チルドレンのルール

2014/2015シーズン

SAJ公認アルペンチルドレン競技会開催要領(細案)

1.概要
  1.SAJ公認アルペン競技会には、小学5年生から高校1年生早生まれの競技者が出場
   できる。また、チルドレン1(K1)とチルドレン2(K2)に区分される。
  2.K1カテゴリーは小学5・6年生の競技者、K2カテゴリーは中学生・高校1年生早生まれの競
   技者が出場できる。
    ・K1カテゴリーは小学5・6年生の競技者、K2カテゴリーは中学生・高校1年生早生の競技者が出場できる。
    (ア)K1カテゴリー:小学校5・6年生を対象とする。
    (イ)K2カテゴリー:中学1年生から3年生・高校1年生早生まれを対象とする
  3.競技ルールは、FISアルペンルール及び国際アルペン競技ルールと本細則に基づいて
   行われる。
  4.競技会公認料はSAJ規約規程集、各種公認・登録等料金−覧表の通り、1大会30、000円とする。

2.出場資格について
  1.SAJ競技者登録が完了され、大会要項に記載されている出場資格を満たしている競技者。

3.SAJポイントについて
  1.チルドレン競技者には、チルドレンポイントを廃止しSAJポイントを付ける。FISルールに
   基づいてペナルティーポイントを計算し、ペナルティーポイントが規定のマキシマムペナ
   ルティー値を超えた場合は、マキシマムペナルティー値をペナルティーポイントとして採用する。
   一方、規定のミニマムペナルティー値を下回った場合は、ミニマムペナルティーをペナル
   テイーポイントとして採用する。
  2.マックスポイントについては、SAJ通知「2014/15シーズンアルペン競技国内大会における
   各カテゴリーのSAJポイントに関するルール等について」(平成26年6月17日)を参照。
  3.16歳以上のB級大会(B級公認各都道府県選手権大会も含む)と併催する場合、K1、K2は、
   チルドレンルールに従ってレースを実施する。K1、K2、16歳以上のブロックでスタートさせ
   ることによりSAJポイントが認められる。
  4.全国中学校スキー大会はSAJポイントをつける。

4.スタート数の制限について
  1.経済的な負担を軽減する為、ブロック内の競技会に出場することを原則とする。
   ただし、ブロック内の開催競技会が少ない場合、他ブロックの競技会にも参加できる。
  2.各種目、小学5・6年生は4レース以内(スタートバーを切る、以下同様)、中学1・2年生は
   5レース以内、中学校3年生はB級も含めて6レース以内とする。高校1年生早生まれは
   制限なしとする。悪天候等で途中中止となったレースは含まれない。スタート順が順守
   されているかの確認は各都道府県で行う。
  3.他ブロックの大会に出場する場合は、ブロックの推薦を受けて、都道府県単位でとりま
   とめてエントリーすること。また、ブロック内の大会においても、エントリーは各都道
   府県単位とする。このことは、大会開催要項に明記されなければならない。
  4.上記項目2.に違反した場合は、当該選手の違反したレースでの取得ポイントを無効とし
   さらに次年度1月31日までSAJ公認大会のエントリーを禁止するとともに、同期間FISライ
   センスを発行しない。
  5.全国中学校スキー大会、全国ジュニアスキー選手権(中学生)SG、ジュニアオリンピック
   のスタートはこの制限に含めない。
5.種目について
  1.スーパー大回転(SG)、大回転(GS)、回転(SL)、コンビ(KB)SL/GSとする。
  2.KBはK1のSL種目の1つとする。
  3.大回転はK1は2本レースが望ましい。K2は2本レースとする。
  4.大回転の方向転換数を13〜18%とする。(ターニングポール間MAX27m,ディレイドゲート
   コンビネーションの場合はディレイドゲートから次のターニングポール間MAX27m)
  5.回転の方向転換数を32〜38% +/-3とする。(ターニングポール間 K1K2:7m〜11m、ディ
   レイドゲートコンビネーションK1K2:12m〜15m)
  6.スーパー大回転の方向転換数を8〜12%とする。

