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昭和22年に銀杏橋が完成したことに伴い、天神貯木場と他の営林署線と接続すべく敷設された路線です。

路線概要

区間:銀杏橋〜天神貯木場
規格:1級線(森林鉄道)
動力:(不明)
軌間:762mm
距離:4.6km
開設:昭和22年
廃止:昭和42年
調査区間:銀杏橋天神貯木場

廃線跡

 
米代川に架かる銀杏橋です。

現在は立派な道路橋となっていますが、平成元年までは鉄道橋を転用した道路橋が架かっていました。

鉄道開通当初の橋は、昭和26年の米代川の氾濫で流出したため、その後、鉄製の4弦トラス橋に架け替えられました。

銀杏橋から500mほど東側の米代川沿いには、コンクリート橋が草木の中から顔を出しています。

この付近は、道路と米代川の間を縫うように軌道が敷設されていたようで、この他にも放棄されたコンクリート橋を随所で見ることができます。

この先も米代川に沿って進んでいきますが、軌道敷は現在の道路(右側のガードレールの位置)よりも低いところにありました。

廃止後もしばらくは道路として使用されていたようで、舗装されたまま放棄されています。

現在の道路より低い位置にあった軌道敷も、途中からは道路に吸収されています。
しかし幅員の狭さはあまり変わっておらず、所々に待避所が設けられています。

左の画像は天神地区付近からの視点で、近くには合川営林署の事務所だった「天神荘」がありました。

天神荘は、昭和7年に建築され、その美しさから皇族や美空ひばりも訪れていたのですが、老朽化が激しく補修や保存は困難だとして、平成20年9月に解体されました。
 
かつて東洋一の規模を誇った天神貯木場の跡地です。

ここで小阿仁線が接続していました。

▲TOP2005/8/21・28・9/29・11/3、2009/11/28撮影
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