埼玉県議会議員選挙4人の候補者にNHK密着取材

埼玉県議選 南1区草加市 統一地方選挙2023|NHK選挙WEB
上のリンクから、4月4日に放送されたNHKの動画を見る事ができます。この動画は、選挙戦の初日(3月31日)にNHKが4人の候補者の活動に1日密着取材したものです。候補者の活動の映像は25秒後から6分3秒後までです。小森 克己候補(立憲民主党)・蒲生 徳明候補(公明党)・木下 博信候補(自民党)・中村 美香候補(日本維新の会)の順です(届け出順)。この動画は、公開期間外のため、今は視聴できません。

この放送の各候補者の発言をまとめました。4月9日の投票日に向けて、3つの議席を4人で争う選挙戦が行われています。

立憲民主党の小森克己候補者

48歳。新人。証券アナリスト。

埼玉県経済の成熟分野から成長分野へのシフト、県産業の専門性の深掘りなどを通じた高収益化を図り、県経済の立て直し、実質賃金の上昇や少子化問題の解決にもつながるよう、全力で取り組んでまいります。

再生可能エネルギーなど新規産業の育成や、地場産業の販路拡大を支援して、地域経済を活性化するとしています。経済の成長が賃金の上昇や雇用の拡大につながると、労働者への訴えにも力を入れています。(NHK)

物価の上昇の中で非常に生活に苦しんでいる方が増えているので、産業政策に踏み込んだ県経済の立て直しが必要になると思います。明るい未来の夢や希望を持って、働いたり、生活していける社会を作っていきたいと思います。

公明党の蒲生徳明候補者

62歳。5回当選の現職。党県本部副幹事長。

長引くコロナ禍、そしていま物価高が続いています。そういう中で地域を、また皆様の家庭をしっかりと守らねばならない。私は現場の一つ一つの声を大事にしていきたいと、これからもそうしていきたいと強く思っております。

消防署の移転や小中学校の体育館へのエアコン設置など、防災対策や教育環境の充実に取り組んできたと、実績をアピールしています。 有権者1人1人の声を聞いて、国とも連携して政策を実現していくと訴えます。(NHK)

現場が潤っていくためには、やはり国と県と市が一体になって進めるべきだと考えています。その点では国に対して現場の声をしっかりと届けて、そしてそれを具現化していきます。現場を歩きながら、この選挙戦も皆様の思いというものを受け止めて、しっかりと進めていきたいと思います。

自民党の木下博信候補者

58歳。2回当選の現職。元草加市長。

草加の暮らしを良くしようと思って取り組んだことが、埼玉の暮らしを良くすることになり日本を変えることができる。

10年以上前から、早朝から深夜まで駅前に立って、有権者から直接話を聞く活動を続けてきました。(NHK)

とにかく徹底して誰にでも意見を聞く、誰にでも話しかけられる議員でいられること、この姿勢は貫いています。これまで始発から終電まで皆さんの声を聞いて、意見や苦言を聞いてきたのと同じように、この選挙期間中も駅で訴えるだけではなく皆さんの声を聞かせていただいて、それを糧に3期目に生かしていきます。

日本維新の会の中村美香候補者

36歳。新人。参議院議員秘書。

女性の社会進出への取り組み、セカンドキャリアの支援に努めていきたいと思っております。一度、仕事を辞めても次の希望のキャリアをかなえやすくする世の中にしていきたい。皆様のお声を一つでも多く実現できるように努めてまいりたいと思います

多くの人と触れ合おうと自転車で走り回り、商業施設の前などで演説を行っています。女性や若者などにもっと政治への関心を持ってほしいと、SNSも活用しながら浸透を図っています。(NHK)

自分が言っても何も変わらないでしょ、政治に興味ないよとおっしゃる方がやっぱり多いんですよ。今まだ政治に女性って少ないですし、女性目線での政治・政策が描けると思っておりまして、この政治活動において出会った方々の意見を反映できるように動いていきたいなと思ってます。

埼玉南1区は注目選挙区

3月31日の朝、草加駅前に新聞記者の方がいました。その記者さんに『NHKがまる1日、候補者に密着取材すると聞きましたが、何故ですか。』と、尋ねました。『それは、この埼玉南1区が注目選挙区だからですよ。』と、答えられました。

昨年の草加市長選挙で、現職の市長を破り、草加初の女性市長が誕生しました。今回の県議会議員選挙でも波乱が起きるかもと、マスコミが注目しているのかもしれません。

NHKの各候補者の発言は真実と違う

埼玉県議選 南1区(草加市・定員3)立候補した4人の訴えは|NHK(中村美香 候補の場合)に、各候補者が3月31日に行なった選挙活動の発言内容が文字で書かれています。しかし、動画での音声と少し違います。

例えば中村美香 候補の場合、実際の画像の音声では『セカンドキャリアの支援に努めていきたいと思っております。』ですが、「立候補した4人の訴えは」の文字は『セカンドキャリアの支援に努めていく。』となっています。強い調子になっていて、文字だけを見た人は、候補者の印象が変わるかもしれません。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。