェックします。
その時、アンビューバックとパルスオキシメーター(経皮的血中酸素濃度)を直ぐに取れる所に置いておく。
パルスオキシメーターでSPO?が90以上あれば異常はなく、90以下に為ったときは、アンビューバックに直ちに切り替える。
もし通常でも人工呼吸器の呼吸で呼吸苦を訴えるのなら、1回の換気量を増大することによって、自覚症状の軽減を図ることが出来て、改善することもあります。
通常の換気量計算
在宅用の人工呼吸器には陽圧式人工呼吸器と陰圧式人工呼吸器がありますが,現在よく使われてるのは陽圧式人工呼吸器ですが、気管切開をしてカニューレより行う換気療法とマスクを使い(一般的には鼻マスク)気管切開をせずに行う換気療法があります.
前者は気道の確保から吸引が容易である反面,気道からの感染が元で肺炎になる。
後者はNPPV(Noninvasive Positive Pressure Ventilation)と呼ばれ,日常生活への 支障が少なく神経筋疾患等の患者さんの呼吸不全治療に広く普及しています.
従来,呼吸管理といえば,人工呼吸器も従圧式や従量式呼吸器が繁用されていました。
特徴
BiPAPは、鼻閉のある患者気道分泌物が多く、絶えず吸引の必要な患者では施行が困難であり、知能低下、非協力的な患者では鼻マスクが使用しにくい、鼻根部にマスクの圧迫による潰瘍ができやすい、などの欠点があります。そのためALS患者では自発呼吸があり、人工呼吸器がなくても一日の大部分を過ごせる患者に対して、呼吸筋疲労の回復、夜間の睡眠の改善などを目的として一時的に用いられることがあります。
しかし、ALSでは進行性筋ジストロフィーと異なり、呼吸障害の来るような時期には嚥下も悪く、痰の喀出も困難のため、BiPAPを用いることができたとしても一時的で、何れは気管切開、TIPPVが必要となります。
保守について
毎日の点検ついて