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二ツ井営林署藤琴線の延伸部分に当たる路線です。 藤琴川沿いに太良峡奥まで敷設され、途中にあった太良鉱山の発展にも一役買い、最盛期には太良鉱山だけでも1,000人の人口がありました。 しかし、昭和33年の大水害により壊滅的被害を受け、軌道は使用不能に陥り、太良鉱山も運命を共にしました。 軌道に代わって整備された林道は、県道317号線として白神山地を抜けて青森県まで続いています。

路線概要

区間:藤琴〜太良峡
規格:2級線(森林軌道)
動力:内燃
軌間:762mm
距離:14.7km
開設:大正元年
廃止:昭和38年8月
調査区間:藤琴真名子地区

廃線跡

 
藤琴線そのものは二ツ井貯木場から太良峡までの長大な路線ですが、ここで営林署の管轄が変わり、粕毛線も分岐します。

真坂地区で藤琴川を渡って川の西側に沿って北上していました。

現在はかつての橋梁があった場所の北側に新しい橋が架かっていますが、旧橋は軌道の橋があった場所にありました。

現在の藤里町営スキー場の下付近を軌道は通っていました。

軌道跡は、スキー場へのアクセス道整備と水田の区画整理により完全に消滅していますが、水路を渡る農道に架かる橋は、プレートガーダーの上を舗装した形で現在も使用されています。
 
藤琴川の西側に沿って北上していた軌道は、真名子地区で再び藤琴川を渡ります。

この橋は、「真名子橋」と命名され、当初は木橋でしたが、昭和30年12月17日にプレートガーダー橋に変更されています。

平行する道路橋からの視点です。今でも3本の橋脚が立っています。

なお、道路橋は、昭和34年に架設されたものですが、軌道と異なり「水神橋」と命名されています。

▲TOP2009/11/28、2013/6/1・2014/4/26撮影
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