6.使用コ―スについて
  1.SAJ公認コ―スとする。
  2.各種目の標高差は下記の通り。
    @ SG: K1 は250m−400m、K2 は25Om―450m
    A GS:K1 は140m−300m、K2 は160m−350m
    B SL: k1 は100m―140m、K2 は100m一16Om
    C KB: は120m―2OOm
  3.SGはGS公認コ―スでも開催できる(ただし、ル―ルや安全性を満たしていること)。
  4.GSはSL公認コ−スでも開催できる(ただし、ル―ルや安全性を満たしていること)。
  5.KBは、GS公認コ―スを原則とするが、SL公認コ―スでもできる(ただし、ル‐ルや
   安全性を満たしていること)。

7.スタ―ト順について
  1.各ブロックの競技会については、フリードローを推奨するが、K1、K2とも各ブロックの
   実態により決定する

8.全国ジュニアスキー選手権(中学生)SG大会について
  1.SAJポイント、ランキング、各ブロック推薦等の基準を満たしている競技者。
  2.スタート順については、エントリー競技者の技能を考慮したスタート方法する。

9.ジュニアオリンピック大会について
  1.種目について、K1はSGとSLとし、K2はGSとSLとする。
  2.ジュニアオリンピック大会の出場資格は以下の通りとし、2種目出場できる。
   (ア)各都道府県に割り振られたエントリー数内で、各都道府県で選抜された競技者
   (イ)当該シーズンの全国中学校スキー大会各種目30位以内の競技者
   (ウ)当該シーズンの全国高校スキー大会各種目50位以内で、高校1年生早生まれの
    競技者。
   (エ)当該シーズンのチルドレン強化対象選手に選ばれた競技者。
   (オ)K1男女各10名、K2男女各3名の開催地枠を与える。
  3.K2のスタート順については、次の通り行う。
   (ア)第1グループは次の競技者で構成され、抽選を行う:
    @全国中学校スキー大会当該種目10位以内の競技者
    A全国高校スキー大会当該種目20位以内の競技者
    B各都道府県のスタートランキング1番手の球技者
   (イ)スタートランキング2番手以降の競技者は、いくつかのグループに振り分けて
    グループ内で抽選を行う。
   (ウ)スタートランキングは各都道府県が決定する。
  4.k1のスタート順については、いくつかのグループに振り分けて、グループ内で
   抽選を行う。スタートランキング゜は各都道府県が決定する。
  5.ジュニアオリンピックは2シーズン同会場で開催し、次期開催地については、次期
   開催地区より公募し、2シーズン前の技術運営委員会で決定する。
  6.開催地区と開催シーズンのローテーションは以下のとおりとする。
   (ア)<東海北陸/南北関東/西日本>2015年と2016年
   (イ)<東北>2017年と2018年
   (ウ)<甲信越>2019年と2020年
   (エ)<北海道>2021年と2022年
  7.開催に当たっての条件は以下のとおりとする。
   (ア)3月下旬(春休み期間)で開催し、各種目を安全に運営できること。
   (イ)多様なコース設定が可能であり、コース状況が維持できること。
   (ウ)近隣に宿泊施設が十分にある事。交通の利便性が考慮されている事。

10.その他
  1.SAJ公認アルペンB級大会には、K1及びK2の中1・中2年生の競技者は出場できない。
  2.中学3年生以上の競技者は、SAJ公認B級大会に出場できる。
  3.高校1年生早生まれの競技者は、全日本チルドレンSGとジュニアオリンピック大会に
   出場できる。
  4.使用する用具については、SAJ通知「2015/15シーズンアルペン競技国内大会における
   各カテゴリーのSAJポイントに関するルール等について」(平成26年6月17日)を参照。
  5.選手の安全を確保するために、大会主催者は全種目で軽量ポール(25-25.9o)を使用
   しなければならない。
  6.レース中に怪我人が発生した場合は、指定のフォームを使用し、チルドレン小委員会
   まで報告しなければならない。(報告書の作成はTDの義務である)。

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