レポート(小論文)を書く手順

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小論文(しょうろんぶん)()場合(ばあい)手順(てじゅん)

  1. テーマを選択(せんたく)する((おお)きなテーマ)
  2. テーマに(かん)する基本的(きほんてき)情報(じょうほう)収集(しゅうしゅう)する
  3. テーマを(しぼ)()む((ちい)さなテーマ)
  4. テーマに(かん)する(くわ)しい情報(じょうほう)収集(しゅうしゅう)する
  5. テーマを具体化(ぐたいか)する(小論文(しょうろんぶん)主題(しゅだい)
  6. 小論文(しょうろんぶん)主題(しゅだい)(かん)する(くわ)しい情報(じょうほう)収集(しゅうしゅう)する
  7. 情報(じょうほう)分類(ぶんるい)整理(せいり)する
  8. 整理(せいり)した情報(じょうほう)をもとに構想(こうそう)()てる
  9. 具体的(ぐたいてき)実例(じつれい)やデータを(そろ)える
  10. 小論文(しょうろんぶん)執筆(しっぴつ)する
    構成(こうせい)草稿(そうこう)初稿(しょこう)推敲(すいこう)完成(かんせい)

テーマの選択(せんたく)

小論文(しょうろんぶん)では、あらかじめテーマが設定(せってい)されている場合(ばあい)と、テーマが設定(せってい)されていない場合(ばあい)とがある。

テーマが設定(せってい)されていない場合(ばあい)には、自分(じぶん)でテーマを選択(せんたく)しなければならない。小論文(しょうろんぶん)のテーマは、自分自身(じぶんしじん)興味(きょうみ)関心(かんしん)(したが)って()めればよい。たとえば、『日本(にほん)のアニメについて』、『地震(じしん)について』、『お風呂(ふろ)文化(ぶんか)について』にようなテーマを(かんが)えればよいだろう。

テーマの理解(りかい)

テーマ を設定(せってい)したら、テーマに(かん)する基本的(きほんてき)事項(じこう)理解(りかい)する必要(ひつよう)がある。

基本的(きほんてき)情報(じょうほう)収集(しゅうしゅう)

まずは、テーマに(かん)する基本的(きほんてき)情報(じょうほう)収集(しゅうしゅう)しなければならない。

テーマに(かん)する基本的(きほんてき)情報(じょうほう)とは、

などのことである。

情報(じょうほう)収集(しゅうしゅう)するには、以下(いか)のような方法(ほうほう)がある。

  1. "Google"や"goo"などのサーチエンジンでウェブを検索(けんさく)する
  2. "Encyclopaedia Britannia"や""HighBeam Encyclopedia、"ウィキペディア"などのオンラインのフリー百科事典(ひゃっかじてん)調(しら)べる
  3. 該当(がいとう)する分野(ぶんや)入門書(にゅうもんしょ)解説書(かいせつしょ)()む(調(しら)べる)
  4. 用語事典(ようごじてん)術語集(じゅつごしゅう)調(しら)べる

百科事典(ひゃっかじてん)術語集(じゅつごしゅう)使(つか)えば、テーマに(かん)する最低限(さいていげん)知識(ちしき)()ることができる。しかし、百科事典(ひゃっかじてん)術語集(じゅつごしゅう)にはあまり(くわ)しい内容(ないよう)紹介(しょうかい)されていないのがふつうである。定義(ていぎ)通説(つうせつ)()るだけならばよいが、テーマに(かん)する議論(ぎろん)内容(ないよう)研究(けんきゅう)状況(じょうきょう)について()るには、百科事典(ひゃっかじてん)術語集(じゅつごしゅう)だけでは十分(じゅうぶん)でないことが(おお)いだろう。

利用(りよう)手軽(てがる)さという(てん)では、ウェブページを参照(さんしょう)するのが()方法(ほうほう)である。ウェブページには、基本的(きほんてき)事項(じこう)要領(ようりょう)よく紹介(しょうかい)しているものが(おお)いので、それらを参考(さんこう)にするのがよいだろう。

ただ、(もっとも)(よい)方法(ほうほう)は、ウェブページだけではなく、入門書(にゅうもんしょ)解説書(かいせつしょ)もあわせて()むことである。入門書(にゅうもんしょ)解説書(かいせつしょ)は、ウェブページと(ちが)って(かなら)ずしも最新(さいしん)情報(じょうほう)提供(ていきょう)するわけではないが、内容(ないよう)体系的(たいけいてき)で、説明(せつめい)詳細(しょうさい)であることが(おお)いからである。

