第65期信州大学教職員組合 中央執行委員長
学術研究院(工学系) 榊 和彦
第65期の信州大学教職員組合の執行委員長を務めさせていただくことになりました。今期、工学部に中央執行委員長が回ってくるとのことで、第61期に経験のある小職に声がかかって、力不足ながら引き受けることになり、若里支部の執行委員長(職場代表兼務)も担当いたします。
昨年度の第64期の活動報告を拝見して、前回中央執行委員を行った第59〜61期に比べ、組合活動が活発になった印象を受けました。特に、第61期はコロナ禍と重なって、オンラインでの活動が主になってしまいましたが、今期はオンラインのメリットを活かしながらも、対面での交流・意見交換も積極的に行ってきたいと思います。
米価の高騰に代表される賃上げを上回る物価上昇、少子高齢化と雇用不足、地球環境問題、トランプ関税、地政学的な問題など国内外での課題が山積みで、我々の生活もなかなか明るい兆しがみえません。
本学においては、第4期中期目標期間後半(2025-2027)に入り、具体的な施策を整理した「信州大学改革実行プランin GEAR 2nd STAGE」をもって、新執行部と各部局の教職員との意見交換が今年2月から4月に行われました。また、中村学長から信州大学教職員組合第65期中央代議員会総会の開催にあたりメッセージをいただき、『J-PEAKS信州大学の使命と役割』を強調されて、加えて、『組合員様との丁寧な対話を重ねながら、信頼と創造の好循環を築いてまいりたい』とのお言葉もいただきました。是非とも、丁寧な対話を通じて、より良い信州大学を築いて行きたいと思います。
日々の仕事のなかで、教育と研究と言いながらも、多様化してする学生への対応や種々の会議等や提出物など目先の対応、さらには研究費の確保など、なかなか落ち着いて自分の研究時間がとれないのが実情で、組合活動や相互の交流も限られているように思います。第61期就任時の(組合そくほう904号)で紹介した木下武夫著『労働組合とは何か』(岩波新書、2021年3月刊)を再びひも解いてみたいと思います。
最後に、全国大学高専教職員組合 中央執行委員長 笹倉様からの本組合へのメーセージの一部のあった『笑顔の職場づくり』を目指していきたいので、皆さんご協力と組合へのご要望やご意見をお願いして、挨拶とさせていただきます。一年間、どうぞよろしくお願い申し上げます。