使用パーツ

2001年11月9日公開

静粛化対策
 静粛化対策といえば、静音仕様の電源・CPUファンを使うとか、ケースに振動吸収シートを貼るといったところが定番です。CPUファンは静音仕様でも価格はたかが知れていますが、静音仕様電源や振動対策Goodsは結構割高です。特に電源については静音仕様で小型のものとなるとなかなか見つかりません。
 このため電源はサイズ優先とし、ファンを静音仕様品に交換するという方法で静粛化を計ります。また振動対策として、安価なゴムシートをシャーシや上ぶたに貼りつけたり、ケースファンやHDDのスペーサーとすることで、振動吸収を計ることにします。

低消費電力化
各社CPUの消費電力  低消費電力化と言っても、出来ることはCPUの選択ぐらいです。今回の改造で使えそうな、手持ちのCPUの消費電力を各社のデータシートで調べてみたました。
 右のグラフの通り、消費電力はCyrixIIIが最も少ないのが分かります。しかもこれはMaximamでの値であり、Typicalではわずか6.4Wしかありません。さすがWinChip直系のCPUです。
 CyrixIIIと言うと、性能がいまいちなことでも有名ですが、この改造ではファイルサーバーとしての使用を考えており、CPUパワーよりは低消費電力・低発熱の方を優先したいので、CyrixIII/500MHzを使うことにします。

使用パーツと寸評
CPU  上でも書いたように、CPUはSamuelコアのVIA CyrixIII/500MHz。FSBは100MHz。 CPU
マザーボード  マザーはSiS620搭載のECS、P6SET-ML。Slot1とSocket370の両ソケットを備えた(Dualは不可)過渡期のマザーボードです。Micro-ATXサイズでありながらSoundもLANもオールインワン。実は以前CDプレーヤーの改造に使ったマザーボードです。 マザーボード
HDD  IBMのDTLA-305040。容量は40GB。単に価格が安かったので購入したものです。 HDD
CD−ROM  NECのスリム型CD−ROMドライブ。CDR−2800。UV11の改造で使ったものと同じです。 CDD
メモリー  PC100対応128MB−DIMM。CL=2 メモリー
電源  SEVEN TEAMの小型ATX電源ST-150MK。サイズで選びました。 電源
ケースファン  PC-286UXオリジナルはキャノン製6cmファンが付いていましたが、より静かなNidec製の6cm標準・静音ファン(型番:D06T-12PG-02A)に交換することにしました。 FAN

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