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昭和22年に米代川を渡る銀杏橋が完成したことに伴い、合川営林署の小阿仁線や能代営林署の仁鮒線などと接続すべく、二ツ井貯木場から銀杏橋まで延長された路線です。 廃止後もしばらくは軌道跡が残されていましたが、平成元年に軌道跡の上に県道202号線が建設されたため、消滅しています。

路線概要

区間:銀杏橋〜二ツ井貯木場
規格:1級線(森林鉄道)
動力:手押し→内燃
軌間:762mm
距離:2.3km
開設:昭和22年
廃止:(不明)
調査区間:銀杏橋二ツ井貯木場

廃線跡

 
米代川に架かる銀杏橋です。

現在は立派な道路橋となっていますが、平成元年までは鉄道橋を転用した道路橋が架かっていました。

鉄道開通当初の橋は、昭和26年の米代川の氾濫で流出したため、その後、鉄製の4弦トラス橋に架け替えられました。

銀杏橋を出た線路は、水田の中を切り通しで進み、奥羽本線をアンダークロスしていました。

現在は同じルート上に県道203号線が建設され、切り通しも埋められてしまいましたが、奥羽本線の北側に道路となって一部が残っています。

手前の道路が廃線跡で、奥に見える築堤は奥羽本線をオーバークロスする県道です。
 
二ツ井貯木場跡地です。

現在は宅地化されており、往時を偲ぶことはできません。

ここから藤琴線が延びていました。

▲TOP2005/8/21・28、2009/11/28撮影
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