基本的(きほんてき)情報(じょうほう)理解(りかい)

テーマに(かん)する基本的(きほんてき)情報(じょうほう)収集(しゅうしゅう)できたら、その情報(じょうほう)使(つか)って、テーマに(かん)する基本的(きほんてき)理解(りかい)()なければならない。

(すく)なくとも、(つぎ)(てん)理解(りかい)しておくようにしたい。

テーマの(しぼ)()

テーマに(かん)する基本的(きほんてき)情報(じょうほう)によって、おおかまな研究(けんきゅう)状況(じょうきょう)理解(りかい)できたら、すでに()めておいたテーマを(しぼ)()んでみる。

研究(けんきゅう)状況(じょうきょう)にも注意(ちゅうい)しながら、自分自身(じぶんしじん)興味(きょうみ)関心(かんしん)(したが)って、テーマを(しぼ)()んでいけばよいだろう。

(おお)くの研究(けんきゅう)がなされているものを(えら)べば、手掛(てが)かりは(おお)いがオリジナルなアイディアは()しにくくなる。他方(たほう)研究(けんきゅう)手薄(てうす)なものを(えら)べば、オリジナルなアイディアは()しやすいが手掛(てが)かりにできるものが(すく)なくなる。

たとえば、(つぎ)のようにテーマを(しぼ)()んでみる。

テーマの具体化(ぐたいか)

論文が目指すもの〕で()べたように、論文(ろんぶん)特定(とくてい)問題(もんだい)(こた)えを()すこと》目指(めざ)して()かれるものである。小論文(しょうろんぶん)でも、問題(もんだい)とその(こた)えとを明確(めいかく)提示(ていじ)しなければならない。

そのためには、(しぼ)()んだテーマから、『小論文(しょうろんぶん)主題(しゅだい)』を()()さなければならない。

テーマに(かん)する(くわ)しい情報(じょうほう)収集(しゅうしゅう)

小論文(しょうろんぶん)主題(しゅだい)』を()いだすには、(しぼ)()んだテーマに(かん)する(くわ)しい情報(じょうほう)収集(しゅうしゅう)する必要(ひつよう)がある。

情報(じょうほう)収集(しゅうしゅう)するには、以下(いか)のような方法(ほうほう)がある。

  1. ウェブページのハイパリンクを利用(りよう)する
  2. ウェブページに(しる)されている「参考文献(さんこうぶんけん)」を利用(りよう)する
  3. 入門書(にゅうもんしょ)解説書(かいせつしょ)参考文献欄(さんこうぶんけんらん)利用(りよう)する
  4. 図書館(としょかん)()って該当(がいとう)する分野(ぶんや)書籍(しょせき)がある(たな)(さが)
  5. 図書館(としょかん)()って図書目録(としょもくろく)図書検索(としょけんさく)利用(りよう)する
  6. "NACSIS Webcat"などのオンライン図書目録(としょもくろく)"国立国会図書館NDL-OPAC"などのオンライン図書検索(としょけんさく)利用(りよう)する

情報(じょうほう)収集(しゅうしゅう)するときには、(しぼ)()んだテーマに(かん)する資料(しりょう)幅広(はばひろ)(あつ)めるようにする。多様(たよう)情報(じょうほう)(あつ)まれば、『小論文(しょうろんぶん)主題(しゅだい)』が()つけやすくなるからである。

小論文(しょうろんぶん)主題(しゅだい)決定(けってい)

テーマに(かん)する(くわ)しい情報(じょうほう)収集(しゅうしゅう)したら、その内容(ないよう)をよく理解(りかい)するように(つと)めなければならない。

(くわ)しい情報(じょうほう)内容(ないよう)理解(りかい)できたら、テーマに(かん)する疑問文(ぎもんぶん)をつくってみる。なお、ここで疑問文(ぎもんぶん)というのは、「どうやって……か?」、「なぜ……か?」といった(ぶん)のことである。

このようにしてつくった疑問文(ぎもんぶん)によって、小論文(しょうろんぶん)のテーマを具体化(ぐたいか)する。たとえば、(つぎ)のようにしてテーマを具体化(ぐたいか)すればよい。

