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国鉄鹿渡駅東側にあった貯木場を起点とし、上岩川地区まで延びていた路線です。

路線概要

区間:鹿渡駅〜上岩川
規格:2級線(森林軌道)
動力:(不明)
軌間:762mm
距離:13.8km
開設:明治45年
廃止:昭和37年11月
調査区間:鹿渡駅上岩川

廃線跡

 
鹿渡駅東側にあった貯木場付近です。

現在は宅地化され、往時の面影はありません。

なお、左の画像で山積みされている材木は製材所のものであり、貯木場としての機能は既に失われています。

製材所を出た軌道は、鹿渡川の北側を東進し、猿田地区で南東方向に進路を変えていました。

そして現在の県道4号線と合流する当たりで北東方向に進路を変え、上砂子沢川の西側を進んでいました。

左の画像は二本杉地区に残る軌道跡の築堤で、県道4号線と斜めに交差しています。

県道4号線と交差した軌道は、上砂子沢川を渡り、山沿いに上岩川地区を目指していました。

この先には廃線後もしばらくは軌道橋が残っていましたが、現在は撤去され、水田への出入りのため川の手間で築堤も削られています。
 
川底には橋脚の跡がわずかに残っています。

しかし、残念ながら対岸にも橋台は残っておらず、ここに橋があったことを思わせるものはありません。

▲TOP2009/11/29撮影
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