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秋田内陸縦貫鉄道比立内駅付近にあった貯木場を起点として比立内川の支流小岱倉沢に沿って敷設されていた路線です。 規格が低い2級線だったということもあり、廃線跡はほとんど判別できなくなっています。

路線概要

区間:比立内貯木場〜小岱倉沢
規格:2級線(森林軌道)
動力:(不明)
軌間:762mm
距離:14.2km
開設:昭和10年
廃止:昭和43年5月20日
調査区間:田ノ沢付近

廃線跡


比立内貯木場からは比立内川の左岸に沿って南下していましたが、集落がある辺りでは水田の中に消えてしまい、まったく痕跡が確認できません。

それでも、田ノ沢を越えていた橋梁の橋脚は健在で、画像には写っていませんが、現地では橋台も確認できます。

県道308号線の左側を進んできた軌道は、簡易水道比立内浄水場付近で進路を東側に変え、県道を横断していました。

浄水場の横には軌道敷も残っていて、現地ではこの先、杉林を直線で進む盛土も確認できます。

なお、この先は比立内川を渡っていたと思われますが、採石場の建設によって盛土は分断されており、深い杉林に阻まれて橋梁の有無も確認できませんでした。

▲TOP2009/11/7撮影
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