主題(しゅだい)決定(けってい)について、さらに(くわ)しいことは【テーマの決め方】を参照(さんしょう)せよ。

小論文(しょうろんぶん)構想(こうそう)

主題(しゅだい)決定(けってい)したら、小論文(しょうろんぶん)構想(こうそう)(かんが)えていかなければならない。

主題(しゅだい)(かん)する情報(じょうほう)収集(しゅうしゅう)

小論文(しょうろんぶん)構想(こうそう)(かんが)える(まえ)に、主題(しゅだい)(かん)する(くわ)しい情報(じょうほう)収集(しゅうしゅう)する必要(ひつよう)がある。

主題(しゅだい)(かん)する既存(きぞん)研究(けんきゅう)書籍(しょせき)論文(ろんぶん)など)は『先行研究(せんこうけんきゅう)』と()ばれる。先行研究(せんこうけんきゅう)はできるだけ(おお)(あつ)めなければならない理想(りそう)はすべての先行研究(せんこうけんきゅう)(あつ)めることである)

情報(じょうほう)収集(しゅうしゅう)する方法(ほうほう)は、〔テーマに関する詳しい情報の収集〕を参照(さんしょう)せよ。

情報(じょうほう)のメモ

情報(じょうほう)は、まず『メモ』として記録(きろく)(のこ)すようにする。メモでは、できるだけ情報(じょうほう)をそのまま()(うつ)した(ほう)がよいだろう(オリジナルのままの(ほう)汎用性(はんようせい)がある)

情報(じょうほう)をそのまま()(うつ)したときには、カギカッコ(「」)でくくっておくとわかりやすい。また、情報(じょうほう)出典(しゅってん)(かなら)明記(めいき)しておくようにする【参考→参考文献の書き方】。実際(じっさい)にレポートを()くときに情報(じょうほう)出典(しゅってん)がわからないと、(あらた)めて調(しら)(なお)さなければならなくなる。

分量(ぶんりょう)のあるものの場合(ばあい)は、内容(ないよう)要約(ようやく)して()いてもよい。このときも、情報(じょうほう)出典(しゅってん)(かなら)明記(めいき)しておく【参考→参考文献の書き方】。

なお、いずれの方法(ほうほう)でも、情報(じょうほう)についての自分(じぶん)のコメントや意見(いけん)()いておくと、情報(じょうほう)整理(せいり)する作業(さぎょう)がしやすくなるだろう。

メモのメディアとコピー

メモは、ノートなどに(かい)いてもいいし、コンピュータで入力(にゅうりょく)して電子(でんし)データにしてもよい。(あと)でコンピュータを使(つか)ってレポートを作成(さくせい)するならば電子(でんし)データにしておく(ほう)便利(べんり)だろう。

なお、情報(じょうほう)収集(しゅうしゅう)するときには、内容(ないよう)のメモだけでなく、資料(しりょう)そのものの『コピー』もとっておいた(ほう)がよい。

書籍(しょせき)など分量(ぶんりょう)のあるものの場合(ばあい)重要(じゅうよう)部分(ぶぶん)だけをコピーしようとすると、(あと)前後(ぜんご)部分(ぶぶん)確認(かくにん)したいときに(こま)ることがある。できるだけ(しょう)(せつ)などのまとまりをコピーするようにしたい。

情報(じょうほう)分類(ぶんるい)整理(せいり)

情報(じょうほう)収集(しゅうしゅう)したら、それらを分類(ぶんるい)整理(せいり)しなければならない。

情報(じょうほう)分類(ぶんるい)

情報(じょうほう)分類(ぶんるい)するときに重要(じゅうよう)なことは、情報(じょうほう)内容(ないよう)をできるだけ正確(せいかく)理解(りかい)することである。そのために、資料(しりょう)()(かえ)()んだり、意味(いみ)のわからない箇所(かしょ)調(しら)べたりするなど、内容(ないよう)理解(りかい)するための努力(どりょく)をしなければならない。

分類(ぶんるい)基準(きじゅん)は、テーマや主題(しゅだい)によっても(こと)なるが、たとえば(つぎ)のように(かんが)えればよいだろう。

情報(じょうほう)整理(せいり)

