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仁別線の起点である秋田駅の東口には、かつて広大な貯木場がありました。
現在は区画整理が進み、跡地は駐車場と化しており、往時の面影はまったくありませんが、敷地の一角には今も森林管理局職員のアパートがあります。 |
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秋田大学前を通る県道15号線です。
線路はこの道路の西側(画像では左側の歩道部分)をまっすぐ北上していました。 |
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県道は秋田高校グラウンド手前付近から左側へカーブしていきますが、線路はまっすぐ延びていました。
秋田高校西側にあるサイクリングロードが廃線跡で、標識の「仁別国民の森17.6km」という記述が、この道が仁別まで続いていることを示しています。 |
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サイクリングロードとなっていた軌道敷は、新藤田地区付近からは県道拡張に伴いとともに消滅しています。
しかし、秋田温泉付近から再びサイクリングロードとなって姿を現します。
軌道敷は、新興住宅地「グリーンスクエア添川」の裏手を縫うように走っています。 |
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旭川の南側に沿って進んでいた軌道敷は、矢坂地区で進路を北に変え、旭川を渡ります。
現在も自転車専用の橋として活用されており、橋を下から見ると当時のものと思われるプレートガーダーがそのまま使われていることがわかります。 |
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旭川を渡った軌道敷は、いったんは消えるものの、すぐに県道15号線の北側にサイクリングロードとして再び姿を現します。
画像は、補陀寺付近の様子ですが、この当たりには松原という停車場もありました。
ところで、この道が仁別まで続くサイクリングロードであることを示す看板や標柱は随所に見ることができますが、元は森林鉄道の廃線跡である旨の記述は一切見かけませんでした。 |
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軌道敷は、県道とは旭川の対岸を進みます。
そして丸木橋付近で県道と合流し、この道を自転車で来た人は県道の歩道を走ることになります。
画像は合流地点付近からの視点です。 |
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県道に吸収されていた軌道敷は、藤倉釣センター付近から独立し、旭川を渡って再び県道の対岸を走ります。
この橋もプレートガーダーの上にコンクリートを敷いたものですが、こちらはクルマで通ることができます。 |
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対岸に渡った軌道敷は、県道からは確認できなくなります。
この道を自転車で来た人は、深い森の中を蛇行しながら進むことになりますが、随所に落石や倒木の痕跡があり、雨天時は通行止めとなります。
画像は、仁別の1kmほど手前にある「長橋」と名付けられた橋です。 |
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旭又線との分岐点付近です。
仁別線はこの先左側へ進み、旭又線は右側へ進んで旭川を渡っていました。 |
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終点の仁別停車場付近です。
ここには駐泊庫があり、多くの車両が置かれていました。
現在でも空き地のままとなっており、引き込み線が広がっていたかつての姿を想像できます。
この先は仁別沢沿いに敷設された中の沢線が延びていました。 |