京アニ「Kanon」舞台探訪

−横浜編 第20話−



舞台探訪者の心得
 ・探訪先では、地元の人の迷惑にならないように行動する。
 ・観光地でない場所や公共施設でない場所への探訪,撮影には十分注意する。
 ・探訪者の多い場所での行動は控えめに。


 お互いの気持ちを確かめ合い、すっかりラブラブ気分のあゆと祐一。
 でも、水無瀬家に戻った時の、名雪の視線が痛いです…。

 第20話 「別れの夜想曲〜nocturn〜」

祐一「今日も、みつからなかったな…」

 (↑は場所が不明確なので、適当に撮影)

 昨日に引き続き「大切なもの」を探す二人だが、またしても見つからないまま夜に。
 それでも、幸せな時間を過ごすあゆと祐一。

 ふとしたきっかけからあゆの学校を見に行く事になった二人。
 しかし、細い山道を分け入って行ったそこには学校などなく、そこにあったものは、大きな木の切り株…。

  あゆ「どうして?… ボク、ここにいたらいけないの!?」

 そして何かに憑かれたように夜道の土を掘り返して「大切なもの」を探し始めるあゆ。
 祐一も手伝うが…。

  あゆ「ごめんね、祐一君。もう、会えないと思うんだ。本当にごめんね…」

 あゆは、祐一の目の前で姿を消す。

 京アニ「Kanon」、クライマックスへ。

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 「やりすぎた…」

 それが今回の探訪記の最大の反省点。
 9月に取材の第一弾を終えて書き始めてから、空いている時間に少しずつ書き進めた結果とはいえ、結局、完成までに8ヶ月もかかってしまいました。
 今振り返ってみれば、出来る事を全て詰め込もうとしたのが敗因。

 そして、もう一つの原因が、私が『京アニ舞台探訪シンドローム』と名付けた、京アニ製作の2クール作品の舞台探訪に起きやすい症状でした。
 それは、作品の舞台探訪にかかる時間が、使えるプライベート時間の限界を超えて増大して行くという現象。

 背景の枚数が多いと、舞台探訪に関わる事前準備・取材・探訪記作成などのさまざまな作業時間が、算術級数的ではなく、幾何級数的に増大していきます。
 それは、多くの場面で余分な時間がかかるようになるからです。
 例えば、

 ・現地探索の時に、キャプチャ資料の中から撮影対象物の資料を探すのに時間がかかる。
 ・探訪記を書く時に、写真ファイルを入れたフォルダの中から目的の写真を探すのに時間がかかる。
 ・大量の写真を表示・処理するため、PCが遅くなる。
  etc.

 これを防ぐためには、ある程度事前の対策が有効で、

 ・現地での取材資料は、同じと思われる場所毎にキャプチャ画像を並べておく。
  →撮影されたファイル名も同じ場所毎に並び、検索しやすくなる
 ・撮影時間や都合(人がいる)などの理由で離れたファイル名になった写真は、PCに格納する時に場所毎に並べ直す。
  →後で何度もサーチする手間が省ける
 ・出来るなら、PCに1GByte以上(XPの場合)のメモリを増設しておく。

 などがお勧めです。

 けれども、これらの対策をとってもなお、京アニ級の現地取材密度の2クール(26話)ものを追いかけるとなると、算術級数的な作業時間の増大という壁が探訪者の前に立ちはだかります。
 妥協せずに全シーンをフォローしようとすると、その先、長い長い作業時間の中で、趣味で始めたはずのものが『義務感』に変わって行く、それはそれは困難な道が待ち受けているのです。

 世の中には、京アニ作品の舞台探訪記事を2クールの間、毎週のように更新しているサイトさんもいらっしゃいますが、アレは超人のなせる業なのだと、今回の件で改めて思い知らされた次第です、ハイ…。

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