(つぎ)に、分類(ぶんるい)した情報(じょうほう)について、それぞれが《(なに)をしようとしているのか》を(かんが)えながら情報(じょうほう)整理(せいり)していく。たとえば、「これは概念(がいねん)定義(ていぎ)しようとしている」とか「これは現状(げんじょう)批判(ひはん)しようとしている」というように(かんが)えていけばよい。

先行研究(せんこうけんきゅう)批判的検討(ひはんてきけんとう)

情報(じょうほう)整理(せいり)できたら、それぞれの情報(じょうほう)主題(しゅだい)提示(ていじ)した問題(もんだい)解決(かいけつ)にどのくらい役立(やくだ)ちそうか(あるいは役立(やくだ)ちそうもないのか)(かんが)えてみる。どんな情報(じょうほう)でも()ててはいけない。役立(やくだ)ちそうにないものであっても批判(ひはん)対象(たいしょう)にできるかもしれない。

ここで重要(じゅうよう)なことは、それぞれの情報(じょうほう)主題(しゅだい)提示(ていじ)した問題(もんだい)(たい)してどのような(かんが)え・意見(いけん)表明(ひょうめい)しているのかを見極(みき)めることである。そして、そこに(なに)問題(もんだい)がないか批判的(ひはんてき)検討(けんとう)するのである。

これは、先行研究(せんこうけんきゅう)批判的(ひはんてき)検討(けんとう)する作業(さぎょう)である。先行研究(せんこうけんきゅう)批判的検討(ひはんてきけんとう)では、(つぎ)(てん)がポイントとなる。

  1. 十分(じゅうぶん)納得(なっとく)できる説明(せつめい)になっているか?
  2. より簡潔(かんけつ)説明(せつめい)のしかたはないか?
  3. 複数(ふくすう)(こと)なる説明(せつめい)をひとつにまとめられないか?
  4. はっきりとした証拠(しょうこ)提示(ていじ)されているか?
  5. 反例(はんれい)説明(せつめい)()てはまらない事例(じれい))はないか?
  6. (こと)なる視点(してん)(とら)えることができないか?
  7. 複数(ふくすう)(こと)なる視点(してん)融合(ゆうごう)させることはできないか?
  8. (ほか)事象(じしょう)との関連性(かんれんせい)見落(みお)とされていないか?
疑念(ぎねん)疑問(ぎもん)

世界(せかい)には(おお)くの職業的(しょくぎょうてき)研究者(けんきゅうしゃ)(たとえば、大学(だいがく)先生(せんせい)がいて、様々(さまざま)研究(けんきゅう)(おこ)なっている。このことは、レポートの小論文(しょうろんぶん)(なに)新発見(しんはっけん)のできる可能性(かのうせい)(ひく)いことを意味(いみ)している。

論文が目指すもの〕で()べたように、論文(ろんぶん)とは、(あたら)しい事実(じじつ)事実(じじつ)(たい)する(あたら)しい解釈(かいしゃく)発見(はっけん)しようとするものである。しかし、実際(じっさい)には、レポートの小論文(しょうろんぶん)(なに)かが発見(だいはっけん)できると期待(きたい)してはいけない。

レポートの小論文(しょうろんぶん)大切(たいせつ)なことは、(あたら)しいことを発見(はっけん)をすることではなく、既存(きぞん)説明(せつめい)(うたが)いの()()つめ、既存(きぞん)説明(せつめい)(たい)する自分(じぶん)なりの疑問(ぎもん)発見(はっけん)することなのである。

小論文(しょうろんぶん)構成(こうせい)

小論文(しょうろんぶん)論文(ろんぶん)一種(いっしゅ)であるから、《特定(とくてい)問題(もんだい)(こた)えを()すこと》を目指(めざ)すものである。そのため、小論文(しょうろんぶん)では、(つぎ)のような構成(こうせい)基本(きほん)となる。

  1. 序論(じょろん)問題提起(もんだいていき)問題(もんだい)(しめ)す)
  2. 本論(ほんろん)議論(ぎろん)証拠(しょうこ)(しめ)す)
  3. 結論(けつろん)帰結(きけつ)(こた)えを(しめ)す)

序論(じょろん)本論(ほんろん)結論(けつろん)に、それぞれ(なに)()くのか(かんが)える。

(とく)重要(じゅうよう)なのは、本論(ほんろん)(なに)()くかである。どのような証拠(しょうこ)をどのような順序(じゅんじょ)(しめ)して問題(もんだい)(こた)えを(みちび)くのか(かんが)えなければならない。

小論文(しょうろんぶん)構成(こうせい)についてさらに(くわ)しいことは、【レポートの構成】を参照(さんしょう)せよ。

小論文(しょうろんぶん)執筆(しっぴつ)

小論文(しょうろんぶん)構想(こうそう)ができたら、実際(じっさい)小論文(しょうろんぶん)執筆(しっぴつ)する。

小論文(しょうろんぶん)のアウトライン

小論文(しょうろんぶん)()くときには、まず、アウトラインを作成(さくせい)するとよい。

アウトラインとは、小論文(しょうろんぶん)(くわ)しい章立(しょうだ)てのことである。たとえば、(つぎ)のようなものを作成(さくせい)すればよい。

アウトラインの例
  1. 表題:お風呂の文化について
  2. 本文
    1. 序論
      1. テーマの提示(お風呂でのシャワーの使い方について考察する)
      2. 主題の提示(どうして日本人は湯船につかるのか?)
      3. 研究の動機(台湾のホテルの浴室にバスタブがなかった)
      4. 研究の方法(日本人と台湾人の入浴に対する意識を比較しながら、日本人にとって湯船につかることがどのような意味を持つのか明らかにする)
    2. 本論
      1. 入浴とは何か(定義)
      2. 入浴の歴史(概観)
        1. 日本のお風呂事情
        2. 台湾のお風呂事情
      3. 入浴の目的(意識調査の結果を考察)
        1. 日本の場合
        2. 台湾の場合
      4. 日本と台湾の比較(実際の入浴行動を分析)
        1. 浴槽による入浴
        2. シャワーのみの入浴
    3. 結論(まとめ:湯船につかることが持つ文化的意味)
  3. 注釈
  4. 参考文献リスト

下書(したが)きの作成(さくせい)

まず、アウトラインを肉付(にくづ)けする(かたち)で、それぞれの(しょうや)(せつ)概要(がいよう)()いてみる(おおまかな下書(したが)きを作成(さくせい)する)

おおまかな下書(したが)きの作成(さくせい)重要(じゅうよう)なことは、以下(いか)のとおりである。

草稿(そうこう)作成(さくせい)

(つぎ)に、概要(がいよう)肉付(にくづ)けする(かたち)小論文(しょうろんぶん)草稿(そうこう)作成(さくせい)する(くわしい下書(したが)きを作成(さくせい)する)

下書(したが)きの作成(さくせい)重要(じゅうよう)なことは、以下(いか)のとおりである。

初稿(しょこう)作成(さくせい)

草稿(そうこう)ができたら、草稿(そうこう)修正(しゅうせい)する。草稿(そうこう)()んで、意味(いみ)のわからない部分(ぶぶん)があれば修正(しゅうせい)する自分(じぶん)がわからないものが他人(たにん)にわかるはずがない!)。また、わかりにくい部分(ぶぶん)があれば修正(しゅうせい)する(このときには、アウトラインを変更(へんこう)しても(かま)わない)。こうして出来上(できあ)がるのが、初稿(しょこう)(とりあえず出来上(できあ)がった小論文(しょうろんぶん)である。

推敲(すいこう)完成(かんせい)

初稿(しょこう)のままでは、小論文(しょうろんぶん)として十分(じゅうぶん)ではない。初稿(しょこう)出来上(できあ)がったら、しばらくしてから()(なお)してみる。初稿(しょこう)出来上(できあ)がったときには()づかなかった誤字()脱字(だつじ)文法(ぶんぽう)のミスや不適切(ふてきせつ)な(わかりにくい)表現(ひょうげん)()づくはずである。そのような問題点(もんだいてん)修正(しゅうせい)する作業(さぎょう)を『推敲(すいこう)』という必要(ひつよう)があれば推敲(すいこう)何度(なんど)(おこな)なう)

推敲(すいこう)()われば、小論文(しょうろんぶん)完成(かんせい)である。レポート用紙(ようし)清書(せいしょ)するか、用紙(ようし)にプリントアウトして提出(ていしゅつ)すればよい(レポートを提出(ていしゅつ)するときは、体裁(ていさい)にも注意(ちゅうい)すること。体裁(ていさい)については【レポートの体裁】を参照(さんしょう)せよ)。

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